● 20年9月20日-中日新聞-日曜版に「避難所」が特集されました。今回、この記事を引用掲載します
・「自然災害が多発する日本。しかし、避難所はごった返し雑魚寝が当たり前、『難民キャンプ』よりも
環境劣悪」と海外から指摘も…。一方、新型コロナ対策で避難所も蜜を避ける必要に迫られています」
●「高浜」の防災体制 - 特に「避難所」は楽観的な対応がとられ、万が一、災害発生時は市民が犠牲です
・20年3月-議会では「k議員」が「防災体制」の一環として「避難所-収容数」の拡充を求めました…。
◆ 令和2年3月-高浜市議会定例会会議録(第2号)- 3月4日
○(k議員) 高浜市の人口は、3月1日現在で4万9,167名でございますが、雨風がしのげる指定避難所
に入ることができる市民は3,176名です。市民の約6.5%しか避難できません。
・刈谷市では長期指定避難所に避難できる市民は約8.8%です…短期避難所も設けてあります
・碧南市では約15%の市民が避難所に避難することができます…。
⇒ 高浜市は避難所が少ないように思いますが、どうお考えでしょうか、お答えください。
○(都市政策部長) 収容人数の不足に関しましては、全国的な課題であります。
本市だけの問題でもないと認識はさせていただいておりますが、現状の施設につきましては限りがございます。
そのため、今後は商工会とも連携を図りながら、また民間施設の活用も視野に入れる中で、指定避難所の関係につきましては確保につなげていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
-------------------------------
● この議会後、半年以上経過 - 残念ながら「避難所-拡充」の活動情報すら聞こえてこないのでは…
⇒ 庁舎は「耐震強度」が低いと即刻解体され、市民の生命を護る「避難所」拡充を放置は市民が犠牲…?
・大規模災害は、今日、明日、起こるかもしれないのです…よろしくお願いと先送りではのんびり過ぎ…
⇒ これも「職員数-全国-最低」の弊害が顕在化の証しかもしれません … 動けない施政のようです
・これで、避難所「緊急-46所」「指定-16所」「福祉-13所」-合計-75所-職員-150名は現地に必要では
⇒ 本当に「全職員-220名」で、切り盛りできるのでしょうか…? 市外居住職員は半数のようです…
ここ一番という被災時に大混乱が目に見えるようです
● 避難所-収容数を「高浜-防災マップ」に掲載の「被害予測」から求めました
<過去最大モデルの被害予測>
・これは「全壊全焼棟数」更に「半壊半焼」の加算が必要です。厳密には「帰宅困難者」も加算すべき…
● 現状は「避難所に急行しても市民の約6.5%」しか避難所に入れないと言われてます - 実際は更に深刻
⇒ これでは市民が路頭に迷うのも良しとされているのか - 高小-体育館は工事中、大山会館は閉館中…
避難者-推計 | 全壊全焼-棟 | 半壊半焼-棟 | 合計-棟 | 避難者-人 | 必要収容率 |
過去地震最大モデル | 1,100 | 2,200 | 3,300 | 7,920 | 16% |
理論上最大モデル | 5,300 | 10,600 | 15,900 | 38,160 | 78% |
(*・半壊半焼-全壊全焼 ×2倍、避難者一棟当たり-2.4人/棟、収容率は人口-49千人を母数 )
● つまり「最低収容数-7,920人分が必要 - 3,176人は収容率-40% - 約5千人の屋外避難を放置か…」
⇒ いったい、何のための「防災計画」、何のための「防災マップ」なのでしょう…
● 実は、もう一つの落とし穴があります。市は恐らく知りながら「避難収容数」を公表は詐欺同然…
⇒ 下記に避難所リストを掲載します-「避難面積」を「3㎡/人」として収容数を単純試算したもの …
・つまり「床面一面」に隙間なく寝床を並べ「通路-無し、共用スペース-無し」の鮨詰め人数なのです
⇒ まさに「中日新聞」が指摘される「避難所-百年前と変わらず」- 無責任は市民が犠牲です
<高浜-指定避難所>
●「高浜」は「教室」もすし詰め、「避難所」もすし詰め … コロナ-3密対策も無視の収容数です
⇒ 避難所は「細菌-ノロウィルスやコロナウィルス」の温床 - 今後は「3密対策」も必須事項です
・「避難所」の構成要素は「通路」や「隣との間隔確保」「共用スペース」が絶対必要なのです
・これを加味すれば「約3千人の6割-2千人-4%」しか実収容出来ません … 避難しても屋外で待機です
⇒ にもかかわらず「公共施設-避難所」を「早期解体・早期閉館」は「市民-生命を軽視」の証し…
・現在「高小-体育館-410人-工事中」「大山公民館-96人-閉館中」と500人分も削減のまま補充無し
これを「大家族」「ちょうどいいまち〜ちょっといいまち」とは…
避難所を放置は市民が犠牲です - 先送りにも限度があります
--- 「避難所」の設営 ---☆--- (*20.9.20 - 中日新聞-日曜版から引用 )
●「指定避難所」では、日常生活を過ごすことが出来る機能とスペースが必要です
⇒ 「困った事」は「睡眠-66%」「トイレ-62%」「食事-50%」「プライバシ-40%」を挙げられています
<睡眠 - 眠れる環境> *「雑魚寝」から「ベッド」が避難所のあり方です。底冷え防止効果もあります
<段ボール-ベッド>は必需品 - 頭を床から「15cm~」高くすることが粉塵等の吸引を防止とか…
・また「お隣」との隔離壁も必要なようです。プライバシー確保と防犯効果もあるようです
<トイレ> *女性を優先に整備設置が必要 - トイレ数は同数ではなく避難施設は「女性:男性 -3:1」
<食事> *避難所の唯一の楽しみなのかもしれません。暖かい食事を提供出来るのでしょうか…?
・人は無力です - 災害に対し、出来る事は「万全をめざして備えること」しかありません。
⇒ 実態は「万全の備え」も不十分であり「避難所」でさえ収容数が不足が明白は市民が犠牲です…
● 更に、不安は「初期消火体制」- 大災害時は「消防車」は来ないのです -「3分以内の初期消火」が大切
⇒ 各家庭に「消火器」の準備設置も「高浜」を守る機能として必需品です
避難所不足は人命-軽視の証しであり、施政のあり方から逸脱です
(最後まで、ありがとうございました) 日頃からのご準備が自衛策のようです