・12月19日、名古屋地方裁判所にて「市民に無情な判決」が下されました。
・改めて、訴訟概要を、ご確認戴きたいと思います。
⇒「結果」- 住民側の「全面敗訴」となりました。市相手の訴訟の壁の高さを痛感…。
・市側に忖度は、如何なる事情が背景にあるのか知る由も無く・・・
・訴訟目的は、あくまで「適正適切」「公正公平」な施政運営を求めるものです。
⇒ この裁判に勝っても、原告側には何もメリットが無いのが証しです。
・果たして「商工会」に対し「血税」が適正適切に利活用されているのでしょうか?
--- 「高浜-商工会問題」に関する住民訴訟 ---☆---
●「商工会」は地域と密接な関係にありますが、常識的に過剰な財政投入と思います。
⇒ 貴重な血税を、商工会に下記の様に投入されていますが、適正と思われますか?
■ 「高浜-商工会館」の施設取得
商工会館-施設 | 施設費 (万円) | 施設概要 |
中央公民館に併設建設 | 11,287 | S55年竣工~H28年11月使用中止(築36年) |
商工会-負担 | 5,287 | 商工会の実質負担額 |
■ 商工会への過剰な補助漬け
●「結論」-「商工会」は施設取得に「S55年」 - 「約53百万円」を支払っただけで、
一昨年、中央公民館-早期解体を契機として「累計-約2億円」補助を受けることに。
・以下、その内容を、再確認戴きたいと思います。
1・ 施設取得の補助実態
商工会への補助 | 補助金(万円) | 市負担の内容 |
商工会館-施設取得補助 | 6,000 | <市> 40百万円 + <県・国> 20百万円 |
移転補償費 | 5,043 | 耐用年数前に早期解体として移転補償 |
●「移転補償」- 市は市民には「中央公民館」は老朽化で壊したほうが安い、と説明。
⇒ 中公と併設の「商工会館」は堅固な施設を早期解体は補償が必要 -「50百万円補償」
・この「補償」により「商工会」の施設費は「ゼロ 」- つまり36年間の家賃はタダ!
・この不適切な「二枚舌」に、市民は、騙されたのかもしれません…土地代-14万円/年
(*会館「残存価格-約50百万円」の算定も外注委託で数百万円を支出は不適切では… )
2・ 施設取得補助の返還費の立替え
● 様々な「商工会」への補助金に対する返還費も市 (血税) で立替えを強行です。
入居団体への補償金立替 | 317 (万円) | 市内三団体への移転補償の立替え |
国・県補助金-返還費の立替 | 755 | 耐用年数前に解体のため補助金の返還分を立替え |
商工会館-解体費の立替 | 2,629 | 旧商工会館の解体費 |
●「商工会」は、三団体に有償で「会議室」を「又貸し」- 後日「法的違反」と判明!
(*この違法又貸しは「別件裁判」にて、市は是正されたようです )
⇒ この違法な又貸しに対し、本来、商工会が支払うべき「補償金」を血税で立替え!
● 早期解体のため「商工会」への建設補助金の返還分として「約8百万円」を立替え
●「商工会館」の解体費は、本来、移転補償を受けた「商工会」が支払うべきを立替え
⇒ これは「移転補償」も受け「解体費」も血税負担と言う「二重-補償」なのでは…?
3・ 商工会の移転先への過剰な対応
・「商工会」の移転先は数百メートル先の「エコハウス」を選択。
・この施設も「環境教育施設」として「国・県等から補助」を受けていたようです。
⇒ このため「商工会」は目的外のため「補助金-返還」が発生 - これも血税負担です
エコハウス-補助金返還 | 141 (万円) | 移転先-エコハウス建設補助金の返還分 |
エコハウス-改修費 | 1,199 | 移転先 - エコハウス-改修費 |
新商工会館-建設補助 | 5,700 | 新商工会の建設補助 (施設建設計画無し) |
●「移転先」-「エコハウス」を「商工会-仕様の事務所」に改修費も血税負担。
(*この「エコハウス-改修費」も予定価格より「5千円」も安いと「12百万円」発注!?)
⇒「商工会」がエコハウスを使用期間は「5年間」とか? であれば家賃 -「240万円/年」
・改修前の利用者-児童を追い出して、これも超格安の家賃「50万円/年」で貸与とか?
● 更に驚きは「商工会館」を建替えの具体的計画も無いのに「57百万円補助」を議決!
⇒ 市民の「数十万円」レベルの要望は「予算が無い!」と断りが通例なのに・・・
■ 以上で、あっという間に「商工会」に「血税-2億円補助」が強行されています。
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■ 「中央公民館」の早期解体は、市民には「市外の施設を大いに利用せよ」なのに、
商工会には「至れり尽くせり」では、特定団体のための施政です。
(*「商工会」は、市長も議長も要職を兼務されており、これでは私物化同然です )
⇒ そこには「大家族」精神は欠落しています。市民が犠牲の施政です。
■ このように「公共施設計画」をチャンスとして「過剰な財政投入」-「特定団体だけへ
の過剰な補助」が強行されている実態は、市民の監視を必要としています。
⇒ 行政は自己浄化機能や健全化機能も失い、議会も監視機能無き「イエスマン」体制
では「高浜-あぶない」事態となっているのではないでしょうか…黙認は危険です…
公共施設計画は歪んでいます
「裁判」は、誤魔化せても、市民は監視の眼を持っています
市民の皆様のご関心を寄せる行動が高浜を救う道のようです
(最後まで、ご精読いただき ありがとうございました・・・つづく)
<ご参考> 上記の説明表の一覧を下記します
商工会への過剰な補助漬け | 補助金 (万円) |
商工会館-施設取得補助金 | 6,000 |
移転補償費 | 5,043 |
入居団体への補償立替 | 317 |
国・県補助金-返還費の立替 | 755 |
商工会館-解体費の立替 | 2,629 |
エコハウス補助金-返還 | 141 |
エコハウス-改修費立替 | 1,199 |
新商工会館-建設補助 | 5,700 |
合 計 | 21,784 (万円) |
● これで、特定団体には、「潤沢な財政補助の連続」。
市民には「財政困窮」と、市民生活の改善施策は圧縮削減…
「大家族」に直結した血税投入を優先すべく改革されるべきでは・・・(つづく)