・貴重な公共施設の改廃処置も「行政と議会で決める」と強行されていますが、不可解な点を抽出したいと思います。
⇒ 今回は「ハコモノ」の改廃の目安となる「利用率(稼働率)」について検討してみます。
●「公共施設マネジメント」として「公共施設のあり方」(下記資料) が作成され、市民の血税にて建設された施設の統廃合が強行されています。
[検索] : http://www.city.takahama.lg.jp/grpbetu/gyosei/shigoto/shisetu/arikatakeikaku/arikatakeikaku.pdf
---公共施設のあり方 (資料) ---☆---
● 疑問は、施設の統廃合の判断となる「利用率 (稼働率)」の基準が極めて曖昧な点です?
・例えば、「P.17- 集会施設」の利用率の調査結果が掲載されています。
■「公民館」- 中央公民館-13% ・吉浜-20% ・高取-28% ・大山-13% ・南部-22%
⇒ 「全て利用率が「30%」以下で低い」と評価されています。
・次に、「P.22-スポーツ施設」の利用率
■「運動施設」- 体育センタ-34%・碧海グランド-12%・流作-13%・五反田-34%・南テニス-39%
⇒ 「全て利用率が「40%」以下で低い」と評価されています。
・この利用率が低いから「解体-縮充」が好ましい、というご判断のようです…。
● しかし上記の「30%」も「40%」も低いとされる根拠や基準は有るのでしょうか?
● 公共施設のあり方として「利用率」の目標値を示されたことがあったでしょうか?
● この問題の「利用率」を向上するような事業企画や利用要請があったでしょうか?
⇒ 現在でも「利用率目標」は不明です。つまり、施設改廃の根拠は不透明では?
施設の利用率の目標も基準も無く、改廃強行は不適切!?
---利用率の算定---☆---
●「施設あり方計画」で、施設の「利用数」を【コマ】という単位で表記されてます。
・調べると「利用可能な施設(場所・部屋)」を【コマ】と言うようです。
・年間の利用数は、施設の「年間開設日数」を掛けて算出されるようです。
・不思議なのは「碧海グランド- 11,680コマ」。逆算すれば「1日当り-32コマ」
⇒ グランドを一日で「32組」使うという「利用可能数」は不可解しかありません?!
・また利用実績「1,374コマ」、逆算すれば「1日当り-14組」も不可解です。
(*利用日を「土」・「日」使用と仮定 ≒ 100日/年として試算 )
● これを他の施設も同様の検討をすると、全く、【コマ数】が合致しないのです。
(*市民感覚では「デタラメ!」。また庁舎のような資料「ねつ造」かと不信感が…? )
・このような「不可解な資料」を基本にハコモノの改廃を強行は不適切と思われます!
● 他市例では「施設利用人数」で集計例も有りますが、高浜は管理されていないのか?
⇒ どうも「人数」もカウントされない施設管理は「ズサン」の連続としか思えません!?
この「ズサン」さで巨額の施設管理は不安を覚えます!
---学校の稼働率の試算例---☆---
● 当市に「縮充構想」を提唱の「T大学 - M先生」が試算した「学校の稼働率」例です。
■ 月 10か月 80%
■ 週 5日間 70%
■ 日 7時間 30%
⇒ 学校施設の稼働率 = 0.8 × 0.7 × 0.3 × 100 ≒ 「16.8%」とされています。
● 学校施設でさえ「17%」です。公共施設の利用率が「30%」「40%」でも低いとされ、利用率の基準も無く、公民館や体育館を解体強行の連続です。
● 中央公民館(*資産価格-7億円) を「早期解体-2.4億円」の解体強行は無駄遣いです!
・「管理計画」では、中公の利用率-13%! 調べると利用者- 7~8万人は市内最多!
⇒ 市内最多の利用施設を「利用率」が低いと、約10億円を早期解体に費やしたのです!
・同地は「市のど真ん中の一等地」- これを民間分院のため公共施設を解体は不適切!
市民を犠牲に民間分院を過剰な優遇は適正と思えません!
■ この不可解な発想を起点の「公共施設管理計画- 360億円」は適切なのでしょうか?
・公共施設は市民の財産です。
丁寧なるお取り扱いを期待したいものです!
今年こそ大家族のため、無謬性の施政運営を切望します!