t2521’s blog 高浜の住民監査

高浜市の公共施設を市民目線で考える住民活動

・高浜市はまちの指標として「人と想いが つなぐつながる しあわせなまち 大家族たかはま」と宣言しています> しかし、実態は「大家族」は、市民ではなく特定業者であり、「倍額補助」「倍額建設」の過剰優遇を連続は財政を私物化です。 ・「公共施設」は、「早期解体」「倍額建設」してから「長寿命」と市民無視で強行。 ・十年以上前から、高浜の公共施設の面積は「人口5万人未満」の自治体では全国最低。 よって、公共施設「早期解体」は不要なはずが、未だに早期解体を強行となっています。 ・このような公共施設の異常的な暴政実態に、市民として警鐘を発する必要性を痛感し、情報発信するものです…

住民監査 - 狭小リース庁舎に建替えの損失 Ⅱ

・今回のブログは、先回記事-5月13日より新たな判明情報を追記するものです。

⇒ 知れば知るほど、分れば分るほど「高浜-ハコモノ建設」は不可解な無駄遣いです。

・その情報とは「国土交通省 - 建築着工統計調査」による「構造別-建設相場」です。 

 

---施政報告のあり方---☆---  

 ・どこの自治体も同じかもしれませんが、工事物件につき「業者見積」を市民には公開されません。従って、見積金額や工事金額の実価格は秘密なのです。

 

・民間企業であれば、下請け業者さんの工事見積に、自社工事や管理経費、適正利益を上積みでしょうから非公開も理解出来ますが、自治体が、あえて見積を二重作成される事の意味が理解出来ません。

この二重作成や、更に「金入り設計書」と「金額無しの見積」と、別々の資料作成は執務効率の低下であり、血税の無駄遣いにもなっているのでは…?

 

・しかし、その裏は「情報隠ぺい」「財政運営」を非公開であり透明性に欠けています

・市民は行政や議会に適正適切な血税投入を託している訳ですから、ご報告されることが当然と思いますが、実態の「真逆」は施政として不適切極まりません…。

 

---ハコモノ建設費---☆---

・住宅建設時に「坪-単価、あるいは平米単価」という目安を利用されると思います。

 (* 建設総額 (万円)  = 「面積単価 万円/(坪or ㎡)」✖「床面積(坪or ㎡) 」) 

 

・「公共施設」の場合、大雑把な予算確保の目安として「総務省単価」が使用されます

・例えば「庁舎」の場合「新築 - 40万円/㎡」、「改築 - 25万円」となる訳です。   

 

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・これは国内の公共施設の建設実績を総務省が集計し、目安として「平均値」を算定。

・注意点は「平均値」であり「絶対値」ではありません。予算計画時の参考額なのです

 

● 「総務省単価」は、「市庁舎」の建替え検討資料にも利用され試算されていました。 

  (*しかし、この「平均値」を「施設見積額」として運用されている事は不適切です )

  

---庁舎のハコモノ建設費---☆--- 

・「総務省-単価」は「旧庁舎-改修-25万円」。「リース」は「更新-40万円」を採用。

 旧庁舎-床面積    (㎡)

 7,674           (100)

 大規模改修 (万円/㎡)

 25                     (100)

 耐震強化-改修費

 19億19百万円    (100)

  

---狭小リース庁舎(民間提案)------

・リース物件は「民間施設」です。

 リース - 床面積       (㎡)

 3,668       (旧庁舎比 - 48)

 更新 - 建替え (万円/:㎡)

 42                       (168)

 リース - 更新費

 15億45百万円            (76)

 

・狭小リース庁舎は「公共施設-相場」も超える建設単価は、不可解で異常なのです!

 ⇒ この「面積単価」の利用方法は作為的と思われ不適切な仕掛けなのでは…? 

 

---狭小リース庁舎------

・「総務省-単価」は、公共施設仕様の建設相場でありリース施設は「民間施設」

・「リース庁舎」は「借家」。「民間施設を自治体が借りる」というものでは… 

   (*例えば「耐震強度」も公共施設基準では無く、民間施設基準と聞きました )

 

・建設相場は「国土交通省- 建築着工統計調査」に記載され確認しました。

「民間会社 - リース建設」は「18万円~20万円/㎡」が平均的な建設相場!

  (*仮に「公共施設」と言われても、鉄骨造-「30万円/㎡」が相場。)

 

---民間施設の建設相場------ (*建築着工統計調査 <H30年度> - 国土交通省 )

建築主別、工事単価 -「鉄骨造」  

 都道府県 

 30.3 万円/㎡

 市区町村

 29.8

 会  社   (リース)

 19.8

 個  人

 23.1

 

 

---市民の素朴な想い---☆---

これが不可解なハコモノの仕掛けなのです 。

・「民間施設-20万円/㎡」が、なぜ「42万円/㎡」に膨らむのでしょうか?

 

・新情報に基づいて「民間施設-20万円/㎡」にて試算してみました。すると…、

   「市の支払い予定額 -15.5億円」-「建築統計相場-.3億円」=「▲8.2億円

 「狭小リース庁舎」は「億円」が「過剰支払い!??

  

  これは不適切を超え「裏切り」のハコモノ施政です!

   更なる問題は、これに「高浜小」が加わります…

 ⇒ 結局、「学校」も「庁舎」も倍額負担を強要です! 

  

 明確な説明責任を果たして戴きたいものです…

 

---総務省-単価---☆---

総務省-単価「40万円/㎡  (坪-132万円)」は、かなりの高額です。

・建築着工統計でも「40万円」を超える物件は「国と市区町村」が「鉄骨鉄筋コンクリート(旧庁舎構造) 」の場合。   (*都道府県 - 鉄骨鉄筋コンクリート造-「34万円」)

 

総務省-単価」は、施設建設構想を立案時の概算額(目安)で、これを施設建設の見積額として運用することは「不適切」と判明しました。

 

 今思うと、市民をあざむく道具として乱用されていたのでは…

「大家族」精神にあるまじき施政の実態です

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