☆かわら美術館で最も印象的な企画展は「H20年 - ねむの木のこどもたちとまり子美術展」です。もうあれから10年も経過。早いものです。しかし強烈な印象は今でも残っています。「宮城まり子」という人の存在感のすごさが…。
・「宮城まり子さんが主宰する「ねむの木」の子らの緻密な絵画にも圧倒されました」
来場者も大勢で、ホールに入りきれず、通路も長蛇の列となり立ち見の状態でした。
・当時、金髪の宮城さんは「クルマ椅子で場内をあちこちに移動され、手を伸ばせば触れるような距離感でしたが近寄りがたい圧倒的オーラ」を感じた初めての経験でした。
・「人間のすごさ」を感じた、よき経験でした。しかし、以後、約10年間で美術館には数回の訪問にとどまっています。なかなか、魅力ある行事を開催することは高度な企画力を必要とするようです。
[検索] : 「ねむの木」http://www.nemunoki.or.jp/
---かわら美術館----------☆---
● H3年、高浜は三州瓦の産地であり、地元瓦産業に携わる市民からの要望を受けられたのか「美術館」の建設に着手されたようです。
・その昔、三州瓦を日本全国に運んだ「千石船」をイメージしてデザインされたそうですが、そう言われても理解に苦しむ施設意匠は素人には分らない世界です。
・「かわら美術館」・床面積「4,670㎡」・建設費「41億1千万円」・坪単価「290万円」という破格の超高額な施設は「H7(‘95年)に開館」となったのです。
⇒ 当時の市民は愚民政策により「40億円超」もの施設建設費とは分りませんでした!
ただ「ハコモノ建設のムダ遣い」という感覚はありました。庁舎と同じです…。
---施設建設と運営費-----☆---
●「公共施設推進プラン(H30年度版)」に「かわら美術館」は、H33年-「民間譲渡」と表記されています。
・市民感覚では「勝手に作って、勝手に売買」。その血税たるや「建設費-41億円」+「施設運営-38億円(H7年~H28年推定)」で、何と「血税80億円」を投入の施設です。
⇒ 血税-80億円も投入し、またまた短期の26年間で譲渡とは、またもや失敗では!?
・瓦産業にいかなる売上拡大効果があったのでしようか? 今では、相当、衰退し疲弊産業との噂がきこえてきます。
⇒「80億円」を他の拡販手段に活用されたほうが有益だったのでは?
市民感覚では、またもや「もったいない」使い方です。
・このような事態を、いとも簡単に「民間譲渡」という感覚を疑いたくなります。
責任を取られる覚悟も、説明責任を果たされる意向もないようです。
危機意識の欠落と感じます!! 市民を愚民扱いです!!
---施設建設の不可解-----☆---
● 不可解な点は、二点あります。
1. 美術館の展示を前提に「収集された美術品は何と『約5億円-1千点超』になります」
・「瓦」は分りますが「油絵-1千万円超」も数点。「5百万円を超える油絵も多数」「日本画」「浮世絵?」 見た事もありません?!
⇒「血税」は湯水のように湧いてくるのかもしれませんが、その管理方法は不明です?
・今後、美術品をどのように管理され、有効利用を図られる予定なのか?
・これも含め「民間譲渡」なのか?
⇒ まったく市民に説明責任を果たされることなく強行推進はいかがなものかと。
「愚民扱いにも限度があります」
2. H6年当時「森前公園整備事業用地」として「土地買収」をされたようです。
・事業費は「約5億6千万円」。対象となる土地は「4筆」。
⇒ その購入単価がバラバラで、且つ、異常な高額なのです。
地主さんとの交渉経緯は不明ですが、どのような調整行為があったのでしょうか?
不可解な事業です。
⇒「坪単価は、30万円代、60万円代、なんと100万円を超える物件も有ります。異常な高額では?」
現在でも超破格の買収額は不適切な「忖度の証」では?
市民に適時的な説明責任を果たして戴きたいものです!
愚民政策は止めて戴きたい! 納税の道具ではありません!
市民と共に進める「まちづくり」が大家族精神です!