● 先回、市勢比較した「小野市」 (兵庫) と「高浜」は何が違うのか確認してみます。
--- 「住みよさ」 ---☆---
項目 | 施政内容 | 順位 | 施政内容 | 順位 |
住みよさ | 小野市 (兵庫) | 155 | 高浜市 | 322 |
富裕度 | 財政力 | 342 | 財政力 | 83 |
人口 | 48,742人 | 559 | 48,579人 | 560 |
行財政 | 歳入-205億円 | 639 | 歳入-147億円 | 762 |
● 人口規模は、ほぼ同等規模のまちです。
・「小野市」は「財政力-342位」なのに「住みよさ-155位」と逆転しています。
・「高浜」は「財政力-83位」なのに「住みよさ-322位」と転落は妥当とは思えません
⇒ 施政のあり方として、どちらが望ましいのか? 生活者は、当然「住みよさ」では?
--- 「小野市」の特徴 ---☆---
● 同市を訪れたこともなく「ネット情報」だけですが一端を覗いてみたいと思います。
市HP | https://www.city.ono.hyogo.jp/ |
● HP表紙の上部に「地域バス」 (「らんらんバス」) が掲載されています。
・市域が広いためか「路線-11」+「デマンドバス-1台」もあり充実しているようです。
⇒ 「高齢化社会」に対応するには移動の代替機能が重要な施策課題です
(*「デマンド」- 時間と目的地を指定移動。小野市は公共施設まで <予約制> )
(*「NTT」は、このデマンド-システムをスマホ利用で実用化済み。市販中 )
● 次に「公共施設」について
・「高浜」は「中央公民館」を築36年で早期解体 - 市民には「隣市の施設利用を推奨」
(*来年は「小学校の体育館が『ホール』とは」- 転落です。これでは住む魅力欠落! )
・「小野市」は「地域交流施設」として運営継続 - ホール「500席」や様々な施設有り
⇒ 公共施設の「利用予約」も IT -「ネット-予約」が可能となっています
市民センター | うるおい交流館 エクラ http://www.eclat-hall.com/ |
新庁舎 | https://www.city.ono.hyogo.jp/1/8/3/w162/ |
●「小野市」も、庁舎建設中。来年竣工とか?
・「推進手順」-「建設計画-立案」→「市民意見」→「入札」→「着工」
⇒ 「高浜」-「市民意見」も聞かれず「入札」→「着工」は典型的な私物化の証し!
●庁舎-「床面積-10,900㎡」+「倉庫-1,000㎡」-「地下1F」+「地上6F」-免震構造
・この「建設費-50億円」- 「施設寿命-80年目標」と推定
・「市民-5万人」の行政の庁舎規模は「1万㎡」が適当では? 何より分割は不適切!
(*庁舎は「分割!」小学校は「縮充」と支離滅裂なまちづくりを強行は街を破壊! )
⇒「高浜」-「床面積-3,668㎡」と約1/3 -「狭小リース- 30億円 - 20年後-解体?」-浪費
●「新庁舎」-「議会室」(構想)
・気付きは「行政側の席数-20席」と極めて限定されていること。高浜の半分?
・「女性議員さん」が「7人」と議員定数-16人の半分近くにも驚きです
・「傍聴席」は「40席」ほど設定…この傍聴者は年間250名程と関心が高いようです
市民病院 | 売却 - 「小野医院」 http://www.ono-hp.eikokai1996.or.jp/ |
●「小野市」は「市立病院」を「民間医療法人」に「売却」-「医療形態は継続」
●「高浜」は「経営移譲」と説明し「30億円補助」に加え「建替-30億円相当」を追加
・「医療形態」も「急性期+救急対応」から、説明も無く「療養型」に転換…
⇒「民間分院」に約60億円もの巨額補助の結果は「住みよさ」も「まちづくり」も破壊
● その他の施策
出産祝い | 成人式の運営 https://www.city.ono.hyogo.jp/1/8/43/9/15/u586/ |
特 色 | 小野うまいもん https://www.city.ono.hyogo.jp/1/8/33/x118/19/3/ |
町内会 | 各町内毎に「町内会館」(公民館) が設けられているとか - 市内69カ所 |
● 高浜に比較すれば多様な「まちづくり」を着実に積み上げられています。
⇒ このような「着実さ」「堅実さ」が「住みよさ」向上となっているようです
・極めて貴重な参考になったと思いますが、いかがでしたか?
--- 「高浜」の不可解 ---☆---
●「小野市」は「高浜」と「行政職員数-179人」とそれほど変わらないようです。
・しかし「住みよさ」は「小野市-155位」に比べ「高浜-322位」は適正でしょうか?
● 気付きは、例えば「人事行政」資料に見つけることが出来たように思います。
・「小野市」は「過去-10年間の「人事行政」を「一元化」してHPに蓄積公開。
・これが「職員-資質」の維持-育成にもなっていると思われます。市民も安心です
●「高浜」は「単年毎」に「資料-分散」して作成。「検索」にも難航…
・「市民」は「施政情報」を知りたくとも「検索」も大変、「非公開」も多々…。
⇒「施政」は「透明性」が第一 - 黒いベールに覆われているようで不安しかありません
●「市制50年」の積み重ね - 公共施設も「早期解体」は、これを破壊です…
・ 「財政困窮」と言われ「市民」7万人利用の「ホール-解体」、「跡地」には、
「血税」23億円もの巨額を投入して「民間分院」だけを過剰な補助優遇…
●市民には「代替施設」は、「市外の公共施設を積極的に利用せよ」とは無責任…
・このような「血税の積み重ね」を「破壊」と「更新」の繰返しは「まちづくり」
の伝統 - 市民の歴史も破壊となり「住みよさ」も転落は当然なのかもしれません
遠くの街の「まちづくり」を知る事は、「眼」を覚まされた思いです…