t2521’s blog 高浜の住民監査

高浜市の公共施設を市民目線で考える住民活動

・高浜市はまちの指標として「人と想いが つなぐつながる しあわせなまち 大家族たかはま」と宣言しています> しかし、実態は「大家族」は、市民ではなく特定業者であり、「倍額補助」「倍額建設」の過剰優遇を連続は財政を私物化です。 ・「公共施設」は、「早期解体」「倍額建設」してから「長寿命」と市民無視で強行。 ・十年以上前から、高浜の公共施設の面積は「人口5万人未満」の自治体では全国最低。 よって、公共施設「早期解体」は不要なはずが、未だに早期解体を強行となっています。 ・このような公共施設の異常的な暴政実態に、市民として警鐘を発する必要性を痛感し、情報発信するものです…

住民監査 - 防災を考える Ⅳ 避難所

・今秋の「台風」の連続発生は地球環境の復元力に猶予の無さを露わにしているのかもしれません… 嘆きか、悲鳴か、警告なのか…?

 

● さて、続いて「指定避難所」-「収容数」の疑問につき「吉浜」を事例に検討します。

・市は「吉浜小学校-体育館」-「収容-300人」と表記につき確認してみました。

再確認の結果、やはり、避難収容数は「誇大表示」と判明。

・実際、巨大地震が発生し、市民が殺到すれば、必然的に「パニック発生」です。

このままでは避難所の「混乱」収拾を市民任せとなり不適切ではないでしょうか?

・不適切な「避難計画」は、「市民の生命の安心安全をも疎外」となります。

 

---「指定避難所」---☆---   (*再掲 )

巨大地震に対し被害想定され「指定避難所-収容数-3,100人」とされているようです。

全壊/焼失  揺れ  液状化 浸水津波  地震火災  合 計  要収容数
過去最大      500   10    20     500  1,100    2,750
理論最大   3,000   10    20  2,200  5,300  13,250

   (*「要収容数」= 「被災合計戸数」✖「2.5人/戸」として試算 ) 

 

● 高浜の「指定避難所 -17拠点」-「収容数 -3,100人」

・この拠点のひとつ「吉浜吉浜小学校-体育館」-「300人」と案内されてます。

・この設定は、避難生活の居住性を確保した面積「3㎡/人」を基準に換算のようです。

  

吉浜小学校-体育館「床面積」

吉浜小-体育館   巾  (m)   奥行  (m)    面積 (㎡)   避難収容 (人)
運動床面     24     33     792     264
玄関・トイレ     24       5     120        40

 

●「収容数-300人」は「避難市民を体育館一面に、隙間なく「すし詰め」の場合で、

     なんと「玄関」と「トイレ」にも押し込みも含めた人数のようです…

このような避難生活は「1泊」どころか「数時間」が限界ではないでしょうか?

   とても「大家族」のための避難計画とは思えません 

 

● かつて「防災-避難所のあり方」の講習会では、下記のアドバイスがあったかと…

避難所内の感染予防が重要 - 「手洗い消毒」と「トイレ - スリッパを分離」する。

生活就寝スペースの向上   -「床面-断熱」と「就寝スペース - 隔壁・床高を上げる」

     (*床面等の「浮遊菌」と接触防止のため「遮蔽壁」や「頭高さ」の確保が有効とか )

・避難所内に「通路」「医療」「介護支援」「更衣室」「授乳室」「物資室」を設ける

⇒ これを加味すると「吉小-体育館-収容数」-「200人~150人」が適正では…

・つまり「指定避難所」の実際の収容能力は「6~7割程度」なのかもしれません

 

● となると「吉浜住民 -13千人」のうち「2百人」では、僅か「1.5%」の狭き門…

・誰が入るのか? 入れるのか? 先着順で良いのか? 健康で行動力ある住民優先なのか?

高齢者や障害をもった方々も同じ条件で良いのか?  満杯時は拒絶で良いのか?

これらを「災害発生時」に現場で臨機応変に対応では、避難所は「パニック」です

 

・「避難所」が満杯で、次の避難所へ移動時に「被災」というケースも想定されます。

避難所は「適切」「円滑」な受け入れ態勢の構築が「避難計画」であるべきでは…?

 

高浜「市民-5万人」の避難体制を一次避難だけで良しとする防災計画では市民が犠牲

     (*「一次避難」- 近くの屋外施設 (校庭・公園・神社境内) への避難行動 )

 

●「指定避難所-3,100人収容」の是非につき、再確認、再検証の必要性を感じます。

または「避計画の考え方」「避難対応」を事前説明し、市民の混乱を予防すべきでは

「避難勧告」が発令されたら、一律に「避難所へ」の方程式は破綻しています。

 

「避難所」は市民の安心安全の拠り所となるべきです

 

--- 市民の素朴な不安 ---☆--- 地震火災」の問題

市発行の「防災マップ」に「建物被害予測」が記載されています。

地震火災」-「過去モデル-500棟」「理論モデル-2,200棟」と予測されています

  (*ご参考 - 碧南市の「防災(ハザード) マップ」には「人的被害予測」も掲載 ) 

 

不安 -「現消防-消火体制」で対応出来るのでしょうか?

 

● 仮に「火災-500棟」は「各学区毎」に「100棟」の火災発生 - その消火体制は…?

・「消防団」が保有の消防車-8台、「消防署」保有の消防ポンプ車-2台「計-10台

「各消防車」-1台で「50棟」の大規模火災の消火活動に当たることになります

    (* 巨大災害時は、衣浦東部消防局は、他市対応もあり高浜対応は少数と推測… )

 

・「50棟」を1台で消火は「焼け石に水」-「無力」な消火活動が脳裏に浮かびます。

問題は「消防体制」が不十分と分っているのに「無策」は失政の証しでは…?

 

●「避難所」同様、「一次-消火体制」だけでは「消火活動」が不十分は明白です。

「防災住宅」の普及。「初期・二次、三次消火体制」の整備充実が必須課題では…。

 

・市民の財産や生命を護る「防災体制」や「消防体制」は、明日来るかもしれない巨大災害に対し、「整備拡充」が施政の重要課題でもあり緊急的課題です。

 

施政は「安心安全」を優先課題として防災体制の拡充を!

市民は消火体制も「自助」の覚悟が必要かもしれません!?

常日頃から、「何が出来るのか?」 「何を為すべきか?」- 考える事が大切です… 

 

(最後まで、ご精読 戴き ありがとうございました)

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