・現在「住民自治の会」は、中央公民館の解体に便乗して「商工会」を同時解体し、億単位の補助を強行につき「不当」であると訴訟を続行しています。
⇒ やりたい放題の施政のあり方には、もう"市民"しか声を出せないのです!
・昨日、名古屋地方裁判所にて、最後の意見陳述の機会があり、これをご案内します。
---市民の意見陳述---☆--- (*住民自治の会 (会長) - 牧 信儀氏 )
・『高浜市立中央公民館は、市内で唯一の劇場型ホールを備えた集会施設でした。築36年の鉄筋コンクリート造で、改修工事を行えば、まだまだ使える施設でした。
(*参考 - 資産価格 - 7億円。年間利用者 - 7~8万人。幼/小/中/高校生が毎年発表会 )
私たちは、高浜市立中央公民館の取り壊しについて、市民の意見を聴くべきであるとし、取り壊しの是非を住民投票で決めることを求めて、直接請求を行いました。
直接請求が成立する署名数、有権者の3分の1の署名を集めることができ、住民投票は実施されましたが、投票率が50%に達しなかったため、取り壊されてしまいました
この取り壊しの経緯を公文書開示請求等により調べていくと、高浜市商工会と市との異常な癒着とも思える関係がわかってきました。』
---商工会との不適切な関係---☆---
・『高浜市は、商工会館の取り壊しに際し、総額1億9千29万円(端数略)を、高浜ライオンズクラブ他2団体を含み「高浜市商工会」に支払うこととしております。
まず、商工会館の取得費にあたり、商工会は、国、県及び市から補助金を6千万円支給されています。この補助金を除いた金額は、5,287万円です。つまり、商工会は、商工会館を「実質5,287万円で取得」したといえます。
・これに対し今回の取壊しに市が支払った物件移転補償費は「5,043万円」です。商工会は、建物を36年間使用したにもかかわらず、実質約240万円ほどの負担で済んでいることになります。
なお、商工会館取り壊しにより、国から交付をされた補助金2,000万円のうち、返還が必要な約750万円も市が支払っております。
また、取り壊しに伴う事務所の移転先を、市の所有する高浜エコハウスとし、その改修工事費も全額市が負担しています。この金額が、約1,200万円です。
市は、5年間商工会に貸与することとしていますが、その貸付料は、年間50万8千円に過ぎず、また、貸与期間の延長は、考えていないとしていることから、この改修工事費の回収すらできません。
そもそも、公共施設を民間団体に専用利用させること自体に問題があります。この貸与により、市民が使用できるスペースが大幅に縮小しております。
(*参考 - 商工会がエコハウス占拠により、ゴミ袋が分配不可能となり「有料化!」)
・さらに、この建物には「高浜市商工会館」というプレートも取り付けられており、あたかも商工会の所有物である印象を市民に与える状態となっております。
・なお、高浜市は、エコハウス建設時に国から補助金を受けており、商工会への貸与により、約140万円を国に返還しています。
次に、ご承知のとおり、商工会館は、既に取り壊され、その跡地には、医療法人豊田会豊田高浜病院が建てられています。
商工会館は、市の土地の上に建っていましたので、いずれかの時期には商工会が建物を取り壊し、更地にして返還されるべきものでした。その取り壊し費用は、当然、商工会が負担するものですが、この取り壊し費用、約2,630万円も市が支払っています。
私たちは、中央公民館の取壊しについて、確認するために決裁文書の公文書公開請求を3回行いましたが、3回とも決裁文書は、出てきませんでした。
・公開された文書は、「高浜市立中央公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について」、「高浜市立公民館の設置に関する規則の一部改正について」、「議決事件送付書」、「全員協議会資料」、「公共施設あり方検討委員会提出資料」の5つでした。
・いずれも中央公民館の廃止に関する決裁文書といえるものではありません。高浜市は、中央公民館の廃止について決裁を取らずに取り壊したことになるのです。
最後に現時点で、どこにどのような建物をつくるのか、計画さえも明らかになっていない「新商工会館」の建設費として、5,700万円の債務負担行為がなされています。
なぜ、このようなことが起きてしまうのでしょうか? 私達市民には理解できません。
現在の商工会の事務局長は、元市の幹部職員です。また、相談役に市長、市議会議長が就いており、市とは、密接な関係にあります。
また、商工会から事務所を賃貸していた3団体にも多くの市議会議員が、会員となっており、これまた、市と正常な関係ではないといえます。
私たちの貴重な税金がこのような ずぶずぶ な関係により、使われているとすれば、到底、納得できるものではありません。
裁判所におかれましては、これらの事実を客観的に評価いただき、是非、公正な判決をいただきますようお願いいたします。』
---施設建設の強行のウラ---☆---
・市内唯一の「劇場型ホール」も無い街に高浜は転落しました。子供が犠牲です…
・「民間病院建設」という名目のウラに、見えない、公表されない「商工会館」の解体移転劇には、血税負担-合計「約2億円」もの巨額が動いていたのです。
⇒ 知れば知るほど、分れば分るほど「高浜-財政」は疑念に満ち満ちています…
(*参考- 市庁舎をリース決定要因「財政節減- 0.01% -▲38万円」も最たる疑念です)
・この「高浜商工会」裁判の最終判決は、秋深まりし神無月を終えるころのようです…
「大家族」の"こころ"を復活頂きたいものです