・「ハコモノ建設」は巨額が動き、その動きが不透明な為、大きなリスクがあります。
・「施政側」も「情報発信」や「情報公開」に消極的な面があり尚更です。
⇒「庁舎建設」もメリット説明を繰り返され、調べると巨額の損失を生んでいました。
---ハコモノ建設の損失---☆---
・先回は「高小-PFI-15年-複合建設」は「▲16億円」の損失とご案内しました。
(*基本は「複合化」は安価なのに「個別建設」より高額が高浜のハコモノ建設…? )
・今回は「狭小リース庁舎」の損失「▲6億円」について検討結果をご案内します。
(*本来「リース施設」は民間施設を「公共施設-相場」で支払いは不適切の極み!… )
⇒ 今回の「早期解体」+「強引建設」の結果は、なんと「22億円超」の無駄遣いです!
---公共施設の建設費---☆---
・「公共施設」の更新(建替え)や改修時の計画作成時に多用されるのが「総務省-単価」と言われる下記の「概算単価」です。
・これは国内の公共施設の建設実績を総務省が集計し、目安として「平均値」を算定。
・注意点は「平均値」であり「絶対値」ではありません。予算計画時の参考額なのです
● 「総務省-単価」は、当市でも「公共施設計画」に利用されているようです。
・「市庁舎」の建替え検討資料にも利用され試算されていました。
(*しかし、この「平均値」を「施設見積額」として運用されている事は不適切です )
---旧庁舎の耐震補強改修額(試算)---☆---
・今では「旧庁舎を耐震改修」が正解であったと思います。 (*後悔、先に立たず… )
床面積 (㎡) |
7,674 (100) |
大規模改修 (万円/㎡) |
25 (100) |
施設改修費 |
19億19百万円 (100) |
・[市の計画書の記載額 - 旧庁舎を市が整備した場合-「19億28百万円」=「25万円/㎡」]
・市は「旧庁舎 - 築40年」のため「使用可能期間を20年」と設定が間違いでした。
・施設は「70年~80年」と長寿命化が、未来の高浜のための施設管理のあり方です。
⇒ しかし「リース-20年契約」のため「旧庁舎寿命- 60年設定」は詭弁同然なのです。
・これは「大家族」を裏切る施政の証しとも言え、許されざる暴政の一つです!
---狭小リース庁舎(民間提案)---☆---
・他市の方は「リース庁舎」を笑われます。間違いは明らか…恥ずかしい"まちづくり"
床面積 (㎡) |
3,668 (旧庁舎比 - 48) |
更新 - 建替え (万円/:㎡) |
40 (160) |
施設改修費 |
14億67百万円 (76) |
[・市の計画書の最終支払い額 - 狭小リース庁舎 -「15億45百万円」=「42万円/㎡」]
⇒「民間提案」と言われ「公共施設-相場」を採用が 怪しい提案、無駄遣いの証しです
(*更に「公共施設-相場」も超えるリース単価は、不適切を超え、「異常」です! )
---狭小リース庁舎は「民間施設」---☆---
・今回お伝えしたい疑問は「総務省-単価」は、自治体が公共施設を建設時の単価であって、「狭小リース庁舎」は「民間施設」を「自治体」が借用するものです。
⇒ 従って、建設単価は「民間施設 - 建設相場」が適正適切な単価相場なのです!
---民間施設の建設相場---☆---
・建設設計会社の資料から引用したものです。
木 造 (W) |
17 万円/㎡ |
鉄骨造 (S) |
26 |
鉄筋コンクリート造 (RC) |
29 |
鉄骨鉄筋 コンクリート (SRC) |
30 |
・旧庁舎は頑強な「SRC造」、狭小リース庁舎は安価な「鉄骨造(S)」です。
であれば「リース施設相場は『26万円/㎡』が、適正、妥当な建設単価!」
・しかし、実態は「42万円/㎡」と「1.6倍」は、不適正、割高な建設単価。
⇒ これを知らなかったは怪しいのです。これがハコモノの怪しい仕掛けなのです
・この民間相場を適用試算 -「鉄骨(S)- 26万円」✖「3,668㎡」=「9億54百万円」
⇒「リース施設」の建設費は「10億円未満」が相場。更に値下げも可能です。
・市の支払い予定額 -「15.45億円」-建設相場「9.54億円」=「▲5.91億円」。
「狭小リース庁舎」施設は「6億円」が「市民の損失!」
⇒ これは不適切な「ハコモノ建設」の典型的な事例であり「血税の無駄遣い」です!
・結局「ハコモノ建設」の損失(過剰な高額)は「高小 - 16億円」+「庁舎 - 6億円」
⇒「小学校-建替え-1校分」を余分に支払う施設建設のあり方は如何なものかと…
「財政浪費建設」は「大家族」が犠牲のハコモノです!