t2521’s blog 高浜の住民監査

高浜市の公共施設を市民目線で考える住民活動

・高浜市はまちの指標として「人と想いが つなぐつながる しあわせなまち 大家族たかはま」と宣言しています> しかし、実態は「大家族」は、市民ではなく特定業者であり、「倍額補助」「倍額建設」の過剰優遇を連続は財政を私物化です。 ・「公共施設」は、「早期解体」「倍額建設」してから「長寿命」と市民無視で強行。 ・十年以上前から、高浜の公共施設の面積は「人口5万人未満」の自治体では全国最低。 よって、公共施設「早期解体」は不要なはずが、未だに早期解体を強行となっています。 ・このような公共施設の異常的な暴政実態に、市民として警鐘を発する必要性を痛感し、情報発信するものです…

住民監査 - 学校エアコンの不可解

・今日の天候も警報の連続発生は異常の兆しです。何を訴えられているのでしょうか?

「地球」の訴えを聞く耳を求められているのかもしれません…

 

・さて、今回は「学校エアコン設置 - 8.5億円事業」につき、疑問が多々あります。

・この疑問を払拭のため「市民意見箱」に投稿し回答を求めました。結果は、待つこと「三週間以上」…ようやく回答を受けましたので、皆さんと検討したいと思います。

    (* 余りにも遅い回答は「怠慢」の証し。その誠意無き施政態度は残念でなりません )

 

---「学校エアコン」---☆---

・名称 : 「高浜市立小中学校空調設備整備事業」-「8.5億円」-「268教室」

・昨秋、保護者の熱心な署名を受けて、ようやく実施となった「学校エアコン設置」。

碧海五市で、一番遅い設置となったのは、本当に「大家族」のためでしょうか?

 

・昨年度末-議決し、6月に入札 - 落札「8.5億円」-「落札率-99.4%」の高率も不可解?

・更に、高浜市がお得意の「一社- 独占」は、どのようなメリットがあるのでしょう…

「小牧」-16小学校-349教室-7.3億円 ⇒「210万円/教室」対-高浜「317万円」と割高!

・10月になり、市民に情報連絡もされず「校庭の樹木伐採」の工事を開始されたとか…

しかし、このような環境破壊工事を回避出来ないのか? 自然災害も増えるわけです。

 

---「空調設置事業の割高な理由」---☆---

●「財政削減」と言われ、事業実施となると相場より割高な工事強行が高浜の悪癖…

「青少年ホーム-残土処理」も「当初-9千万円」が「決まると- 倍増2億円」??

 

● 本題に戻って「学校エアコン」が異常に高額な理由を探ってみたいと思います。

    (*そもそも、この空調機設置の調査計画に「約3千万円」も掛ける感覚が理解不能…)

1.「室外機」の選定を「過剰な能力の 大型機を選定」

・市回答 - 大型機を選定となったのは「室外機は、室内機の熱負荷の総和に加え、

室外の温度条件

冷媒管の長さ・機器設置の高低差の補正を加え、室外機能力を算定

結果、室外機能力は室内機能力の合計値より大きくなります」…と説明されます…

 

■ 「室外機」冷房能力の考え方

外気温を「36℃」と設定。

市は、この外気温による性能を「冷房性能-仕様値✖約97%」に低下と試算。

 

② 選定機種の配管相当長は「約190m」-学校の場合、配管長さは「約50m」と問題無し

市は、この配管長による性能低下は「仕様値✖約86%」と推定。

    (*最新版のメーカー資料で推定すると「88%」の可能性も多分にあります…? )   

よって「97%」✖「86%」=「83%」- これを逆算し「室外機-120%」を選定要と判定

 

● 結果-「冷房要求能力 - 75.4KW」✖120% = 「91kw (28HP) 」と算定された模様。

これに、更に余裕を加え「101KW (36HP)」の室外機が適当と選定されたようです。

この超余裕の「36HP」- 市販価格は「1,129万円」と極めて高額なのです。

  根拠が不透明な試算で「室外機-能力」を決定は浪費… 

  (*この「調査業務委託-約3千万円」は、真に精度を欠いた結果は二重の浪費… )  

 

■ 最近のガスエアコン(GHP)は、優れものです。電気エアコンと機能は同様。ネックは「機器価格相場」が約五割高と高額です。この高額分を燃費で回収するのが特徴…

 

GHPも進化し、最大冷房性能は「室内負荷が130%増まで可能」と表記しています。

・つまり、実際は「室外機」の冷房能力を「3割減」も可能で、冷房能力は「22HP

 - 実機の品揃えから「25HP-667万円」を選定しても冷房対応は可能なはず…

つまり (36HP : 1,129万円) -  (25HP : 667万円) =「462万円」✖41台≒「1.9億円

・ややこしいのですが 結論は「過剰能力の室外機」-2億円増を選定しているのです。

  (*しかし「約2億円」の差異があれば民間企業なら必死に検討すると思うのですが…)

 

この「学校空調機設置報告書」の「設置位置検討書」の注意事項に「機器能力」は、

実施設計時に見直しする」と記載され、どのように見直しされているのでしょうか? 

室外機」の小型化を検討され、それを「財政削減」に反映されるのでしょうか

・はたまたコストダウンは「一社独占」のメリットとして業者利益でしょうか?

 

本来、空調検討は「電気式(EHP)」と「ガス式(GHP)」を同時比較検討されるべきを、当初から「GHP」ありきで強行は疑問しかありません。無謬性を欠いています。

ある自治体では「三方式」を検討し「電気式(EHP)」に決定の実績例もあります

 

●「学校」は空調運転時間が短く、酷暑の8月は夏休みで、年間1千時間程度の運転。

・「GHP」は年間3千時間も稼働の「事務所・店舗」に適した方式と言われています。

・つまり「年間3千時間稼働」により空調設備費の高額分を燃費で回収可能。「1千時間」にも満たない稼働時間では、回収不可能かも。という不経済な方式なのです。

これらを客観的な評価検討もされず「血税-9億円」投入は私物化の証しです

 

● 恐らく、言い訳は「EHP」は「電気基本料金が高くなる。受電設備が必要・・・」。「GHP」は「高浜のガス料金は格安」等の説明でしょう。これを数値等で定量的に比較検討があり方と思うのですが「鶴の一声」で決定は血税の浪費となっているのでは…?

   (*「GHP」はエンジン利用設備のため、点検修理等の維持費が高額となるのです ) 

 

各学校は近々「大規模改修」の計画があります。

・この改修仕様として「校舎の断熱強化」を盛込む事が環境保護面からも適切では…。

・より「空調機」の小型化が可能で省エネです。これを前提の空調機選定を望みます…

 

知らぬ間に開始された巨額の空調工事事業

・この秘密主義の施政のあり方が不透明な「まちづくり」となっていきます

 

「大家族」が主役となる「まちづくり」は遠い道のりです

 

 (最後まで、ご精読いただき ありがとうございました)

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