★市発行の「当初予算の概要」について検討します。
・P.18-「ペーパーレス会議システム借上料」-「126万円」について
---「ペーパーレス会議」---☆---
● 確かに「執務活動」において、「ペーパーレス」は究極的、かつ、永遠の課題です。
(*「紙資料」に馴染んできた旧人類 (自分基準) は、一気に変更は不可能と思われます)
・市は一気に、今年下期から利用開始され「システム料-126.4万円」を投入計画です。
(*不可解は、6月末に業者選定なのに「予算費用は千円単位」まで提示されている事?)
⇒ 恐らく、円滑に移行されると思いますが、問題は「費用対効果」!?
・今まで、会議資料の印刷に「120万円超」を浪費していたということでしょうか?
---「素朴な疑問」-----☆---
・庁内において、紙資料の最多使用量が「庁内の会議資料」なのでしょうか?
・初年度の「紙の節減効果」の目標は、どれくらいが狙いなのでしようか?
⇒ 予算資料の「定性的目標」では、市が主張の「PDCA」は、回らないと思います…?
☆ いずれにしても、血税を大切にご活用いただきたいと思います。
---「一般的な進め方」---☆--- (*経験からの参考情報です)
☆「現状把握」が必要! 既に、調査や標準化は済まされたとは思いますが…?
・紙の購入実態の把握 (紙質・金額・枚数・サイズ・関連消耗品)
・紙の使用実態の把握 (部署別の紙使用量(月別)・破棄紙(裏紙)の再利用方法…)
・資料の作成方法 (文字(書体)の標準化、印刷方法-片面~両面印刷、カラー印刷の削減)
・配布方法 (配布範囲(印刷部数)の制定)
・会議資料の保管方法 (全庁内のファイリング体系の整備・保管と廃棄管理)
・庁内および市内に配布紙の再使用とリサイクル方法の整備
・他の紙類 (書籍・広報紙・封筒etc.) の再使用とリサイクル方法の整備
● お役所ですから、これらは、既に、整備完了済みと思いますが ご参考まで。
---「ペーパーレスの功罪」---☆---
★ペーパーレス化の問題は「紙資料」でないと「頭が回らない」「判断もアイデアも出ない」と言う方が必ず居ます。「ITツール操作が苦手」という方も…。
●「ペーパーレス化」への切替え推進により、逆に「状況把握」や「方向判断」に、時間が長引いたり、誤判断となっては、「まちづくり」への損失にもなりかねません。
⇒「ペーパーレス化」は「施政の効率化」「歳出削減」が本来の目的です。この効果判断を測定する要素として「現状分析」と「データ収集」は必要要件となります。
・計画は「この目的効果を定量的に表現されず、定性的な文言表現が気になります」
⇒ しかし、来年度、この効果測定の結果を定量的に示して戴くよう期待しています!