・他県の議員さんの視察報告から、様々な疑問が湧いてきました。列記してみます。
●「高浜市役所本庁舎整備事業」の不可解
---庁舎建設事業の不可解---☆---
・市HP「公共施設マネジメント」から引用確認します。
■1.「事業スケジュール」
募集要項・要求水準書・審査基準の公表 | 平成26年8月11日 |
市庁舎整備説明会(いきいき広場連携等) | 平成26年8月20日 |
参加表明書の提出 | 平成26年9月29日 |
提案書提出 | 平成26年11月28日 |
ヒアリング・提案審査 | 平成26年12月 |
●「市庁舎33億円-大事業」を、恒例の「わずか3か月」で「提案書」の提出期限。
⇒ 公共施設「20年施設」を、極めて短期間で提案要求。その質レベルが疑問です!
■2.「提案審査結果」 - 「2社」提案されました。
・審査結果 :◆最優秀提案 - 「D社」 ◆優秀提案 - 「T社」
●不可解は「T社」。ネット検索しても「建設事業」や「リース事業」を業容とする企業が見当たらないのです。いったい、どのような企業が「官公庁施設の建設提案」をされたのでしょうか? 初めから、勝負は決まったようなものだったのかもしれません。
⇒ これが適正な事業募集なのでしょうか? 不自然さを感じます。
■3. 事業費 - 33億円の妥当性
●「要求水準書」には、旧庁舎を寿命「60年」と仮定し、残寿命を「20年」と設定して、事業費を推計されました。
耐震改修費・設計費・仮設庁舎と移転費 |
19億28百万円 |
解体処分費 | 1億39百万円 |
維持管理・運営費 | 12億57百万円 |
合 計 | 33億24百万円 |
●よって「提案要求の建設費」は、上記の金額以下とされたのです。
・結果は「リース建設 - 31億31百万円」。効果額 - 1億93百万円 - ▲約6%
・市民感覚では、約2億円程度の少額で決定。20年後にまた数十億円を要して建替え!?
⇒旧庁舎を「70年、80年」と使用継続すれば、更に財政効果は高いかと思うのですが…
・市役所の組織の分離分割も無く、「統合一体化」が出来たのではないか?
・新庁舎の受付スペースの混乱も無かったのではないか?
(*根本原因は「民間病院」への補助-53億円です。市民生活が犠牲のハコモノ強行です)
■4.床面積 - 「3,500㎡」
●床面積が「要求水準書」は「3,500㎡」。市民説明会資料は「4,700㎡」
・これは「間違えた」で済む話なのでしょうか? 市民を欺く説明は許されません!
⇒ 結局、約30億円も投入して「床面積 - 半減」の狭小庁舎の財政効果は疑問です!
市民からみれば「大損」の庁舎リース建設!!
これを強行されて、いかなるメリットが?!
まったく不可解なハコモノ建設の強行は誤謬の連続です!
(*続く予定です)