・今回は、10月5日号の続きです。
・最近、ようやく脱線施政の背景が結びつき、根源にたどりついたようです。
⇒ それは「民間病院」への過剰な財政補助が、様々な市民生活、市民サービスの低下となっていることに、ますます確信を強めています。
・「医療」を隠れ蓑として、人口5万人足らずの小さな街に「53億円」献上や、「土地」は無償提供。「現病院」のハコモノも無償。そして、次は市内最大の公共施設まで早期解体して跡地献上を要求される、欲深い病院には呆れるしかありません。
・しかし、これに反論される事もなく、ただうなづくだけの施政は「脱線」以外のなにものでもありません。市民の代表として、いかがなものかと疑問と落胆を覚えます。
・ちなみに、中央公民館の資産残価は当時「7億円」、解体工事は「2億円」。つまり、「民間病院」に「20年間-63億円」を献上し、市民が犠牲となっているのです。
⇒ これは、明らかに誤謬の施政判断であり、結果、市民生活が犠牲となっています。
・市は「学校エアコン」設置の「40年間-16億円」を渋りながら、民間病院には、巨額の財政補助を約束。この血税投入は市民にとって、いかなる効果となるのか…?
・市財政を見れば「水道収入- 約9億円/年」「介護保険料- 約6億円/年」規模です。民間病院への「63億円」献上より、「市民還元策」を優先が善政となるのですが…
●48千人の市民生活を犠牲にしてまで「民間病院補助」を優先の理由はなにか…?
・市の説明情報は、10年前に経営移譲案内だけでは、余りにも簡略すぎでは…?
⇒ 民間病院としての自負を発揮戴き、自己資本で設立開業を目指して戴きたいものです
(*新病院の「建設費の半分」の「血税負担を献上」は、民間病院に「優しすぎ」です )
---民間病院との新協定---☆---
・今年、3月、この民間病院との新協定を締結されました。しかし、市民に公表されたのでしょうか? 「24億円」献上の説明責任を果たされるのがお役目と思いますが…?
■ 民間病院との新協定(抜粋)
●(診療体制)
1 外来は内科、外科、整形外科、眼科。新規に血液透析、腹膜透析を追加。
2 入院は一般病床(回復期)を導入し、病床は142床とする。
(*回復期 - 脳血管障害や骨折等の急性期で治療後、病状が安定し始めた発症から 1~2ヶ月後の状態を回復期という。この回復期に行うリハビリテーション治療の病棟 )
⇒ つまりベット数は「介護療養-100床」+「回復治療-40床」という事かと思います。
(*「急性期医療」が市民待望の診療形態ですが、経営利潤を追求の結果のようです )
7 災害時において医療救護所の「後方支援」を実施する
● (費用の負担)
・移転に係る費用は、病院が負担する
● (資産の貸与)
・用地 移転後、5年間は「無償貸与」。6年目以降は有償。但し「2/3減免」
● (固定資産税)
・課税する。但し「移転後5年間は、課税額相当を支援する」⇒ 結局、課税も無償!
● (財政支援) ⇒ 下記のように血税負担です! 民間病院には、あくまで優しい!
・新築補助 年間2億円を10年間、合計20億円
・利子補給 新築補助金の残高 × 利率 ⇒ 初回 1,467万円×10年間、計1.◎億…?
・経営補助 年間3千万円を10年間、合計3億円
●(現分院の取り壊し)
・現分院は「取り壊し」。時期は未定。取り壊しまでの管理責任は「高浜市」。
(*民間病院への血税補助 ⇒ 現分院に30億円+新分院に24億円+中公解体に9億円 )
⇒ どこまでも、市民負担の不平等な協定は継続のまま。「交渉力」も疑問です!
・この病院、S60年に「市立病院」として竣工。また「築33年」を早期解体か !?
⇒ 巨額の血税をもって建設の「ハコモノ」を早期解体は、市民の血をドブに捨てる事!!
そもそも、この早期解体の感覚が傲慢であり私物化では? ハコモノは市民の財産です!
---民間病院の犠牲---☆---
・この不平等協定「63億円」の結果、市民生活や市民サービスが犠牲となりました。
⇒ 市の財政内容が、悪化したことは、ご周知の通りかと思います。
● ハコモノ建設の頭金すら無く、結果、苦肉の策として民間資本に建設費の委託を選択!
⇒「リース庁舎」や「PFI・小学校」の建設。但し、財政負担の総額は増加です!
・まったく節約どころか、早期解体を強行。そして施設は狭小化!という誤謬の建設!
・なぜ「庁舎を持たない街」に転落してまで「狭小ハコモノ建設」を急がれたのか?
⇒「国」や「市の公共施設あり方委員会」は「公共施設の長寿命化」を指摘提言。
・施政はこれを無視され、市民説明も限定し「ハコモノ建設」を強行!財政浪費です!
---市民の素朴な思い---☆---
■ 市民感覚では「56億円」もあれば、有効利用を図り、市民生活の向上に投入!
⇒ 例えば、今期内に「学校エアコン」設置も可能。約6億円程度は即決の範囲です。
・減税を図り、水道料金や介護保険料を値下げ、学費支援、学校教育設備の充実に!
⇒ しかし実態は「世界企業」をバックとする「民間病院」に献上は高浜は「サイフ!」
市民生活を犠牲に「病院補助」と「ハコモノ強行建設」の「脱線施政」は、まだまだ続きそうです
これでは「高浜 あぶない!」
「大家族」精神を呼び戻す時を待つしかないのか?
市民が立ちあがるしかないのかもしれません…