・今回は、一市民の目線や生活感からの「まちづくり」を述べたいと思います。
● 「高浜市」は、人口五万人足らず。面積も東西南北、それぞれ5km程度の小さな街-
施政も、以前から「コンパクト・シティ」とか「大家族」と表明し、自ら小さな「ま
ちづくり」を標榜されていたように見受けられます。
・しかし、印象的には「美術館 」や「市立病院」等を建設は「背伸びし過ぎの無謀な
施政」と傍観していました。- 内心「また無茶なことを…」と思いながら…
・最近「なぜ、無茶な施設建設」を強行されたのかを想像するに、「隣の街」をみて、
大きな声の市民から「同じ施設を"おらがまち"にも」との要望を、未来展望や財政負
担の精査もされず、「後世の市民が負担するから大丈夫!」と、「甘い」且つ「無責
任」な判断から建設強行に至ったものと思われます。
●結果は、「美術館」は、竣工-20年程度で運営負担が限界でした。しかし、運営を民間
企業に委託にもかかわらず、毎年-億単位の財政投入を継続…「累計-90億円超」に!
⇒ 施設管理計画では「美術館-数年後に民間譲渡」とか…?!
●「市立病院」も、確か20年程度で運営限界と、「民間分院」に経営移譲。。
しかし「美術館」同様「経営移譲」にもかかわらず、更に「60億円」もの財政補助
は市民生活に大きな負担となっています。当然、行政サービスや住みよさは低落…
⇒ つまり「経営移譲」は、財政削減効果も無く、逆に財政負担が増加したのでは…。
● 今でも、思い出すのは、当時の公民館での説明会-「初年-5億円負担だけ認めてほし
い」「二年目以降は『経営移譲』のため、負担は無くなる」のはずだったのに…
●「市立病院」- 小さなまちの「総合病院」は医師団の賢明なご尽力により、市民の医療
に絶大な効果がありました。「医師体制」の崩壊は国の裏工作が原因のようです…。
●「分院」に経営移譲も「総合病院」の継続は大多数の市民は当然の条件でしたが…
⇒ 結果は「療養型」に転換は市民を裏切る結果となりました。これを施政は画策…?
・まさか「総合病院」を「介護が主の療養型」に転換の事前説明は一言もありません
・驚きは、存在感の希薄さ。10年程度、居住の市民すら、分院の存在を知らない方も…
● 更に「民間分院」に至っては、市内最高の一等地、市域の中心地を献上し建替え…。
しかも、旧市立病院から数百m先の市内最大の公共施設-「中央公民館」を解体し、跡
地に建替え。。。これは、当時の契約内容 (建替え-旧市立病院用地) にも反し、常識も逸脱の
ありえない「失政」を強行に、危機感を覚え、住民運動を開始の契機となったのです。
● 普通の街なら「議会」で問題化し、議論紛糾のはずが、高浜議会は「行政監視機能」
は欠落し、「行政支援 (行政追認機能) 」の議会と分かったのは、後の祭りでした。
● 更に、残念で不可解は「血税-60億円」も補助したのに、万が一の「災害発生時」、
分院は救援医療体制を取らず「後方支援」でしかないこと…。高浜は「サイフ」…?
● 更に、分かったのは、高浜は「市役所の職員数も少なすぎること」
⇒ 市民千人当りの職員数 - 高浜- 4.61人 < 800位 / 815市区>。 過剰な削減です
・結果は、財政力-全国-83位と上位なのに、住みよさ-322位と前年より転落の施政実態
--- 「高浜市議会の問題」 ---☆---
●「高浜議会」- 定員「16名」の構造的な問題を取り上げてみます
・構成は「保守-市政クラブ-8名」、「公明-2名」、「野党系-6名」です。
(*「賛否」が乱暴な多数決制であれば結果は審議前から決定です )
● 定例会毎に発行される「議会だより-ぴいぷる」に掲載の「賛否」を見れば一目瞭然。
⇒「保守系」議員の賛否は一糸乱れぬ同一意見。⇒ 反対出来ない議会のようです。
・昨年度、議案反対の有志議員が見えましたが、同時に市政クラブ退会となりました。
⇒ これが「民主主義」を標榜する高浜議会の実態のようです…「むら社会」なのです
● これでは「市民の声」を、施政反映することは到底不可能に近いのかもしれません。
● これでは、様々な施政議案につき「議会の承認を得た」では不信しかありません。
⇒ 最近の「狭小リース庁舎」や「縮充-高小-PFI方式」のハコモノ建設強行は、「美術
館」「病院」と同様の大きな政財政負担を後世の市民に課す可能性を含んでいます。
●「美術館」「分院」「狭小リース庁舎」「縮充-高小PFI」- 市民には失政と分っている
のに、行政は強行(凶行) されます。
・問題は「行政」も「議会」も責任をとることは絶対にありません。
・この無責任な施政判断の責任と財政負担は市民が全責務を負うのです。
● このため「行政」には「無謬性(むびゅうせい) -間違いが無い事」や「透明性」として「説明
責任・情報公開」が必然的に求められるのですが、これにも消極的な施政では不信感
しかありません。
「大家族」宣言は"カモフラージュ"のようです
--- 「市民の素朴な想い」 ---☆---
・最近の"まち"の動向を見ていて思う事は「祭り・イベント行事」が多い事…
・かつて、江戸期の時代から続けられる「祭り」は年に一回の村民の息抜きでした。
・日頃のうっぷんや不満を解消のための為政者の施策として「ガス抜き」だったとか?
⇒ いつの世も「民」は年貢や納税だけの道具として生きているのかも…
・地域の「絆」、「連携」という表現も出来ますが、それは「日々の活動」から…
・個人的には、今年は「災害」が多く、他の地方では、日々の生活にお困りの方も多
く、こういう時に「祭りやイベント予算の一部でも寄付されれば…」と思います。
ハコモノ早期解体や、強行建設に過剰な巨額の財政投入に浮かれていることは疑問…
● 実直に「大家族」の「住みよさ」づくりに邁進されるべきではないでしょうか?
● ましてや「国」の施設長寿命化策を逆手にとって「更新」してから「長寿命」とは!?
・国(総務省)は、現状施設を長寿命化し残すべき施設を熟慮の上「更新」を提唱です
・市は、その施設計画(設計図) の公表公開も、財政効果の説明も無く強行は凶行です
⇒ つまり、市民の声を聴くことや説明もせず、建設強行は「私物化」同然と思います
市民の犠牲を前提の施政施策は失政です…
建設基金が無いから借金建設を強行とは計画性を疑います
大家族のため施政の正常化、適切化を願うばかりです…
(最後まで、ご精読いただき ありがとうございました)