● 昨日(27日)、「臨時市議会」にて、「青少年ホーム跡地の整地費用」として「1億3千万円追加」が通過したようです。これは、本当に「財政削減策」なのか? とても信じられない不可解な事態が平然と通過することに「危機感」を覚えます。
---学校プールの基本機能---☆---
・一般的に言われている「水泳指導」や「プール機能」を調べてみました。
● 水泳指導事業の目的
・学習指導要領で必修となっている水泳の実技指導を実施するため、小学校、中学校に設置したプールの改修及び更新を行い、安全で良好な学習環境を確保します。
● プール施設の災害時等の利用
・学校のプールは火災や大規模な災害が発生し、消火栓が使用不能となった場合に消火活動に使用するため、消防法第21条の規定により関係所管と協議の上、消防水利として指定されています。
・また「指定避難所」として、生活用水としての使用も位置づけられています。
⇒ プールは「教育」と「地域防災」の二つの要素機能を持っています!
---高浜市の水泳指導の構想(推測)---☆---
・市は将来像を明らかにして「施設計画」を審議されるべきですが、目先だけで検討されています。このため将来像を推測しつつ検討を加えたいと思います。
● 市内小中学校のプールを論地町の民間プール共用化を図ることを狙いとされている。
・市内の学校プールを「一カ所に統合」する。
・小学生-3.2千人。中学生-1.5千人。合わせて「5千人指導」を民間プールに指導委託。
・水泳教育を「年間に分散」して、春から秋、更に冬にかけて指導を実施する。
・調整中のようですが「夏季プール開放は中止!」の公算が高いと聞きました。
・水泳指導は「各学年-年間10時間」程度と決められているようです。
⇒ 全小学校の水泳指導時間は「年間300時間」 (*10時間×6学年×市内小学校-5校)
・民間プール営業時間は「約3,300時間」に比べ「約十分の一」という短時間。
--市民の血税負担(推定)-----☆---
・小学校のプール解体費 - 不明? (数千万円?)
・青少年ホーム解体 - 築42年の公共施設を早期解体+解体費「4千万円」
・跡地の整地費用 -「1億3千万円」 (*本来、民間側の負担範囲と思われます?)
・民間プールへの水泳指導委託 -「年間8百万円 (高小) ~ × 30年間」
(*指導小学校の増加に伴い、委託料の値上げが予想されます)
⇒ これだけで「プール建設+指導委託 - 4億1千万円超」 (*今後「5億円超」の可能性?)
・県内の学校プール建設例では「約1億円」+ 維持運営「年間約1百万円」
・水泳時間は「連続2時間」予定。更に移動時間 - 吉浜から論地であれば「往復30分」
⇒ 児童生徒の肉体的負担や、先生方も水泳時間は同伴のため、時間削減効果も低い。
・学校プールであれば「夏季のプール開放有り!」子はどちらを選択か?
・万が一の「災害時の消火用水、避難所としての生活利水」としても必須機能…!
(*ちなみに「容量は約300㎥」と普通の貯水槽と比較し3~4倍と大容量です)
等々を比較の結果、市民目線では…、
・確かに、県外に本社を置く「民間プール業者」は大幅な利益拡大を得られます!
(*施政は「民間企業」のため? 「市民」のため? どちらを向かれているのか…? )
・市の財政効果は「血税負担の削減効果」として「有効」とは認められません…!
・近年、大災害が迫ると予想されるなか「利水機能」を廃止はいかがなものでしよう?
---「学校プール」廃止は疑問!?---☆---
● 現在、市政が進められている短絡的な「プール建設強行」は、将来、市民の犠牲が大きく予想され不適切と思われます。
学校プールを解体は「防災機能の欠落」です!
市民の安心・安全機能を剥奪は、危機管理上、問題です!
市民の生命を守るのも施政のお役目ではないでしようか?
何か、大切なものを忘れられているような気がします…?