* 矛盾の説明は、いつか、ほころび、やがて真実を生み出します。(書き直しました)
● 手元に、市政クラブ議員さんが今年1月発行の「市政クラブだより」があります。
市議会の最大会派の施政方針です。その一部を紐解いて実行度合を検証してみます。
● 「長期財政計画」「公共施設総合管理計画」の確実な推進を提言の基本方針です。
---市政クラブの方針-------------------------☆---
<基本方針>4.事業変更や廃止は徹底的に説明を行うこと
① 職員に対し、その事業の改廃の必要性を十分に説明し理解させること。
② 職員の意思統一の図れない事業については、その状況を議会に報告すること。
職員に対し、その事業が市民に必要な改廃であることを理解させるための機会を設け、意見交換のできる時間を十分にとること。
③ 市民への説明の際には、事前に反対意見を予測し、反対意見に対する対処方法を 取りまとめておくこと。
出来るだけ多くの市民に理解いただくために、資料を工夫し、説明に十分な時間と努力を掛けること。
以上のように宣言され、会報として市内の広範囲に配布されたようです。
---市政ク、行政の施政実態----☆---
● 高浜小学校や青少年ホームの施設説明会に、議員さんは参画されたのでしょうか?
少なくとも、青少年ホームの説明会には、どなたもご参加されていません。
現場にご参加されず、議会だけでご審議では不十分かと思います。
●「一度でも結構ですから、是非、議員さんからご説明を戴きたいと思います」
⇒ 市民が発言出来ない議会で説明されても市民の納得は得られないと思います。
● 高浜小学校の説明会は「保護者限定-30分・質疑応答禁止」でした。
a・高小の建設は「保護者だけ」で建設費用を負担でしょうか?
⇒ なぜ、市民は説明も聞けずに費用負担なのでしょう?
b・施設計画を「30分」で理解は無理でしょう?
⇒議員さんも行政も説明責任を果たされていません。逃げられています!
c・説明内容は「四年間の工事日程計画だけ」
⇒・校舎の構成、教室の配置等は全く説明から除外!
・これに市は「48億円」の巨額を投入です。市民は理解しようがありません。
・一番重要な費用対効果は、恐らく秘密で建設でしょう。財政の私物化です。
(*施設建設費を明細説明せず一括金額だけ報告方式は、もう通用しない時代です)
● これら行政説明を問題にされず「徹底的な説明責任を果たす」と宣言は虚言では?
会報に「市民に必要な改廃であることを理解させるための機会を設け」と、上から目線の施策を掲げてみえますが、議員さんはどれだけお偉いのでしょうか?(本性ですね?)
● 高小の施設説明会は今年1月に1回開催です。2回目の説明計画はありません。
⇒ 会報に「説明に十分な時間と努力を掛ける」も実行されていません!
また、「意見交換のできる時間を十分にとること」とありますが、これも虚言!
⇒ 最近の市の説明会は「質疑禁止。質疑応答時間無し」で開催されています。
● 真に舌の根も乾かぬうちの、会報発行わずか数か月後には記述と真逆の実態です。
● そして、最後に「できるだけ多くの市民に理解頂く」とされています。
⇒ しかし説明会の実態は「約100名程度に限定」です。高浜市民の約0.2%相当。
そして、説明会は、二回目以後の説明計画無く一回限定です。
● これで説明責任を果たした。とは、余りにも、大胆過ぎるご判断かと思います。
確かに「100名」の市民の方にお集まり頂くことは大変なことです。
しかし、市の主催です。せめて、約1%の500名様程度には、計画をご案内する
方策を考えるべきではないでしょうか?
⇒ 住民投票以来、市政ク会報の発行機会が増えたことは、ようやく本来のあるべき議員活動の取り組み姿勢として評価されることと思います。
● 記事内容も、経験も加わり言葉巧みなご説明はさすがと思います。
ただ、実態が伴わない空虚な記述は、市民の信頼を裏切る行為かと存じます。
これでは何時まで経っても高浜市民は施政の犠牲です!