・今回は「財政削減」宣言のなか「施設建設費と財源等」の適正性につき検討します
・まず、初めに、新聞記事から…。中日新聞・20年2月1日・県内版・P.18にて「藤井達
吉美術館-増築入札不調」の記事に着目しました。
1.「国土交通省-工事単価」
・「碧南市」は「国土交通省-単価」で工事積算のため、建設業者さんもギリギリの対応
⇒「高浜」は「総務省-単価」を乱用は「2~3割増」の工事額となりラクラクの入札…?
・「財政削減」は喫緊の課題であり、精度高い見積が「あり方」なのです…
藤井達吉美術館 |
予定予算 |
床面積 |
建設単価 |
増築計画 |
1億 82百万円 |
550㎡ |
33万円/㎡ |
・ちなみに「総務省-単価」であれば「市民文化系」-「単価-40万円/㎡」と「2割増」…
⇒「国交省」と「総務省」を比較すれば「施設建設」は「国交省-単価」が適切は歴然!
・本来「総務省-単価」は、施設投資シミュレーション用の単価ですから当然なのです
・「リース庁舎」や「高小-PFI」は「総務省-単価」らしく2割増の工事のようです…
⇒ であれば「高小」-「校舎-推定 37億円」は「7億円」も割増なのかもしれません…
2.「事業費の財源構成」
・「財政削減」し、次世代につなぐ「まちづくり」のあり方として財源手当は重要です
・「高浜・公共施設推進プラン」の建設費計画を財源別に集計してみました。
・「疑問」は、「市債比」-「6割超」が適正なのか? 次代に借金返済も委託は無責任!?
⇒ 下記-建設費-322億円に加え「庁舎-30億円」-20年リースのため「7割」が次代任せ
・「計画」- 施設建設-320億円超のうち「約230億円」の返済を次代に託す計画です
・ 「高浜・公共施設推進プラン」の財源別-集計額
高浜 |
市債 |
一般 |
合計 (百万円) |
|
公共施設 プラン |
7,179 |
19,857 |
5,184 |
32,220 |
構成比 |
22% |
62% |
16% |
∔リース庁舎-30億円 |
・参考例 - ある自治体の庁舎建設の財源構成
他市例 |
国庫支出 |
特例債 |
一般 |
合計 (百万円) |
|
庁舎 |
200 |
5,000 |
5,300 |
1,600 |
12,100 |
構成比 |
2% |
41% |
44% |
13% |
|
・「財源」- 債務-53億円「41%」∔自己資金-69億円「57%」- 次代の負担割合を削減
⇒ 基金不足にもかかわらず市債にて施設建設を強行は「次代」を犠牲の施政です!
(*「市債」- 市が 政府・地方公共団体金融機構・銀行等から調達する「長期的な借入金」 )
次代の負担を軽くするのが適正適切 -「あり方」です
現施政判断による施設建設の責任負担を次代に託すのは過ちであり「無責任」です
3.「縮充」という学校建設の罪
・「高浜」- 公共施設面積は全国-最低レベルのようです ⇒ 市民一人当り「2.5㎡/人」
・「施設計画」では、更に狭小化を図り「公民館」を狭くして「学校」に集約の計画
⇒ 将来的には「公共施設」は「学校だけ」のまちづくりを強行されているようです
● 小学校の建設時期は数年の違いなのに「高小」だけ先行-建替えは不公平で差別です…
・「倍額-50億円」もの巨額投入なら、慎重に、丁寧に検討することが無謬性です
⇒ 特に「義務教育環境」は公平性を保つことが、適切であり、あり方かと思います
・公共施設は市民の財産 - 中央公民館の代替施設であれば、市民に説明すべきです…
(*かつて、市の説明会は「高小-保護者」限定の説明会実施は無謬性の欠落です )
■ 学校の建設時期 (*「公共施設のあり方」より抜粋引用)
● 表示されている「老朽化」は過ちの表現 …市民や議員さんすら勘違いする表現です…
⇒ 竣工後、30年~40年は 「大規模改修」時期であり、これを放置されてきたのです
・「高中」の外壁塗装も工事後「もっと早くやればよかった」と行政の発言は失望です
・本来「施設寿命-70年」を遵守であれば「高小」建替えは「R13年」が適切なのです
● 市民を欺く表現を多用し、建設強行され、高小の「倍額-建設」は巨額の浪費の失政
お役所の執務のあり方は「無謬性」… これを逸脱の施政を強行の連続です
--- 「学校建設」の不公平 ---☆---
・「大規模改修」を先延ばしこそ「施設管理」が怠慢な証なのです。
⇒「施設管理」のルールを守るのが「施政のあり方」であり、お役目なのでは…?
■ 小学校-施設管理計画
|
児童数 |
学校建設年 |
学校施設費 |
高浜小 |
648人 |
S36年-体育館S45年 |
築56年 -H29年-48億27百万円 (建替) |
高取小 |
534人 |
S40年-体育館S47年 |
築57年 -R4年-10億52百万円 (改修) |
吉浜小 |
779人 |
S44年-体育館H 7年 |
築53年 -R4年-10億86百万円 (改修) |
港 小 |
440人 |
S50年-体育館S51年 |
築51年 -R8年- 8億32百万円 (改修) |
・高小の建替え事業は「敷地-東面改修‐約2億円」を加え「50億円超!!」
・高小だけ「建替え」、他の小学校は「改修」…これも不公平な差別を強行の証です
・体育館は「寿命前」に解体強行の連続…「財政効果」は公民館面積を削減とか…?
⇒「維持管理費」- 数千万円を問題とし「建設費」- 数十億円を不問は適正でしょうか?
● 児童生徒 - 一人当りの床面積
・床面積は「高取小」と「吉浜小」が平均以下の差別は放置継続…児童が犠牲です!
⇒ 今回の「高小」建替えにより「床面積」は「翼小」と同レベルに改善向上です…
●「高小」だけ14年も先行し建替え-床面積拡大 - 他校は置き去りは明らかな差別です!
|
児童数 |
学校 - 建替え計画 |
高取小 |
534人 |
築69年 -R16年- 20億42百万円(建替え) |
吉浜小 |
779人 |
築70年 -R21年- 21億06百万円(建替え) |
港 小 |
440人 |
築68年 -R25年- 16億16百万円(建替え) |
・この児童の犠牲を単純推計すると「延べ-35千人」が差別の犠牲となるようです…
・「問題」は、改修-約15年ほどで建替えは、改修費「30億円」を棄てる計画なのです
⇒ これが「財政削減」の計画とは無謬性を失っている証です
(*多くの自治体が施設寿命「80年」を採用です -「まちづくり」は慎重な判断を… )
工事費は2割増。早期解体、短期建替は「財政浪費」です
その建設費の大半は「次代」の市民に借金を押付けです
無謬性を失った施政は次代が犠牲です
(最後まで、ご精読 戴き ありがとうございました。 )