t2521’s blog 高浜の住民監査

高浜市の公共施設を市民目線で考える住民活動

・高浜市はまちの指標として「人と想いが つなぐつながる しあわせなまち 大家族たかはま」と宣言しています> しかし、実態は「大家族」は、市民ではなく特定業者であり、「倍額補助」「倍額建設」の過剰優遇を連続は財政を私物化です。 ・「公共施設」は、「早期解体」「倍額建設」してから「長寿命」と市民無視で強行。 ・十年以上前から、高浜の公共施設の面積は「人口5万人未満」の自治体では全国最低。 よって、公共施設「早期解体」は不要なはずが、未だに早期解体を強行となっています。 ・このような公共施設の異常的な暴政実態に、市民として警鐘を発する必要性を痛感し、情報発信するものです…

「豊田会」 との不平等な協定

今回、改めて「豊田会(T)」との協定内容を確認してみましょう。「T」との協定は数年毎に改訂と聞きますが市民に発表されたのは、この初回の協定だけのようです。

---医療施策の失敗--------------☆---

高浜市にはかつて「市立病院」がありました。8年前、医師陣の賢明な医療や経営努力も無にされた国策に翻弄され「運営赤字」が拡大し「運営中止」に至ったと聞きます。

根本原因は、国策に盲従の市政運営の対応が、適切性を欠いていたと思われます。

★ 市立病院の運営可否を検討段階で「継続」を選択が大きな誤算だったようです。

この誤算が「Tとの協定書」でした!!  高浜は病院継続のため、

●「T」と「協定書」を結び「経営移譲」しました。その内容を確認します。

---不平等協定書の中味-----☆---

1. 「豊田会(T)」高浜市は協力して10年以上病院の運営に努めること。

2. 病院の土地は、無償貸与。建物は無償譲渡。

3. 病院を継続するため、高浜市は財政支援する。

 (1) 運営費補助金 

  ① 病院を運営するために必要な経費

  ② 地域医療・救急医療を確保するための経費 (刈谷市×30%)

 (2) 施設整備費補助金 

  ① 高度医療機器やシステム整備のための経費 (3千万円を限度)

  ② 病院の建替えを含む施設改修経費 (20億円を限度)

  ③ 施設の緊急修繕が発生した場合の経費 (都度協議) 

これでもかの「不平等協定」です。結果、わずか7年で「26億円」を提供です。

    この不合理な協定は「平等方向で条件改訂すべき」です。継続はありえません!

● 今回、更に、分院の建替え地として、市民が利用中の「中央公民館」の敷地を要求され、市は受託したようですが、ありえない判断です。

 しかし、市民の反対運動も虚しく、最近、解体されてしまいました。

⇒ よって、分院のため、中央公民館 (築36年、資産価値7億円) - 解体3億円を負担!   

高浜市は、市立病院を閉院10年間で民間病院に約60億円を提供となりそうです?!

---民間病院様へ-----------------☆--- 

★ 医療法人「」は、偉大なるトヨタの名を冠に戴かれる団体である以上、その精神的な基本理念は、豊田家の思いに通じる心の流れを汲んでいると思います。

★ 佐吉翁は会社経営の基本理念を「豊田綱領」に託し、現在も、トヨタ・グループ社には、社是や企業理念にその精神は脈々と受け継がれています。 

★「T」にも、同様の理念、方針は受け継がれ、まずは「社会的な貢献、市民への

 貢献と奉仕」を提唱されているはずです。

⇒ しかし、今回の「高浜分院」に限っては、市との協定書や補助要請の実態を鑑みるに、全く「豊田精神」に相応しい行為・行動とは言い難い、筆舌尽くしがたい、恥かしい実態となっていることは、真に残念でなりません。

今一度、この「豊田」の基本理念に沿った病院運営はいかにあるべきか?

高浜との医療運営をいかに果たすべきかを、ご再考戴き、方向修正を賜りますよう、切に、お願い申し上げる次第です。 

♥「医は仁術なり。」
  「仁愛の心を本とし、人を救うを以て志とすべし。わが身の利養を専ら志すべからず。…」
貝原益軒養生訓』)

この精神を、まだ残されていることを期待申し上げます。

〒444-1335 高浜市芳川町1-2-34 電話 0566-52-5419 fax (同) Mail yy-yano@mtc.biglobe.ne.jp 文責 矢野義幸