● 町内会役員を担当時、防災訓練で驚いたのは「体育館の収容人員」の少なさでした。
・実際、吉小体育館を区割りしてみると「市の発表した-300人」を収容できないのです
(*吉浜地区の人口は「約1.3万人」。避難所収容数は「380人」- 収容3%では不安です)
●市の避難所の収容人員の決め方は、一人当りの占有面積「3㎡」を基準とし、施設の「平面積」を「3㎡」にて除算すれば簡単に算出できます。- (*他市は「2㎡」も有り)
・ところが「避難所」を運営するには、様々な共用スペースが必要となるのです。
---避難所の共用スペース---☆--- (*参考:高浜市避難所運営マニュアル)
●運営スペース - 避難受付・事務所・広報・会議室・仮眠(スタッフ用)
●救護活動 - 救護所・育児-授乳室・物資保管・物資配布・公衆電話(携帯電話-屋外)
●避難生活 - 更衣室・相談室・休憩室・調理場・子ども室(遊戯-勉強室)
⇒ これらを「体育館-内」に設けなければならないのです。
そうすると「実質的な収容人員は『200人』程度に減少してしまいました」
- 計算上の収容数 ×「70%」程度です!
・避難期間の長期化に比例して、共用スペースの充実が要求されます。
●屋外スペース - 仮設トイレ・ごみ集積場・喫煙・物資搬入・炊事-炊出し・仮設入浴・洗濯-物干し・駐輪場・駐車場・ペット飼育…
⇒ これらは「体育館-外」に設置します。
---避難機能を発揮できる体育館---☆---
●市の発表された「避難所」の収容人員「3千人」中、体育館の収容数は「約8割」程度と「体育館」の機能役割は大きく、重要視する必要があります。
・現在「高浜小-50億円」は、通常の建設費の倍額の巨額を投入して建設中です。
・上記「避難所」機能を円滑に発揮出来るよう、設計配置されていると良いのですが…
(*施設説明は高小地区に限定され一般市民には説明無しのため、施設詳細は不明です)
(*建設開始され、未だに建設図面の非公開は、私物化同然の不適切な施政では…? )
⇒ 市民一人当り10万円を強要され「図面」さえ公開されない隠蔽化の理由は何か…?
この透明性が欠落した施政運営は不適切と思われます
●現在、発表された不鮮明な資料を見る限り、救いは、複合化のため「体育館スペース」が二棟有り、児童センターや交流スペースを「避難所共用スペース」とすれば、避難所機能面の充足はできるかもしれません。
(*今後、建設の学校には「児童センター」「交流スペース」の標準仕様化は必須です)
(*「避難所」の共用スペースは「体育館」と分離ではなく一体的な仕様とすべきです)
・問題は、高小はスペース広く、各体育館等とは壁にて隔絶された構造のため、避難者や避難所内の「セキュリティ面」の確保のため各施設ごとに人員配置が必要です。
(*避難所の運営例を聞くと、結構、残念な「犯罪まがい」の不祥事が発生しています)
今後、建設あるいは建替えされる公共施設、特に「体育館」は「避難施設」として機能すべく事前の配慮と仕様化、そして、市民に説明責任を果たす事が必要です!
---隣街の避難所案内---☆--- (参考情報)
・碧南市の「避難所」情報を見て感心したのは「土のう配置」まで掲載されてました。
[検索]:http://www.city.hekinan.aichi.jp/BOSAI/bosai-kakari/hinanjyo-index.htm#donou
・ちなみに碧南市の「避難所」は「35カ所-10,954人≒収容率-15%!」 (*高浜の2.5倍)
⇒ 市民の生命と財産を守るべき「防災体制の構築」は完璧さが求められます!