・今回のブログは、先回記事-5月13日より新たな判明情報を追記するものです。
⇒ 知れば知るほど、分れば分るほど「高浜-ハコモノ建設」は不可解な無駄遣いです。
・その情報とは「国土交通省 - 建築着工統計調査」による「構造別-建設相場」です。
---施政報告のあり方---☆---
・どこの自治体も同じかもしれませんが、工事物件につき「業者見積」を市民には公開されません。従って、見積金額や工事金額の実価格は秘密なのです。
・民間企業であれば、下請け業者さんの工事見積に、自社工事や管理経費、適正利益を上積みでしょうから非公開も理解出来ますが、自治体が、あえて見積を二重作成される事の意味が理解出来ません。
⇒ この二重作成や、更に「金入り設計書」と「金額無しの見積」と、別々の資料作成は執務効率の低下であり、血税の無駄遣いにもなっているのでは…?
・しかし、その裏は「情報隠ぺい」「財政運営」を非公開であり透明性に欠けています
・市民は行政や議会に適正適切な血税投入を託している訳ですから、ご報告されることが当然と思いますが、実態の「真逆」は施政として不適切極まりません…。
---ハコモノ建設費---☆---
・住宅建設時に「坪-単価、あるいは平米単価」という目安を利用されると思います。
(* 建設総額 (万円) = 「面積単価 万円/(坪or ㎡)」✖「床面積(坪or ㎡) 」)
・「公共施設」の場合、大雑把な予算確保の目安として「総務省単価」が使用されます
・例えば「庁舎」の場合「新築 - 40万円/㎡」、「改築 - 25万円」となる訳です。
・これは国内の公共施設の建設実績を総務省が集計し、目安として「平均値」を算定。
・注意点は「平均値」であり「絶対値」ではありません。予算計画時の参考額なのです
● 「総務省単価」は、「市庁舎」の建替え検討資料にも利用され試算されていました。
(*しかし、この「平均値」を「施設見積額」として運用されている事は不適切です )
---庁舎のハコモノ建設費---☆---
・「総務省-単価」は「旧庁舎-改修-25万円」。「リース」は「更新-40万円」を採用。
旧庁舎-床面積 (㎡) |
7,674 (100) |
大規模改修 (万円/㎡) |
25 (100) |
耐震強化-改修費 |
19億19百万円 (100) |
---狭小リース庁舎(民間提案)---☆---
・リース物件は「民間施設」です。
リース - 床面積 (㎡) |
3,668 (旧庁舎比 - 48) |
更新 - 建替え (万円/:㎡) |
42 (168) |
リース - 更新費 |
15億45百万円 (76) |
・狭小リース庁舎は「公共施設-相場」も超える建設単価は、不可解で異常なのです!
⇒ この「面積単価」の利用方法は作為的と思われ不適切な仕掛けなのでは…?
---狭小リース庁舎---☆---
・「総務省-単価」は、公共施設仕様の建設相場であり、リース施設は「民間施設」
・「リース庁舎」は「借家」。「民間施設を自治体が借りる」というものでは…
(*例えば「耐震強度」も公共施設基準では無く、民間施設基準と聞きました )
・建設相場は「国土交通省- 建築着工統計調査」に記載され確認しました。
⇒「民間会社 - リース建設」は「18万円~20万円/㎡」が平均的な建設相場!
(*仮に「公共施設」と言われても、鉄骨造-「30万円/㎡」が相場。)
---民間施設の建設相場---☆--- (*建築着工統計調査 <H30年度> - 国土交通省 )
・建築主別、工事単価 -「鉄骨造」
都道府県 |
30.3 万円/㎡ |
市区町村 |
29.8 |
会 社 (リース) |
19.8 |
個 人 |
23.1 |
---市民の素朴な想い---☆---
・これが不可解なハコモノの仕掛けなのです 。
・「民間施設-20万円/㎡」が、なぜ「42万円/㎡」に膨らむのでしょうか?
・新情報に基づいて「民間施設-20万円/㎡」にて試算してみました。すると…、
「市の支払い予定額 -15.5億円」-「建築統計相場-7.3億円」=「▲8.2億円」
「狭小リース庁舎」は「8億円」が「過剰支払い!」??
これは不適切を超え「裏切り」のハコモノ施政です!
更なる問題は、これに「高浜小」が加わります…
⇒ 結局、「学校」も「庁舎」も倍額負担を強要です!
明確な説明責任を果たして戴きたいものです…
---総務省-単価---☆---
・総務省-単価「40万円/㎡ (坪-132万円)」は、かなりの高額です。
・建築着工統計でも「40万円」を超える物件は「国と市区町村」が「鉄骨鉄筋コンクリート造 (旧庁舎構造) 」の場合。 (*都道府県 - 鉄骨鉄筋コンクリート造-「34万円」)
⇒「総務省-単価」は、施設建設構想を立案時の概算額(目安)で、これを施設建設の見積額として運用することは「不適切」と判明しました。
今思うと、市民をあざむく道具として乱用されていたのでは…
「大家族」精神にあるまじき施政の実態です