● 21.11.4-中日新聞-「発言-みんなの声」に「図書館通い-日常豊かに」の記事を拝読。
・「新城市」のご婦人が「図書館」を活用し、人生の楽しみを見つけられた内容でした
[検索] : 新城図書館:新城市 (shinshiro.lg.jp)
・気づかされることは、文中「本棚の前に立つとうれしくなって小説から短歌、絵手
紙、山野草と巾広いテーマのものを借りました」の記述。これが図書館のあり方…
・市は「開架削減」しても「レファレンス」で対応可能と説明されると思われます。
⇒ しかし実際に「小説から短歌、絵手紙、山野草」と広範囲の分野に対応は非常に困難
<「レファレンス」とは> (*第9回 「レファレンス」って?/札幌市の図書館 (city.sapporo.jp))
・図書館の重要な仕事の一つ。「図書館で、資料・情報を求める市民に対し文献の紹
介・情報提供などの援助」のこと。(『広辞苑』より)いわば「本の何でも相談」です。
・更に「蔵書」が書庫保管では、書籍が手元に届くのは、数日を要すると思われます。
⇒ 恐らく「書籍」が届いたと、再び「図書室」訪問と二度手間は 市民が犠牲では…?
・疑問は「書庫」は距離-数百m圏内にあるのに書籍内容を確認出来ないことになります
⇒ 都合の良い「言葉」だけの説明に誤魔化されないことも、市民には要求されます。
図書館の魅力は膨大な書籍が眼前に広がっていること!
・「高浜」の図書館計画では、現在、蔵書-21万冊のうち、開架-8万冊と少ないのに、
更に、図書館を閉館し図書室を6カ所に分散し、開架数も2万冊程度に削減とか…
⇒「新城」のように、本棚の前に立っても感動感激の無い図書室化を計画強行です…!?
・「施設も図書も狭小」では「健全で知的な市民教育や育成」が可能とは思えません…!
「図書室化」は なんら魅力も無い失敗の施設計画です
「高小-集会室-利用率-10%」- 失敗の二の舞は防ぎたい
(*「中央公民館-利用は年間-約9千時間」-「高小-集会室-約2.5千時間」に低落)
<米百俵の精神>
・以前、掲載の「米百俵の精神」を忘却されているとしか思えない施政は残念です
[検索] : 米百俵の精神|米百俵で未来を創った男-小林虎三郎 (fukikou.net)
・「戊辰戦争によって、長岡藩は壊滅的な状況となっていましたが、文武総督でもあった小林虎三郎は「学校創設による人材育成こそが敗戦国の復興にとって肝要である」との考えの下、長岡の四郎丸村にあった昌福寺の本堂を借りて、国漢学校の前身を発足させます。
・その学校を、かつての藩校・崇徳館のような藩士の子弟だけの学校ではなく、農民や町民の子弟も入学できるように、広く開かれたものにするのには、大きな資金が必要でした。
・その後、長岡藩の窮状を察した支藩の三根山藩から、米百俵が贈られました。
生活に困窮していた藩士たちは、その米が分け与えられることを望んでいましたが、虎三郎は藩士たちに向けて、「国が興るのも、街が栄えるのも、ことごとく人にある。食えないからこそ、学校を建て、人物を養成するのだ」と主張し武士領民も納得のようです。
・その後、長岡市からは国を代表する人材を輩出されたとあります…
「米百俵の精神」は「食」より「学」を選択の教えです
⇒「高浜」は「財政困窮」「財政削減」と、次々と「公共施設」を破壊。 市唯一の
「図書館」さえも早期閉館 -「市民の知の財産」も破壊強行されようとしています
「高浜」は「学」も破壊 - 血税を私物化だけと映ります
実態は「倍額建設」と「業者優遇」だけの施政です…
---「新城図書館」の概要 ---☆---
・「新城図書館」は新城文化会館も立地する「新城地域文化広場」の施設群の一角にある。
(*「高浜」- 中央公民館も解体 - この代替施設は高小とは残念 - 50億円も投入!? )
・施設建設は「1987年(昭和62年)」に開館 - 築34年の施設です。
・2006年(H18年)に「指定管理者制度」を導入したが '13年(H25年)に直営方式に戻す。
[検索] : 新城図書館-概要 gaiyou_r02.pdf (nexs-service.jp)
(*「高浜」は、この「図書館-概要」も無いのも甘い管理では… 透明性も欠落? )
<新城市との図書館比較>
自治体 | 新城市 | 高浜 | 高浜/新城 |
人 口 - 千人 | 45 | 49 | 1.09 |
図書館面積-㎡ | 2,020 | 1,707 | 0.85 |
蔵書数-千冊 | 170 | 207 | 1.22 |
開架数-千冊 | 79 | 80 | 1.01 |
図書館予算-万円/年 | 3,748 | 6,391 | 1.71 |
・「新城市」の人口は、高浜と ほぼ同規模の自治体のようです。
・「図書館面積・蔵書数・開架数」もほぼ同様 - 高浜-開架数を2万冊に激減は疑問?
⇒「開架数」- 一人当り-「新城市-1.76冊」対「高浜-1.63冊」- 2万冊では0.5冊/人!
・「開架率」-「新城市-46.4%」対「高浜-38.6%」は 施設狭小の弊害と思われます…
・「高浜」の図書館-予算は「指定管理者制度」を「年間-63百万円」で委託継続…
⇒ 「図書館-予算」- 「新城市-38百万円」対「高浜-64百万円」は疑問と不信だけ
「高浜」の 業者優遇は図書館にも及んでいるようです
・新城市は、図書管理を「指定管理」から「直営方式」は「年間3千万円」も節約!
「財政困窮」とされながら「業者優遇」は倍額投入…?
「業者優遇」を改め、適正適切な財政運営を切望します
---「高浜-図書室計画」は劣悪 ---☆---
・現在でも、新城市より劣る図書環境を、更に貧弱な図書室化計画は「高浜」をも破壊!
●「日本図書館協会」- 各自治体を人口階層別に貸出密度-上位-10% の平均値を明示
⇒「高浜-図書館」は、「施設-床面積も狭く」「開架数」も僅少は 市民を犠牲の証し
・なぜ、「高浜」は "全国最低"を 指向する必要があるのでしょう…?
全国平均 | 高浜 (現状) | 新-図書室 | 新/全国平均 | |
人 口 - 千人 | 50 | 49 | 49 | 100% |
床面積-㎡ | 3,374 | 1,000 | 787 | 23% |
蔵書数-千冊 | 240 | 207 | 207 | 86% |
開架数-千冊 | 161 | 80 | 24 | 15% |
(*「開架」とは書棚に陳列の書籍。「排架」と呼ぶことも。)
・「蔵書」が21万冊もあるのに「開架-2.4万冊」- 開架率-11%は宝の持ち腐れ…
「図書館の魅力」- 本の前に立つ感動感激を剥奪です!
・「日本図書館協会」によれば「人口-8千人」の街でも「開架-5.6万冊」…。
---「図書館-効果」 ---☆---
・「米国-鉄鋼王-アンドリュー・カーネギー」の成功は「図書館」から…
[検索] : アンドリュー・カーネギー - Wikipedia
・アメリカ・ニューヨークの「カーネギー・ホール-1891年完」は著名な劇場の一つ。
・このホールは「鉄鋼王」と称された「アンドリュー・カーネギー」が出資して建設。
・「カーネギー」は、米国でも有数の富豪。鉄鋼事業で成功を収めた後、教育や文化の分野へ多くの寄付を行ったことから、慈善活動家 (フィランソロピー) とも言われるとか…
・その出自は、1835年-スコットランド(英)生れ、1848年-両親と共にアメリカに移住。
・アメリカでは、まず織物工場の作業員、後に同社オーナー専属の計算書記、間もなく電信配達夫と転々と青年期に職業を変え、この転職が契機となり「鉄鋼」に着目とか…
・1870年代-カーネギー鉄鋼会社を創業。1890年代には世界最大で最も高収益な会社となった。とあります。
・注目は、少年期-13才での移住後の教育環境は「学校に行けず、私設-図書館」で知識を得たということらしい … 「無類の読書家」だったとか。 (*これは児童図書の情報)
⇒ 結果 -「カーネギー財団」は、米英に「図書館-2,500件」の建設を支援されたとか。
<「カーネギー図書館」施設例>
…
「図書館」効果として「人材育成」があるようです。
二宮尊徳然り -「読書習慣」は「人材育成」の秘訣です
<1888年建立の米国最古のカーネギー図書館> (*築133年 -「早期解体」は疑問です)
・「高浜」の公共施設計画 -「早期解体」「倍額建設」は疑問です…?!
・「図書館」を「早期-閉館」「図書室-分散」「開架-削減」も疑問です…?!
これらの疑問を無視 -「業者優遇」を強行は裏切りです
「公共施設-破壊」より「図書館-充実」が"人づくり"です
「人づくり」は「まちづくり」「国づくり」へ続きます…
(最後まで、 ありがとうございました)