● 先回は「施政資料」として、他市は「周辺や関連自治体」との比較を出されています
・ところが「高浜」は、市-単独情報のみで作成され、行政施策を強行です…
・なぜ、市民を「籠の鳥」として扱われるのでしょうか? 納税の道具扱いの証です。
⇒ 結果 - 施設面積は「全国-最低レベル」の狭小化を更に強行は市民生活はどん底です
・これが、市民の願いであり、夢なのでしょうか? 「庁舎-リース」も国内唯一では…?
⇒「他市」のご婦人方に説明したら笑われました - これが施設評価の現実なのです…
● 今回は「財政削減」を目標に開始された「施設建設」につき、市は「総務省単価」を採用され、建設額-見積の正当化は「過ち」です。今回、これを再検証します
●「総務省単価」は、「公共施設」の更新につき、従来の尺度であった「築40年」での早期解体や更新は「自治体」の財政が破綻すると警鐘発信のため設定されたものです
・各自治体の「2010年代」から未来「2050年代」の「約40年間」の施設改修や更新を想定し、その「財政負担額」を超長期シミュレーションするための「設定単価」です。
・これは、下表のように「施設」を目的別に分類されています。
⇒「過ち」は、このシミュレーション単価を固有の施設建設に適用は浪費のシカケです
--- 「総務省-単価」 ---☆---
■ 全国の自治体がこの単価を採用され「未来の施設負担額」を推計のようです。
総務省-単価 | 更新(建替) | 大規模修繕 |
公共施設 | 期間-3年間 | 期間-2年間 |
市民文化系、社会教育系、行政系施設 | 40万円/㎡ | 25万円/㎡ |
スポーツ・レクリエーション系統施設 | 36万円/㎡ | 20万円/㎡ |
学校教育系、供給処理施設等 | 33万円/㎡ | 17万円/㎡ |
公営住宅 | 28万円/㎡ | 17万円/㎡ |
・「総務省-単価」が高額は当然です。未来-2050年代までの建設費相場を包含のため、建設資材や労務費の価格上昇分も含まれた「価格設定」ですから…。
・更に、如何なる建築構造にも対応するよう、施設構造は区別なしの「目安単価」です
⇒ よって、恐らく最高額の「鉄骨鉄筋コンクリート造」を前提に設定と思われます…。
●「高浜」もシミュレーションされ、従来方式で解体・更新は「520億円超」と試算
⇒「健全な財政運営」のため「施設費を削減策」は「長寿命化」が最優先課題です
● ところが「市」は「更新」してから「長寿命」と従来方式の施設計画を強行の浪費!
・これでは「財政-困窮」におちいるのも時間の問題かと思います。あるいは「行政サービス」の廃止や、目先を変えた徴税の連続となることが予想されます。
⇒「他市の施設を利用せよ」「国保税の値上げ」「ごみ袋-有料化」がこの証の一例です
---「国土交通省の建築相場単価」---☆---
● 建設着工実績を「国土交通省」は「建築着工統計」として毎年公表されています。
⇒ この資料データを基に「構造別」の建設単価を調べ、下表を作成しました。
■「国土交通省」-「着工建築物 : 用途別、構造別 -工事費予定額 - 愛知県」より抜粋
構造別 (H30年) | 鉄骨鉄筋 コンクリ造 | 鉄筋 コンクリ造 | 鉄 骨 造 |
学校教育用 | 36.4万円/㎡ | 27.5万円/㎡ | 20.9万円/㎡ |
公務用建築 | 37.3 | 37.0 | 26.1 |
事務所 | 31.4 | 31.1 | 25.1 |
● お分かりのように「総務省-単価」とは、大きな差額 -「約2~4割減」は当然です。
⇒ 学校-鉄筋コンクリ造 -「総務省-単価-33万円/㎡」:「国交省-相場単価-27.5万円/㎡」
・なぜ「市」は、高額な「総務省-単価」を採用強行されたのでしょう…?
---「高浜小 - 建設費の比較」---☆---
● 「財政削減」が目的であるのに「高額」な単価を採用は巨額の浪費となります。
⇒ 「高小」を事例に施設費 (建設費) を試算比較してみました。
■ 「高浜小学校」- 施設費の比較検討
高浜小 |
面積 (㎡) |
構 造 |
総務省 単価 (万円/㎡) |
施設費 (百万円) |
建築相場単価 (万円/㎡) |
施設費 (百万円) |
校舎 | 6,752 | 鉄筋コン | 33 | 2,228 | 27.5 | 1,857 |
体育館 | 2,312 | 鉄骨造 | 33 | 763 | 20.9 | 483 |
公民館 | 853 | 鉄筋コン | 33 | 281 | 27.5 | 235 |
市民体育館 | 922 | 鉄骨造 | 33 | 304 | 20.9 | 193 |
児童センター | 639 | 鉄筋コン | 33 | 211 | 27.5 | 176 |
合計 | 11,478 | 3,788 | 2,943 |
●「高浜小-施設費」-「総務省-単価-約38億円」:「国交省-建設相場-約30億円」
⇒ この「総務省単価」を採用は「8億円」に及ぶ巨額の浪費 (試算) なのかもしれません
●「高浜小」の建設施設費は「48億27百万円」と発表されています。通常の倍額です
・市は詳細非公開のため推定ですが「施設費-37億円」∔「維持管理-12億円 (15年間)」
・「学校」の維持管理に、新築直後から「毎年-80百万円」支払いも不可解です…?
⇒ このように「大家族」に公表せず強行が財政私物化の証です
● 以上より「シミュレーション用価格」-「総務省-単価」を、そのまま「固有の施設費-見積」に転用は不適切の極みです。
・更に、この「割増見積」を「施設建設費」として予算化は最たる浪費そのものです。
・血税を湯水の如き浪費は、いかがなものかと…。説明責任を果たして戴きたいもの…
⇒ 根拠も説明も無く「相場」より「2割超 -8億円高」の学校建設が強行されています
「不正」とも疑わしき「施政のあり方」は不適切の証し
---「ぶろぐ - あとがき」 --☆---
● 「財政削減」を御旗にして、実態は「早期解体」や「相場より割高建設」を強行は
不可解でもあり、後世の市民の財政負担の犠牲を如何様にお考えなのでしょうか?
⇒ この「後世」にも配慮されない 公共施設計画を強行は「破壊のまちづくり」です
・「財政削減」と言われ「民間分院」に「60億円」もの巨額補助も「私物化」の証です
●「学校」しかない巨額投入の「破壊のまちづくり」を、誰が望んでいるのでしょうか?
・「国」は、「施設建設」に当り、地方公共団体は『住民の生活や福祉の向上を図り、個性豊かで魅力ある地域づくりを推進するため』とされています。
● 客観的な資料も作成されず、市民に説明もされず、施政の思惑だけを強行の過ち…
⇒「公」として不適切な施政は「無謬性」が欠落の証であり、残念を飛び越えています
「大家族」宣言の精神を回帰戴きたいと切望するものです
今一度、立ち止まり「施政のあり方」を再確認が必要です
(最後まで、ご精読 戴き ありがとうございました)