・「ハコモノ」は魔物です。市民感覚では考えられない血税投入が行われています。
● 今回、その「かわら美術館」を再確認したいと思います。
----------------------------☆---
・かわら美術館は、国内唯一「瓦」展示施設として、産業支援も含め建設されました。
・H7年(‘95年)開館、以来、23年を経過。今年で累計「84億円!」を投入のようです。
・恐らく、市内施設では最高額の血税投入施設と思われます。
⇒ 施設計画では「H33年 - 民間譲渡」の予定とか…? 「もったいない」計画です。
(*市民は数十年間も納税し、借金が終われば「民間譲渡」とは、何のための納税…?)
---施設運営状況----------☆--- (*H20年、指定管理移管以来、運営実態が不透明です)
● 来館者は、推定 - 年間5万人。展示会と施設利用者-各2~3万人程度と思われます。
⇒ とすれば、23年間で、累計 - 120万人程度が来館されたと見込まれます。
● 費用面を試算すると「建設費- 42億円」- (*土地の買収額は別途。詳細不明です)
●「運営管理費の合計- 42億円」(推定) となるようです。
(* H3年~H26 : 一般会計説明資料 / H27年~推計 <指定管理とかで会計が不透明>)
⇒「かわら美術館への血税投入 - 累計84億円! 」
● 同施設の運営維持管理費は「年間-平均-183百万円」もの巨額を投じた事となります。
(* 運営費 - 最大「H7 - 373百万円」。「H27以降 - 110百万円程度」で推移 )
(* 内容的には「管理運営-約80百万円」「展示会-約60百万円」「資料収集-美術品の購入-約20百万円」他)
・「来館者一人当り平均 - 約4千円」もの血税投入となり、適切性は疑問です。
⇒ これを、説明責任も果たされず、借金返済をようやく終えた段階で、いとも簡単に「H33年 - 民間譲渡」とは不適切極まりません…
---隣街の美術館の運営動向---☆---
■ 「刈谷市立美術館」の運営状況(H29年度)を確認してみました。
・来館者 - 年間 - 84千人 (*高浜 : 刈谷の約6割の来場者 )
・運営費 - 年間 - 87百万円 (*高浜 : 平均二倍超の運営経費を投入! )
・入館経費 -「一人当り - 1,036円」 (*高浜 : 約4倍弱の血税を投入…! )
⇒ 「美術館運営は努力健闘されている」と評価すべきでしょうが、「費用対効果」や、数年後「民間譲渡」を考えると「もったいない」の感覚が先行してしまいます。
これが適正適切な施設管理なのでしょうか?
■ 残念ながら、高浜「美術館-84億円」の財政投入は巨額過ぎ! 「異常」レベルです!
・これを「適正」と判断される視点は、市民感覚を失っています。
⇒ やはり、施政も、ようやく「異常」と認識され、対策として「民間譲渡」かと思いますが、説明責任を回避され、施政だけの独断の強行は「市民不在! ・納税者-無視!」
この状況は「大家族」の市民は犠牲ではないでしょうか?
市民を「納税」の道具として扱われているように感じます。
今、この難局に対し、行政と議会だけの強行は、禍根を残すことになるのでは…?
市民協働の「大家族」で検討し、衆知を集めて乗り越えることが重要と思います!
---市民の素朴な疑問---☆---
・このような施設運営状況を知るため、市HPの検索に頼ることが多いのですが、他市と比較し、高浜は「本当に調べにくい、分りにくい」事態は問題です。
・「情報公開性」が低い事は「透明性」を欠いた施政の証しです。
・ 市民に隠さなければならない施政運営は誤謬です!
・ 血税による施政運営は「市民 - 5万人」に対し公明正大なる情報公開がご使命です!
「大家族」への開かれた施政運営を切望します!