・もう終りと思いましたが、「分かり易く」との声にお応えして結論だけご案内します
● 知れば、知るほど、分れば、分かるほど、不可解な施政には不信感しかあません。
・高浜小学校の建設費につき、「同一条件」に整理して比較検討してみます。
---1-個別建設の建設費---☆--- (*総務省-単価にて試算ベース)
・H27年実施-「高浜小学校複合化施設整備検討結果報告書」の条件を適用し試算。
・条件 - 解体予定の施設を省き、新高小に設置された施設を基に、「改修」して長寿命化を図り、約35年後「建替え」した場合の「個別建設の費用」-「54億円」
施設 | 建築年 | 延床面積 | 改修費 | 建替面積 | 建替整備 | 合 計 | |
単位 | (年) | (㎡) | (百万円) | (㎡) | (百万円) | (百万円) | |
高 小 | 校 舎 | 1959 | 5,774 | 982 | 6,752 | 2,228 | 3,210 |
体育館 | 1970 | 1,830 | 366 | 2,312 | 832 | 1,198 | |
児童センター | 1992 | 315 | 54 | 639 | 211 | 265 | |
体育センター | 1977 | 1,259 | 252 | 922 | 332 | 584 | |
IT 工房クリック | 1976 | 155 | 39 | 42 | 17 | 56 | |
工房 あかおにどん | 1976 | 208 | 52 | 64 | 21 | 73 | |
合 計 | 9,541 | 1,745 | 10,731 | 3,641 | 5,386 |
■ 上記施設を「40年間」のトータルコストとして合算の結果「個別建設 - 約54億円」
---2-複合化の建設費---☆--- (*資料-「公共施設総合管理計画」から抜粋)
・市は、数年ごとに「施設管理計画-公共施設推進プラン案」を更新されています。
・今回は、H30年版の資料 -「高浜小学校」の整備スケジュールから引用しました。
施設 | 建築年 | 床面積 | 建替整備 | 建築年 | 大改修費 | 合 計 | |
単位 | (年) | (㎡) | (百万円) | (年) | (百万円) | (百万円) | |
高 小 | 校舎.体育 | 2019 | 9,064 | 4,798 | 2056 | 2,160 | 6,958 |
・計画期間は「'15年(H27) ~'58年」までの43年間」の複合化-トータルコストを表示。
・「複合化-決定前」の資料では「複合化-37億円」で済むと市は説明されてました。
■ 本来、複合化の狙いは「建設費」の削減ですが、個別建設と逆転の結果では不適切!
⇒・「個別建設-54億円」 対 「複合化建設-70億円」
・個別建設のほうが「▲16億円」もの費用削減ができる、となるようですが…。
⇒ 行政と議会で決めた「高小-複合化建設は『16億円』の損失を市民負担は無責任! 」
● 行政や議会は「済んだこと」として "もみ消される" 可能性が高いようです。
●しかし、全市民は「15年間」-「高小の維持修繕費」として「約11億円」の返済を負うことになるのです。「ごみ袋有料化」の負担も加わり、二重の負担責務です…
(*「ごみ袋有料」は「エコハウスを商工会が占拠」のハコモノ失政のツケを市民負担)
⇒ かつて「大学教授を起用され - 縮充(複合化)建設」につき、複数回の講演会を開催!
-「個別建設は高額」「複合化が財政削減」と繰返され「洗脳」されたのかもしれません
・あるいは、本来の「複合化」であれば「財政削減」出来たのに、高小の「複合化」は不適切な建設の結果、複合効果が発揮されていないのかもしれません。
● しかし、やはり「国」が提唱された「長寿命化」を最優先に着手が正解のようです。
・国の提案にも逆行の「連続の早期解体」は大損害!
・この損害を黙認では無く「施政責任」として追求すべきが自立した市民の証しでは?
「新時代-令和! 」- もう「施政」に隷属忍従の市民生活から脱却すべき時代です!
ほんの少しの勇気を振り絞って戴きたいのです。高浜-百年を築く礎となるために!
・次回は「狭小リース庁舎の再検証」をご案内します。高浜施政の末期的症状です。