t2521’s blog 高浜の住民監査

高浜市の公共施設を市民目線で考える住民活動

・高浜市はまちの指標として「人と想いが つなぐつながる しあわせなまち 大家族たかはま」と宣言しています> しかし、実態は「大家族」は、市民ではなく特定業者であり、「倍額補助」「倍額建設」の過剰優遇を連続は財政を私物化です。 ・「公共施設」は、「早期解体」「倍額建設」してから「長寿命」と市民無視で強行。 ・十年以上前から、高浜の公共施設の面積は「人口5万人未満」の自治体では全国最低。 よって、公共施設「早期解体」は不要なはずが、未だに早期解体を強行となっています。 ・このような公共施設の異常的な暴政実態に、市民として警鐘を発する必要性を痛感し、情報発信するものです…

住民監査 - 総合計画の不可解 

☆住みよいまち・全国ランクの下位層 (550番~590番) に位置する、高浜市の「まちづくり」はどのように進められているのでしょう?  

・今年度の施政方針に「第六次高浜市総合計画(後期)」を発表されました。

・同計画は「2011年~2021年」までの10年計画で、今年度から「後期」に入り、総仕上げの期間となるようです。

前期、中期計画は「中央公民館解体に反対の住民投票」ぐらいしか印象が無いのですが、さて、どのような「まちづくり」となるのでしよう? 

「住みよい街」の「全国ランキング」は、上がるのでしょうか?

---第六次総合計画-----☆--- (*[検索] : 第6次高浜市総合計画)

●「第6次高浜市総合計画(後期)」は策定から進行管理に携わった市民は延べ約450人。市民と行政が共に創り、実行し、育てあげてきた計画と説明されています。

・資料は、75ページにも及ぶ立派な資料なのですが、H26年に発行された「本計画の中期計画」資料と比べると、殆ど同じ掲載内容と資料構成なのです。

・同じ総合計画ですから「当然と言えば当然」かもしれませんが…。

この「後期計画」への 450人の叡智は、どのように反映されたのでしょう…?

● この総合計画も「パブリックコメント(PC)」を募集されました。

・市民-10名が応募。苦言や疑問、危機感からか、異例の82件を寄せられました。

[検索] : PC http://www.city.takahama.lg.jp/grpbetu/seisaku/shigoto/6-sougouplan-kouki/pabukomekaitou.pdf

f:id:t2521:20180508165100j:plain ←「第6次高浜市総合計画(後期)」製本版

---基本計画(後期)---☆---

●「基本計画(後期)」は「4つの基本目標に基づき、まちづくりについて、むこう4年間でどのように取り組み、課題を解決していくかを示しています」とされています。

---矛盾と疑問な点-------☆--- (*「第六次総合計画」発行 : H30年3月 )

1. 人口の見通し  (P.10)

★『 2021年 (H33年) の計画人口 -「48,000人」』

・「中期」計画 (H26年3月) と、まったく、同じ紙面内容です。(コピー版?)

実際の人口統計は「H29年11月」に、既に「48,063人」。何のための「見通し」か?

2. 基本計画の体系  (P.18)

★『 取組みの方向性 - 取組み項目として「33本掲げます」』 

・「中期」計画(P.18)は、「44本」とありました。

基本計画の項目を削減された理由は説明無く、疑問を感じます。

3.「まちづくり指標」一覧  (P.22)

★「各項の目標値」は「過去」「現在」から推計し「目標設定」が常識ですが、この計画は「過去」を明示せず、17年から開始は、理解も納得も出来ません。

⇒ 市は「P-D-C-A」サイクルを廻してと説明ですが、過去値の掲載無しは不可解です?

・この「過去」非掲載は、他の施策項目にも適用され「矛盾」を引き起こしています。

  (*「中期計画値」と比較すると、全く整合性の無い「目標値」設定となっています)

4. 「将来を見据えた健全な財政運営」 (P.31)   

★『経常収支比率』- [現状:88.8%] [目標:80%台維持] [] の計画は適切でしようか?

  (* 財政構造の弾力性を現す指標。低いほど施政運営に使えるお金が多くなります)

・「他の自治体」- 刈谷-74.8%,安城-77.7%,碧南-85%等。90%超は危険と言われます。

適正、適切な財政運営は、この経常収支比率の「下降」を図ることです-【➘】

---財源-中期計画の不可解---☆--- 

★『自主財源の額』- [現状:100億円] [目標:105億円] [指標:➚]と表示の中期計画。

これは「地方税、使用料,手数料,負担金等」を値上げ予告の計画構想なのでは?

・市は「受益者負担」を理由に「公共施設使用料を値上げ」の可能性もあるのです?

意味・情報を説明せず、無作為アンケートで「賛意」を得たと施政強行は誤謬です。

  (*しかし、後期計画から項目削除の処置は「自主財源の増額見送り」でしょうか?)

  (*「ふるさと納税」への注力転換で、課題解決を見出せます!)

---総合計画づくり-------☆---

●「言葉」だけではないでしようか? 言葉はきれいだが意味不明です!

・「みんなで考え、みんなで汗かき、みんなのまちを創ろう」と言われても、「何が目的で」「何をすべきなのか?」「何を目指されるのか?」まったく理解不能です。

・恐らく高邁な思想に基づく発信とは思いますが、市民の理解は追いつきません!

● この指標管理も、言葉だけのような気がします。

・例えば「市の情報発信に満足している」これを、どのように定量的に把握されたのでしょうか?

⇒「住民監査請求」や「金入り設計書」を依頼の結果、「墨塗り」の回答の実態を、どれほどの市民が知っているのでしょうか?  知らない市民の声をカウントされるのか?

・「新高小の建設」も、「財政効果の無い施設建設」を説明されず強行され、片や「情報発信」の満足度を尋ねられる感覚を理解出来ません。 

・その指標の目標値管理も「官能評価」で「財政運営が行われていると思う人の割合」を知って施政運営を評価することは「適切」なのでしようか? 

結果成果を「定量的」に評価判定できるよう工夫により「PDCA」を廻せます。

  このような「市民満足度」の低い総合計画のあり方は、いつか正されるべきです!

「住みやすい、まちづくり」は言葉でなく、丁寧な施政運営の実行にあると思います。

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