・先回のブログで気付きは「高取小」の施設改修時期の延期でしたが、市立学校全てを確認の結果、下記表のように、殆どの学校改修時期が当初計画より延期されてました。
・「自治体 - 行政」の施設計画の精度とはこの程度のレベルのものでしょうか…?
⇒ 毎年恒例の見直しで「期限-延期」なら目標設定も達成努力も不要で成り行き任せ…
・ただ「高小」だけ「計画日程を強行」で「建替え」、更に「倍額建設」も強行です。
■ 高浜市立小中学校の施設改修時期 (着工年)
学校 \ 計画 | H29年版 | H30年版 | H31年版 | 施設費 |
高浜小 | H29 (年) | H29 | H29 | 49 (億円) |
高取 | H31 | H32 | H34 | 11 |
港 | H37 | H38 | H38 |
9 |
吉浜 | H33 | H34 | H34 |
11 |
翼 | H48 | H48 | H48 | 18 (億円) |
高浜中 | H35 | H36 | H36 | 16 |
南 | H39 | H40 | H40 | 13 |
(*市資料に基づき作成のため、年号表示は旧年号となっています)
⇒ 上記計画は「着工直前」に「延期」の可能性が多分にあります。信用は禁物かも…?
● 次の疑問は「高小」だけ「建替え」で、他校は全て「大規模改修」の計画です。
⇒ 見方を変えれば「市制50年」のため、分院・庁舎と高小だけ「100億円」支出!
・その結果、他校は予算都合上、当初計画 (H27) より、ズルズルと計画延期のようです
このような計画は杜撰 -「大家族」の望みでしょうか?
何のため? 誰のための施政なのでしょう? 少なくとも「大家族」ではないようです
「市制50年事業」は、分院と行政と高小だけ対象なのかもしれません…?
--- 「不平等」な学校施設 ---☆---
●「高浜」の学校施設の建設仕様やあり方は 'いびつ' の産物となっているようです ?
・学校教育や教育施設環境は「平等公平」が「あり方」ではないでしょうか?
「義務教育」であれば… 「市立学校」であれば… 尚更かと思います。
● ところが、不可解な実態は「高浜小」と「翼小」だけ優遇と思われる格差拡大が、公然と、この二校に実施され「不平等 不公平」と思われる事態は不適切の極みと思います
・例えば、上表の「施設費」も「高小-50億円」と「翼小-18億円」だけ突出しています
・「翼小」施設が完成した時、市立学校の未来像かと思いました。校舎スペースは余裕
があり、教室も「8m×9.3m」と2割増。図書室も広く、エレベータも設置されてます
・しかし「翼-仕様」は「高小」に適用されず「旧来の仕様」に逆戻りに倍額-50億円!?
⇒ 結果 -「翼小」だけ特別仕様は、市立小学校の格差拡大であり不適切と思われます
・これを強行であれば「納税率」は、各学区毎に設定されるのが公平なのでは…?
「大家族」への施政施策の不平等不公平の是正策として
■ 学校施設の床面積比較 (*資料 -「高浜市-公共施設のあり方等」より)
● 「児童一人当りの施設面積」-小学校-「翼小」「高浜小」だけ突出しています
・「犠牲」は「高取小」と「吉浜小」- この格差是正は、次の建替え-数十年後…?
⇒ この格差 -「行政/議員さん」は翼小-竣工 (H14年) 時にはご承知のはず-以来-16年放置
・この是正の機会を「次回-建替え時」と想定すれば、その計画は「高取小-R16年」、
「吉小-R21年」と「30年以上」も放置はいかがなものか。これが格差の実態です…
--- 「学校施設」建設の浪費 ---☆---
●「市」は公共施設の寿命を「従来-60年」を「70年」- 大規模改修の周期は「35年」
(*他の自治体の大勢は「寿命-80年」「大規模改修-40年」に長期化されています )
・国 - 提唱は「早期更新」せず「大規模改修し長寿命化」-「財政貯蓄」を推奨。
⇒「高浜」は「早期更新」してから「長寿命化」と逆転の浪費施政を強行で財政困窮…
■ 学校施設の建替え時期
学校 | 竣工 | 竣工後 | 施設改修 | 改修後 | 建替時期 | 施設費 |
高浜小 | 1961 | 56 (年) | 2017(建替) | 40 (年) | 2057(改修) | 21.6 (億円) |
高取 | 1965 | 57 | 2022(改修) | 13 | 2035(建替) | 20.4 |
港 | 1975 | 51 | 2026 | 18 | 2044 | 16.2 |
吉浜 | 1969 | 53 | 2022 | 18 | 2040 | 21.1 |
翼 | 2001 | 35 | 2036 | (35) | (2071) | 17.8 |
高浜中 | 1969 | 55 | 2024 | 18 | 2042 | 34.1 |
南 | 1977 | 51 | 2028 |
20 |
2048 | 25.0 |
平均/合計 | 51 |
17 |
156.1 |
(*「改修後」- 平均年は「高浜小・翼小」を除くー「5校」です )
● 理解しがたいのは「高小」と「高取小」は、施設経歴は、ほぼ同じなのに、片や「建替え」、一方は「大規模改修」と差別を強行です。その理由説明はありません
・第二の疑問は「改修周期」は「35年」を、「平均-17年」で短期建替えの計画!
⇒ 結果- 短期建替は、施設建設「最大の浪費」- 国はこれに警鐘を発信が高浜は無視…?
・特に「高取小」は「R4年-11億円着工」-R6年竣工後、わずか9年後「21億円」で建替
・このように乱暴な「大規模改修」を次々と強行の施設計画となっています。
・試算すると「改修-59億円」を費やし「17年後」に解体 -年毎4億円を棄てる浪費!
⇒ 結果- 次の「建替え」-「高小.翼除き - 117億円」を費やすという計画なのです
・貴重な血税が「数十億、百億単位」で「改修、解体、建替え」に湯水の如く費やす
「公共施設-ハコモノ計画」強行 - 慎重に、丁寧な あり方を遵守戴きたいものです…
・なぜ「17年」- 早期解体の理由は、施設寿命が「70年」の設定だけは遵守のようです
⇒「寿命-90年」を設定のまち (安城) もあります - この「70年」も浪費の設定です。
・歳入額も、基金も少ない「高浜」が、なぜ、国の提言案も無視され浪費に励むのか?
・「財政投入」と「徴税」のバランス感覚が欠落の失政のツケを市民に転嫁は不適切!
老婆心ながら危機感を強く抱く事態となっています
「浪費」の責任は行政では無く「市民」- 大家族に強制的に丸投げされます…
「イソップ」や「夕張」の警鐘を噛みしめて戴きたいものです
「基金」を確実に蓄えてから、新事業に取り組むのが施政のあり方と思います
( 最後まで、ご精読 戴き ありがとうございました) … つづく