☆「高浜分院-経営移譲」の 8年前に戻って、施策を再考してみたいと思います。
・参考情報として、市議会議事録を用います。 [検索] : 平成20年12月 第4日 本会議 議事録
---施設-------------------☆--- *市立病院を、豊田会に「譲渡」し、病院運営を経営移譲。
・S60年('85年) 2月、市立病院 - 北棟 - 診療開始。 築32年
・H11年('99年) 1月、市立病院 - 南棟 - 増築「療養病棟」開設 築18年
・H21年('09年) 4月、豊田会に「経営移譲」~ 現在 - H29年 8年経過
● 高浜負担・無償譲渡 >・事業債 9.8億 ・施設残存価格 15.6億・医療機器、備品 2.3億
⇒ 血税建設の施設を無償譲渡-「約28億円相当負担」+土地-無償貸与(8,170㎡<年440万円>)
---病院経営を民間移譲---☆--- *「経営移譲」と言いながら財政実態は「経営委託の補助漬け」
★ 経営移管は様々な方法があったようですが「民間移譲」を選択。理由は…、
● 豊田会は「経営の自由を狭めたくない。行政からの関与を最小限にしたい」
⇒ 結局「金銭補助は最大限に」「経営は自由に」という一方的な要求を承諾!?
● この方針に基づく「不平等協定」を締結され、「経営移譲」の8年間で、経営補助(赤字補償)・高度医療補助等で「計28億円」を補助実施! <市民に報告案内無し>
●高浜負担> なんと、H29年には「合計56億円を負担」となったのです。
---公共施設を解体---------☆--- *病院の建替え地に「中央公民館」を要求! 住民投票に発展!
★経営移譲時は「建替えは『現在地』」が条件でした。 (*病院管理Gの答弁 P.3)
⇒ これを豊田会は、市民が利用中の「中央公民館 (築36年)」の土地をご要求 !?
● 市は、建替え地を「中央公民館-解体」という無謀なご要求まで、受け入れたのです。
● 高浜負担・公民館の解体>「残存価格7億円」-「解体工事費 3.5億円」「合計66億円」
---新協定の締結----------☆--- *建替えのため、新たに覚書を締結! 23億円! 市民説明は無しか?
★まだまだ、ご要求は続きます。病院の建設補助「20億円」、経営基盤強化「3億円」
●高浜負担・病院の建替え補助> 「23億円+利子補填」、土地は無償貸与(5年)、固定資産税も免除。一つの民間病院に、どこまで、ご奉仕が必要なのでしょう??
⇒ 愛知県の最小規模の街が、病院に「合計90億円」を負担とは、甚大な財政負担です!
(*注> 実際には、旧市立病院の建設費も加われば、「100億円超」の医療施設事業と予想されます)
---ハコモノ行政--------☆--- *誰のため、何のため? どんなメリットが…?
☆市は、更に、公共施設300億円事業の推進計画を提示されています。ただ心配は…、
● この病院事業のように、情報公開も事業説明も無く強引な施政推進をされる事です!
● コンパクトシティ高浜では、「病院だ!」「美術館だ!」「リース建設の庁舎」「集合建設の小学校」と続く「ハコモノ行政」の先は、莫大な財政負担が待ち受けています!
*リース建設-新庁舎の30億円・二分割割建設は、便利になったでしょうか?
*高小建設も当初は13施設-集合建設-37億円。今や50億円に膨張し、理由・効果説明無し!
ハコモノ借金で「市民サービス」は尚一層、低下・劣化の事態も多分に予想されます。
⇒ 後世の市民に誇れる「まちづくり」へ転換が必要では!
☆今一度、原点を振り返って「もったいない」精神を呼び起こし、堅実な事業計画の推進が市民の責務です!!
「病院」も「美術館」も、無いより、あったほうが良いかもしれません。しかし財政負担「200億円相当!」
● 人口47千人。予算140億円のコンパクトシティの経営戦略として「ハコモノ施政は、市民サービスが低下する要因ともなりうる重荷」のような気がします。多くの市民が犠牲のような気がします。市民の声を聴き…、
もっと 市民のための施政方針、施策に切り替えるべきと思います!