★公共施設計画は、H23年、「公共施設マネジメント白書」から開始されたようです。この資料をもとに、今回、特に、各学区毎の施設設置の地域分布につき、疑問に感じた点をご紹介したいと思います。
● 本来、公共施設は税金により建設され、その設置分布は納税者に、公平、平等な分布が求められ、これを基とする施設計画の遂行が適切と考えています。
●「まちづくり」の視点においても、この考えである「市民平等」のもとに、計画されるべきではないかと思っています。
⇒さて、高浜の施設計画は、適切、平等な、まちづくりが展開されているのでしょうか?
★資料 : [検索] ⇒ 高浜市公共施設マネジメント白書について (第4章 - 2 施設の配置状況)
---公共施設の配置状況---☆---
☆各学区毎の施設配置構成を比較検討の目安として下記の表を作成してみました。
(* 中央公民館(翼-湯山町)と、スポーツセンター(港-碧海町)が高小(青木町)へ移転を反映)
配置状況 | 単 位 | 吉 浜 | 翼 | 高 取 | 高 浜 | 港 |
人口 (H23) | 人 | 11,974 | 9,083 | 7,549 | 10,073 | 6,257 |
割 合 | % | 26.6 | 20.2 | 16.7 | 22.4 | 13.9 |
施設面積 | ㎡ | 13,066 | 26,985 | 10,261 | 40,861 | 22,565 |
割 合 | % | 11.5 | 23.7 | 9.0 | 35.9 | 19.8 |
施設構成/人口構成 | 0.4 | 1.2 | 0.5 | 1.6 | 1.4 | |
*施設補正 |
*翼-中央公民館を高浜へ。港-スポーツ施設を高浜へ移動。 翼-小・中学校の学校施設が、75%を占めています。 |
★この表から、見えてくるのは「高浜」と「港学区」に公共施設が集中の実態です。
高浜・港の人口は16千人(36%)。この地域に、施設は「56%」を設置予定です。
⇒ 特に高浜は「青木町」に集中です。行事毎に高小近隣の混雑ぶりが目に浮かびます。
● 逆に、吉浜・高取の人口は20千人(43%)。施設は「21%」と約半分では不公平では?
★これが高浜の不適切な「まちづくり」の実態ではないでしようか?
余りにも偏在的な施設建設は、適切性に欠け、何より納税者への還元が不平等です!
青木町が高浜の地理的な中心地なら納得も出来ますが、地理的にも偏在地なのです。
⇒ このような「まちづくり」は、不公平なのです!
公共施設の偏在的な設置計画は、不適切な施政です!
戦略的視点によるコンパクトシティの再構築が必要です!
---施設計画の問題点---☆--- (*市民運動を通じて感じたこと)
● 具体的な構想計画を情報公開されず、市側だけで作成検討され、推進は納税者無視!
● 図書館やスポーツセンターも今頃になって「堤防の外側だからあぶない」とは無責任!
● まちづくり計画や説明を市外の大学教授陣に託し、市民の声を聞かない計画を推進!
● 高浜の「まちづくりビション」や「まちづくりコンセプト」が曖昧なまま、「かわら美術館」「高浜分院」「高小の集合建設」「ボートピア建設」等々、市民の声も聴かれず、独断的に巨額施設を解体・建替え推進は、乱暴な「まちづくり」と感じています!
(*追記 - 中央公民館 解体(築36年)、新庁舎の狭小・20年リース建設、高小-プール廃止 - 民間委託800万円/年、旧庁舎のアスベスト解体工事(約5千万円追加)、中央公民館の地下水対策工事(約5千万円追加 - 7月、審議予定)、商工会への過剰補償 - 解体・移転・建替え補償を議決…。) ⇒ 血税の浪費は止まりません!!