・公共施設(ハコモノ)を建設時、その建設費を見積る方法として、建設仕様を決定後、正式見積を業者さんから取得が一般的な流れかと思います。
・高浜の流れは「総務省-単価」による建設費を見積額とされるため、極めて高額になっており、血税の無駄遣いとなっています。掛け算が出来れば誰でも見積可能なのです。
・また、可能性として、不可解な関係構築に繋がる機会創出ともなり要注意です。
---総務省-単価---☆---
・総務省は「公共施設の企画時の参考額」として紹介されているようです。
・ハコモノ建設費は「施設の床面積 (㎡)」 ✖ 「面積単価 (万円/㎡)」にて見積完了。
この単価に「総務省」か「国交省」を使うかの選択ですが、あくまで目安なのです。
・正式には個別の物件につき、複数の建設業者さんから見積取得があり方のようです。
---国交省-建築単価---☆--- (*「更新」用途別、構造別 - H27年度 - 庁舎計画年)
・では、ご参考までに「国交省」-「建築着工統計」による「単価相場」を列記します。
建築構造 | 全国 (万円/㎡) | 愛知 (万円/㎡) |
鉄骨鉄筋コンクリート (SRC) | 41.2 | 29.6 |
鉄筋コンクリート造 (RC) | 32.4 | 39.3 |
鉄骨造 (S) | 24.7 | 31.9 |
(*国交省のデータより「工事予定額」÷「床面積」にて算出)
---庁舎-建築仕様---☆---
・では、実際の「狭小・リース庁舎」につき検討してみます。まず、建設仕様の確認
事業者の提案 | 市が整備した場合 | |
建設方式 | リース - 20年 | 旧庁舎 - 大規模改修 |
建築構造 | 鉄骨造 (S) | 鉄骨鉄筋コンクリート |
床面積 (㎡) | 3,668 | 7,674 |
---リース庁舎-建設費---☆---
・「リース庁舎の建設費」を「単価相場」にて試算してみました。
(床面積) ✖ (単価相場) = (建設費)
1・「国交省」-「全国」= 「3,668 (㎡)」 ✖ 「24.7 (万円/㎡)」= 約9億10百万円
2・「国交省」-「愛知」= 「3,668 (㎡)」 ✖ 「31.9 (万円/㎡)」= 約11億70百万円
3・「総務省」-「全国」= 「3,668 (㎡)」 ✖ 「40.0 (万円/㎡)」= 約14億67百万円
⇒ 実際には、更に高額な「15億45百万円 (42万円/㎡)」にて支払契約のようです
・果たしてこの建設費で「財政削減」、「大家族」のためのハコモノ建設でしょうか?
---ハコモノのあり方---☆---
・更なる問題は「20年後」に、リース庁舎を解体し、また、建替え(更新)なのです。
・今度は、庁舎を「いきいき広場」と一体化することが真の「ワンストップ化」
・「床面積-約9,000 (㎡)」程度、要すると思います。
・「総務省-単価-40(万円/㎡)」= 「 約36億円」程度の財政負担が予想されます。
・ハコモノは長寿命を図る事が節約なのです。「百年構想」を目指すべきと考えます。
・更に、賢明なる市民参画のもとに計画されるべきと考えます。
(*ある街の庁舎建設は、市民有志が約1年間をかけて市民要望をまとめ仕様提案 )
・今回のリース庁舎は「着工三か月前に市民説明」では、行政のまちづくりです。
・「リース」はもったいない血税の無駄遣いでした。全国の方が笑っているかも…。
この仕掛けで「ハコモノ建設」を強行の連続は「破壊のまちづくり」です。