t2521’s blog 高浜の住民監査

高浜市の公共施設を市民目線で考える住民活動

・高浜市はまちの指標として「人と想いが つなぐつながる しあわせなまち 大家族たかはま」と宣言しています> しかし、実態は「大家族」は、市民ではなく特定業者であり、「倍額補助」「倍額建設」の過剰優遇を連続は財政を私物化です。 ・「公共施設」は、「早期解体」「倍額建設」してから「長寿命」と市民無視で強行。 ・十年以上前から、高浜の公共施設の面積は「人口5万人未満」の自治体では全国最低。 よって、公共施設「早期解体」は不要なはずが、未だに早期解体を強行となっています。 ・このような公共施設の異常的な暴政実態に、市民として警鐘を発する必要性を痛感し、情報発信するものです…

住民監査 – 公共施設総合管理計画のあり方

★「公共施設建設」は莫大な血税を投入となり、市民生活にも多大な影響を与える、重要な施政施策と思われます。

・市は、今回「公共施設総合管理計画の見直し案」を作成され、市民に公表されました。市民への周知徹底と丁寧な説明をお願いしたいものです。

資料には記載されていませんが「建設費-350億。市債(借金)-200億円」の大事業で、「H 70年(2058年)」までの超長期的な計画でもあります。

かねてより「『まちづくり』が見えない計画」と指摘してきましたが、改めて、再考したいと思います。

---施設計画の進め方--------☆---

市民感覚ながら「施設計画」の記載内容に疑問を感じていました。

・今回の「施設計画」の対象期間は「H27年~H70年」までの、なんと43年間の超長期的な計画です。

・このような「長期計画のあるべき進め方」を、個人的な経験事例を含め検討しますと、まず、最初に着手すべき課題を下記します。

1.「高浜市勢(人口・財政・産業・医療・教育等)」の未来構想の立案です。少なくとも「H60年頃までの市の姿 (まちづくりイメージ)」を市民に視覚的に示されるべきです」

・改めて、市の計画資料を確認すると「財政動向を「H26年」までの実績値を掲載」

この資料提示だけで、市民に「H70年までの施設計画の財政状況を理解し、納得を図ろう」とされるのは、極めて強引、乱暴と思われます。

・市の解説内容は『建設費は、H17年からH26年まで約7億円の減少。厳しい財政状況のなか建設費を抑えている状況です』

この状況解説で今から「施設建設-350億円!・借金-200億円!」計画を立案し実行されるのは大冒険であり、不安や危機感を持つのは当然ではないでしようか?

2.市の果たされるべき責務は「計画情報の周知と丁寧な説明」です!

---未来予測を加えた施設計画-------☆---

● 施設建設計画は「総合的な市勢予測を検討のうえ、施政施策を検討立案されること」が、無謬性の、あるべき進め方と思います。

・高浜の未来予測の事例を調べた結果「人口推計資料」として「Next たかはま」があり、H67年まで推計。

・しかし、問題は「人口推計」だけで「まちづくり(施設計画)」を立案は誤謬です。

千葉大学大学院の教授陣は「地方自治体の未来推計」のため、「2040年」までの各自治体の市勢「人口・産業・保育・教育・医療・介護等」をシミュレーション予測する、プログラム-「未来カルテ」を開発され公開とありました。

  (*資料は、実に、A4-20頁の予測データが無償で提供されます)

⇒ [検索] : 千葉大・自治体の「未来カルテ」⇒ http://opossum.jpn.org/ ) 

3.「施設計画」は、「超長期的、且つ、緻密な市勢予測を基本」に「まちづくり構想」を立案され、この段階で市民に説明し合意を得て「施設計画を立案」されるべきです。

現在の「施設計画」は、この「市勢予測」と「市民の合意」が不足していると思われます。「施設計画」は「建設ありき」で、その適否が判断できない資料となっています。

 この資料で「建設-350億円」が適正か?  理解することは不可能に近いと思います。

4.「施設管理」は、「施設寿命-70年」が前提となりました。

 (*他市は「80年」とより長期に! *安城は更に長い「施設寿命-90年」を採用!)

●「施設寿命」が長期化であれば、短くとも「50年先」を見据えた「まちづくり」を市民に示され、市民の「合意」を形成され、且つ、合意確認を戴きたいものです。

・そして、この「未来のまちづくり」を実現のため「施設計画」を立案、提示されるのが、あるべき姿であり、無謬性を確保した施政のあり方と思います。

現在の計画は「建設ありき」で、全く「まちづくり」が見えない計画は誤謬です!

    更に「高小-50億円は、公立小学校の『格差建設』であり、これは不適切です」

---未来予測---------------☆---

・脱線しますが「相生市 (兵庫県) の市長さんが『地方自治の未来予想図』と題して将来の自治体のあり方」を提言されてました。概略主旨を抜粋してみます。

 (*相生市現市長-谷口芳紀氏: 前全国市長会-副会長 : 相生市ホームページ トップページ)

1.自己採算性の追求 -「経営感覚」をもった施政運営を。財政効果の追求。

2.参加型行政の推進 -「市民」の施政参画の積極化! 

3.自己決定と自己責任の拡充 - 施政のあり方 → 住民への情報公開の積極化!

4.更なる合併と道州制 - 地方自治体の合併の進行と新体制の予感 

5.コミュニティの再生 - 市と住民との中間機能の拡充

このような「未来展望」も加え「施設計画」のあり方を検討頂きたいと思います。

  施設を作れば良い時代は終わりました! 

  施設計画の無謬性の確保は「未来予測」が絶対条件です!

  未来の「まちづくり」が描けない計画は誤謬です!

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