・今夏の暑熱環境は、梅雨が長引き、夏休みが始まったぐらいから酷暑となったようで、高浜の児童や生徒は救われたのかもしれません。
⇒ 後世の市民の環境対策が「お天気頼み」とは情けない施政施策であり、残念です。
■ 今回のテーマは「学校エアコン」設置事業について検討してみます。
● 昨年度末 (3/28)、「学校空調」の設置をようやく決定され「一般入札」を実施。
・条件-「市内-小中<6校-吉浜・高取・港・翼・高中・南中>-268教室」に空調機設置。
・希望価格-「金854,016,514円」
⇒ 結果-「入札-1社」-「落札額-849,000,000円」は「落札率-99.4%」
(*様々な工事の落札率が99%台の高率は異常です。特に庁舎-99.99%はありえません)
・学校エアコンは、一教室当り「317万円」の高額にて名古屋市の業者に発注。
⇒ 果たして、市の「希望価格」は、本当に適切でしょうか? 県下-最高額では…?
● 高浜が学校エアコンに「ガス式」を選んだ理由は「電気エアコン」より安い。「ガス配管」が学校まで配管済み。「燃料代」が安い。と経済効果を理由に選定なのです。
⇒ それなのに「設置費」が「割高」では、選定方法、選定判断を疑いたくなります
● 更に未だに、いつ設置工事が開始されるのか、発表も無く、市民をじらせています。
⇒「血税8億円超」の大事業なのに、全く、ブラックボックスの不透明な施政です
・市の計画では、完工予定は「令和2年3月24日」で、今冬はまた我慢でしょうか?
⇒ 市民は、お天道様に「暖冬」であることを願うだけしか出来ません…
■ 「学校エアコン (GHP) 」の設置事業を「都市別」に調査比較してみました
学校エアコン |
時期 (年) | 対象教室 (室) | 空調事業費 (億円) | 教室当り (万円) |
名古屋市 | 2015 | 2,252 | 48.9 | 217 |
小牧市 | 2017 | 349 | 7.3 | 209 |
高浜市 | 2020 | 268 | 8.5 | 317 |
高浜/小牧 | 3年遅れ | 77% | 116% | 152% |
(*「名古屋市」は、2013年から学校空調を開始。約6千教室を「217万円/室」で設置済 )
■ 結論は、 高浜は「遅すぎ」「高過ぎ」「業者ファースト」の空調設置事業です
●「遅すぎ」⇒ 碧海五市でも、学校エアコンの設置が "最後のまち" は残念です!
・「名古屋より7年」「小牧より3年」も高浜-児童は犠牲では施政は誰のため…?
⇒ 後世の市民を「市の借金返済だけの役割」にはしたくないものです。
●「高過ぎ」⇒ 設置事業費は「名古屋や小牧」と比較し「百万円」も増し積みは不適切!
・「小牧市」と比較すれば「( 317万円 - 209万円 ) ✖ 268教室 = 2.89億円」も高額!
・「名古屋」と比較しても「2.68億円」も高額。果たして、適正でしょうか?
⇒ 市の希望価格は「1円」単位まで精緻に算出されています。その根拠は…?
(*口悪しく言えば「教室毎に『百万円』の札束を付けて発注!」が適正…? )
●「業者ファースト」⇒ この高額工事を「単独一社発注」- 独占化を市が強行も不適切!
(*庁舎、高小、プールと「市外の業者ばかり」に独占優遇は施政として疑問です )
・「小牧市」は「学校空調機設置」につき、「7.3億円」-「349教室」にて実施。
⇒ 小学校-16校の設置工事を「9社」の地元工事社に分割発注されています。
・これが地元還元であり、地元育成策、活性化策ではないでしょうか…
(*この施策の考え方が「瓦産業」や「ふるさと納税」に転化していると思われます )
・そして、空調工事は「14校」の同時開始を実現されているのです。
⇒「高浜-1社独占」の工事では、これが困難であろうし順番に設置は工期が長期化…!
後世の市民の学校エアコンが高額工事で強行は不適切!
財政削減と言われ、県下最高額で空調工事を強行は疑問?
都度の指摘が不要となる「大家族」のための無謬性の施政を実践戴きたいものです…