t2521’s blog 高浜の住民監査

高浜市の公共施設を市民目線で考える住民活動

・高浜市はまちの指標として「人と想いが つなぐつながる しあわせなまち 大家族たかはま」と宣言しています> しかし、実態は「大家族」は、市民ではなく特定業者であり、「倍額補助」「倍額建設」の過剰優遇を連続は財政を私物化です。 ・「公共施設」は、「早期解体」「倍額建設」してから「長寿命」と市民無視で強行。 ・十年以上前から、高浜の公共施設の面積は「人口5万人未満」の自治体では全国最低。 よって、公共施設「早期解体」は不要なはずが、未だに早期解体を強行となっています。 ・このような公共施設の異常的な暴政実態に、市民として警鐘を発する必要性を痛感し、情報発信するものです…

住民監査 - 学校エアコンの不可解 Ⅱ 提案

●学校エアコンの概要が見えてきました。今回は「財政削減案」を提案してみます。

目標削減効果 - 「1億円超」です 

 

現状-「空調機設置位置検討報告」から抜粋した設置例で、教室-6室の冷房例です。

機器選定  室内機  台数  空調能力  室外機
市案

 14kw

  (5HP)

   6 台

 84KW     

  (30HP)

 101KW 

 (36HP)

 

・この例は「空調負荷」は「84kw(30HP) 」なのに「室外機」は「101kw(36HP)」を選定!

・このように「室外機」を過剰な能力機器を選定により「事業費」が増大し浪費です。

「室内機」=「室外機」が適正- なのに過剰能力を選定は「325万円」×40台≒1億円超!

 

空調検討案として「市案」と「提案」を併記して比較してみます。

提案は「室外機」を適正機種を選定により「財政削減」することです。 

 

空調機-性能の影響要因として「冷媒配管長」「外気」「室外機」を補正検討します。

⇒ 市案は、これらの補正を加味し、なぜ「室外機」の機器補正を除外されたのか疑問?

・結果、異常に過剰な能力を有する「室外機」を選定し、設置費用が膨大となりました

必要能力

 熱量負荷  

    (kw)

 配管長

    (m)

 配管補正

    *1

 外気補正

 機器補正

    *2

 必要能力 

    (KW)

市案   75.4   50.0   0.86   0.97   1.0   90.4
提案   75.4   50.0   0.88   0.97   1.3   67.9

 

補正を加え「室外機」の必要能力を市案は「90.4kw」。提案は「67.9kw」と25%減!

・実は「90.4kw」は、「室外機 - 90kw (32HP)」があるのに「0.4kw」足りないと、更に大型室外機を選定も、生真面目なお役所のご判断のようです。

 

その「室外機 - 必要能力」の低減理由を下記します。

・1 - 最新のGHP資料の「配管長-50m」では「0.887」と補正グラフから判読しました

 

・2 -「EHP」も「GHP」も「インバータ効果」により「室内機」に接続可能な範囲

   は、定格能力の総和が130%」まで接続対応できる。と表記されています。

 ⇒ よって、室外機の能力「85kw (30HP)」は「最大-110kw (39HP)」を発揮可能。

・つまり「室内機」=「室外機」の選択が適正範囲と判断できるはずです…

 

更なる「財政削減策」を検討してみます - 室外機の「最小-最適機種」の選定です 

 

機器選定

 必要能力 

   (KW)

 機器選定 

  (KW-HP)

 機器価格  

  (万円)

 機器差額

   (万円)

  財政削減

  ×40台-(万円)

市案   90.4   101-36   1,129        0      0
提案   67.9     71-25      667    ▲462   1億8480万円

 

・ 学校空調事業の財政削減効果の提案を実現出来る可能性も見出しました。

⇒ 財政削減の記載額は「小売価格」のため、実入手価格≒「6掛」とし「1億10百万円

 

・次なる、作戦は「教室」の断熱強化や「窓」に遮熱フィルム等の貼付けや複層化…

「大規模改修」では、省エネ機能を盛り込まれるのを期待したいと思います。

・「空調負荷」や「運転コスト」が低減できる効果が得られます

 

市は、恐らく、このような市民の提案も無視され強行されると思われます…

 

・更なる、疑問は「室外機」を過剰能力で、入札希望価格を「8億54百万円」にて公募

その根拠は、不明、不透明であり「見積精度」の甘さは落胆しかありません。

 

・この見積精度の甘さが、全て市民の「血税負担」となり、浪費となります。

・入札結果は「▲5百万円」を下回るだけの「8億49百万円」で落札となりました。

・業者からの「コストダウン提案」は皆無のように思われます。

この乱暴な入札行為は、本当に、発注仕入先として適正なのでしょうか?

 

・次なる疑問は「市内全校-6校」の空調工事を「一括 - 一社」に丸投げされたこと。

応札結果は「一社」- 価格競争も無い、工事独占は過剰な優遇措置となるのでは…?

・その負担は、全て、市民に降りかかるのです。

 

小牧市は学校空調事業を「16校 - 349教室」-「教室当り-210万円」-「総額-7億32百万円」を、工事業者-「9社」に分割発注されました。

工事発注を地元業者に発注は「修理対応の迅速化」や地元経済の波及効果もあります

 

・高浜-学校空調工事は「6校 - 268教室」-「教室当り-317万円」-「総額-8億49百万円」

小牧と比較すれば「教室当り『百万円』の札束付き」で独占工事を発注となります

 

・高浜は「設置までは難航」、決まれば「過剰な巨額で発注」の所以です…

更に発注先は「名古屋」の業者では「修理対応も遅く」、経済的な波及効果も疑問

・本当に地元の産業経済の発展に深慮されているとは思えないのも残念な施政のあり方

 

「大家族」には厳しく、仕入先には優しい施政です

 市民を犠牲の施政は、まだまだ江戸期のようです…

 

「思いやり  支え合い  手と手をつなぐ  大家族たかはま」

 の実現を望むのは、はかない夢なのかもしれません…  

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