☆今回は「豊田会(T会)」との新しい覚書内容を確認したいと思います。
・医療法人 豊田会(甲) ・高浜市(乙)は高浜分院の移転に関し覚書を締結。
---覚 書------------------☆---
・第1条 分院を湯山町6-7-1~10 (7,615㎡)に移転する。
・第2条 甲は移転後、自主自立した病院の運営に努めるものとする。尚、運営について支障が生じた場合は、甲乙双方にて問題解決に当たる。
・第3条 連絡調整は、運営協議会を開催する。
・第4条 外来は、内科、外科、整形外科、および眼科を標榜科とする。
加えて、血液透析、腹膜透析業務を実施する。
2 一般病床(回復期病棟)を導入し、病床数は142床とする。(以下、略)
・第5条 建物用地は、5年間は無償貸与。6年目以降は有償。2/3は減免。
・第6条 建屋、固定資産は課税。但し、5年間は免除する。
・第7条 移転新築補助 年間2億円を10年間 - 20億円
利子補給補助 移転新築補助金の残高 ✖ 利率
経営基盤強化 年間3千万円を10年間 - 3億円
・第8条 甲は、移転前の建物を取壊すものとする。時期は移転後6年目。
2 取壊しまでの建物管理は乙が行う。
(以下、略)
---市民としての感想---------☆---
★民間病院の利益追求のため、新病院の土地確保策として、市民が利用中の公共施設を解体せしめ、更に、愛知でも最少規模の自治体に、巨額23億円もの補助を求める姿勢は、医療従事される団体の行為として、いかがなものかと…。尊敬し、信頼していただけに、裏切られた思いとも錯綜し、誠に、残念なご判断と失望しています。
⇒ 高浜は、T 会に対し、移転前の補助を加えると「60億~70億円」もの財政投入です!
民間企業の要求に応じ、公共施設を解体し跡地を無償提供したり、年間予算二割~四割相当を提供したりを行政と議会だけで決定推進は、適切な施政といえるでしょうか?
★市民は本当に、市立病院を廃止決定時、今のような病院経営を望んだのでしようか?
⇒ 市民は「当時の市立病院の医療方針・医療形態の継続を希望したのです!」
(*例えば、急性期医療の継続や、救急外来、一般病床の継続が「市民ニーズ」です)
★市民ニーズに適応しない、この医療形態に対する、財政投入の適切性や、費用対効果を市民には説明もされず、行政と議会だけで推進は傲慢さを感じます?
情報公開と説明責任を求めます!
*市政クラブさんの「徹底的に説明する!」の実現・実行を期待します!