☆T会・高浜分院への補助額の妥当性につき、常々、疑問を感じています。「余りにも、高浜の補助額が過剰ではないか?」という点です。
● 高浜市はT会の理事ですが、補助金の減額交渉の痕跡が全く見えない事も問題です。
⇒ 高浜が、分院へ経営移譲以来、今年で8年。中公解体含め「66億円」を負担です!
★市は、刈谷と高浜を比較し「人口」を基準に「刈谷の3割」。これで補助額を決めたと説明されていますが、果たして、適性、適切、妥当でしようか?
⇒ 刈谷市は、過去8年間で、高浜市の3倍(198億円)も、負担されているのでしようか?
---T会・病院の診療圏---☆--- ☆診療圏の人口を確認してみましょう。
診療圏 | 刈 谷 | 知 立 | 高 浜 | 東 浦 |
・安城 ・大府 ・豊田 |
人口 (千人) | 149 | 72 | 47 | 50 | |
構成 (%) | 47% | 23% | 15% | 16% |
☆高浜市民の「刈総・本院」への「外来・入院患者」 - 10% (H20年当時)
☆ 〃 「救急外来患者」 - 8% ( 〃 )
⇒ 確かに、高浜だけをみれば、刈谷の人口3割ですが、なぜ、高浜だけ負担?
● 知立・東浦・他の自治体の「T会・病院補助の負担」は「ゼロ」のようです。
なぜ、最小、弱体な高浜市だけが巨額負担なのか?
---刈谷市の補助事業-------☆--- ☆T会・病院施設整備の補助額を調べてみました。
補助事業 | 24年度 | 25年度 | 26年度 | 合 計 |
事業費 (百万円) | 265 | 254 | 244 | 7億63 |
使 途 | 病棟建築 | 病棟建築 | 医療機器 |
⇒ 人口比30%であれば、24年~26年の3年間で「2億30百万円」が妥当かと…。
実際には、刈谷市を超えた補助を実施しているようです…? これが適切…?
高浜だけ、極めて巨額、過剰な負担です!
⇒ 分院へ経営移譲は 刈谷市を超える補助提供で不適切!!
---協 定----------------☆--- *旧協定内容を確認してみます。
3. 病院を継続するため、高浜市は財政支援する。
(1) 運営費補助金
① 病院を運営するために必要な経費 ⇒ (赤字分を負担 ⇢ 経営努力が要らない)
② 地域医療・救急医療を確保するための経費 (刈谷市×30%) ⇒ (高浜市だけ負担)
(2) 施設整備費補助金
① 高度医療機器やシステム整備のための経費 (3千万円を限度)⇒(本院の機器分も負担)
⇒ 赤字負担が、刈谷補助を超える要因となったようです!
---赤字発生の要因-------☆--- *分院の医療スタッフ : 124名 ⇢ 適正、適切?
★医療形態を「療養病床」に転換 ⇒ ベッド104床。約半数が高浜市民? 半数は他市から
★高浜分院に経営移譲以来、一般診療は「午前中」に変更削減。
★担当医師の交替も多く、結局、地域医療(患者)に定着せず。
★市民の中には「存在」を知らない方。「閉院」と誤解の方もみえるようです。
⇒ 結果、「来院数は横這い」・「赤字は増額」・「経営施策は分院任せ」
● 赤字発生するも、市補助があり、経営改善されず継続のまま!?
結局、民間経営の分院の赤字まで、市民が負担!! 更に…、
・旧市民病院は無償提供、分院の整備費も負担、中央公民館は解体、新分院の建設費負担…、市民は、どれだけ病院施設整備事業に、巨額な負担を続ければよいのでしよう?
⇒ 既に「66億円相当」を負担。あと十年後には「90億円負担」となります!
この不適切な施政を正すのは市民の役割です!
● この病院施設事業の方針是正は、行政も議会も出来ないのは明白です。
後世の市民のために!
●人口47千人・年間予算140億円のコンパクトシティに「病院」や「美術館」は過分な公共施設かもしれません!