●「高浜」にある「かわら美術館」は、市民に過酷な負担を強いる公共施設です。
・H3年、着工以来、施設建設に41億円。維持運営に60億円弱。合計-百億円投入!!
⇒ 問題は、瓦産業は最盛期の1割程度にまで激減は 美術館効果無し。継続は大損害!
・今回は、瓦産業の貢献度を前提に、投入予算と展覧会の入場数等につき確認します。
<かわら美術館の目的>
・「か-美術館」建設の狙いは「瓦」産業の再興が期待効果であり目的と思われます。
⇒ 現実は過酷! 「瓦」出荷は最盛期の1割にまで低落 - 執着は破綻。決断があり方。
・もう既に「百億円」投入! 美術館-継続は、更に百億円投入は無謀であり過ちの極み
瓦-出荷-全国 | 粘土瓦-億個 | 事業所-件 | 住宅着工-万戸 | 備考 |
S48-1973 | 21 | 3,276 | 191 | ・瓦出荷-最盛期 |
H13-2001 | 11 | 448 | 117 | ・瓦出荷-半減期 |
R 3-2021 | 2.3 | 126 | 86 | ・美術館-累計百億円 |
R3 / S48比 | 11% | 4% | 45% | ⇒美術館-継続-百億円 |
⇒ どこまで落ちれば「美術館」効果は無いと判断し決断されるのでしょう…。
(*判断も決断も先延ばし。。果たして、いかなる恩恵があるのか。。)
<高浜の製造業の出荷額と構成比>
・恐らく、昭和期は高浜の主要産業だったであろう「窯業・土石製品製造業」…
⇒ 現在は、製造出荷額-54百億円の3%に満たない産業に 血税-二百億円投入は疑問…
高浜 | 製造業計 | 窯業 土石製品 | 構成比 | 備考 |
出荷-億円 | 5,422 | 135 | 2.5% | 2019年 |
(* 輸送用機械-4011億円、生産用機械-224億円、金属製品-142億円、ゴム製品-141億円…窯業… )
<美術館-予算の比較例 - R5年>
● 近隣の「刈谷市美術館」と維持運営予算を比較してみます。
・結果は「高浜」の予算は明細が不明。いわゆる "どんぶり勘定" となっています。
⇒「高浜」- 指定管理料-1億88百万円の明細隠蔽は私物化の証し。ありえません…!
・この状況を「特定業者を過剰優遇」と指摘しています…。不適切な関係の証し…!
刈谷美術館 | 百万円 | 内容 | かわら美術館 | 百万円 | 内容 |
施設管理 | 46.8 | 光熱水、修繕清掃 | 工事請負費 | 34.5 | 防災設備、屋上修繕 |
施設改修 | 1.1 | 設備改修 | 賃借料 | 3.8 | 駐車場借地料 |
施設補修 | 2.3 | 空調設備補修 | 修繕料 | 0.5 | |
収蔵品-保存管理 | 3.4 | 収蔵品、収蔵庫燻蒸 | 消耗品費 | 2.7 | |
業務管理 | 1.0 | 委員会開催 | 委員報酬等 | 0.1 | 評価委員会 |
収蔵品展 | 9.0 | 開館40周年記念 | 指定管理料 | 188.4 | 展覧会-3回 |
和田誠展 | 24.9 | 会期-44日 | 庁用器具費 | 19.3 | |
次期企画展準備 | 4.0 | 準備調査、ポスター | - | - | |
一般企画展実施 | 5.2 | 展覧会-4回 | - | - | |
美術教育普及 | 1.0 | 子ども向け行事 | - | - | |
美術品購入基金 | 0.3 | 購入基金積立 | - | - | |
合計-百万円 | 98.8 | 合計-百万円 | 249.3 |
・「予算」は「刈谷美術館-1億円」対「かわら美術館-2.5億円」と "倍額" です。
⇒ R5年は「図書館」移転期。図書館-指定管理-72百万円? を除外し、以下検討します。
<展覧会の比較>
・「美術館」では、展覧会を「企画展」と「収蔵展」とに分けて開催のようです。
⇒「刈谷美術館」は、展覧会を年間-計6回開催。「高浜」は企画展を3回と半減…。
・「高浜」- 各展覧会の会期を数か月に延長 - 開催経費を削減し利益拡大策のようです
⇒「か-美術館」運営を継続延長に方針変更は「指定管理社」を過剰優遇と思われます
・「R3年-美術館-民間譲渡」計画を、独断で方針撤回は民間社の赤字運営を回避策…
⇒「運営委託」であれば、赤字運営を血税補填で回避し利益拡大を画策の結果と推定
・「美術館」も「図書館」も 施設面積を削減にも係わらず「運営費」を増額が証し…
R4年 | 刈谷美術館 | かわら美術館 | 高浜/刈谷 | 備考 |
予算-百万円 | 98.8 | 177.4 | 180% | |
企画展-回 | 2 | 3 | 150% | |
展示会期-日 | 88 | 249 | 283% | -44日 : 83日 |
入場数-千人 | 46 | 12 | 26% | |
収蔵展-回 | 4 | 1 | 25% | 瓦-常設展 |
展示会期-日 | 148 | 350 | 236% | 会期-37 : 通年 |
入場数-千人 | 35 | 7 | 21% | 常設-半数 |
(*「高浜」-「モノコトギャラリー-入場15千人」- 企画展-観覧者が半数と想定… )
<美術館-運営の比較>
●「高浜-美術館」は 予算は2倍。入場数は四分一。これでは「瓦」再興は不可能…!
・結果、一人当り-入場コストは7倍。一日当り-入場数は2割程度となっています。
⇒ つまり「血税投入は7倍」対「展示動員効果は2割」と費用対効果も低劣の極み
・更に「駐車場」- 施設内駐車場は50台程?。更に3百mも離れた私有地とも契約。
⇒ 市有グラウンド駐車場のほうが近いのに…? 借地契約は年380万円と記載有り…
・つまり「日当り-駐車-数台」のため、年間数百万円も投入は土地所有者も過剰優遇!!
R4年 | 刈谷市美術館 | かわら美術館 | 高浜/刈谷 | 備考 |
予算-百万円 | 98.8 | 177.4 | 180% | |
入場計-千人 | 81.3 | 20.0 | 25% | |
一人当り-円 | 1,215 | 8,870 | 730% | 運営コスト |
展示会期-計 | 236 | 350 | 148% | 瓦-常設展 |
一日当り-人 | 344 | 57 | 17% | 入場数 |
● この実態から「高浜」美術館予算は、刈谷市より8割も高額は、異常な過剰優遇!!
・「費用対効果」を無視の私物化施設。運営継続は "不適"の判断が妥当と思われます…
⇒ 今後も衰退であろう美術館に血税投入より、市民生活の向上に百億円投入があり方!
☐ 「かわら美術館・図書館」は、市民を裏切りと私物化の公共施設です。高浜-破壊!!
<かわら図書館>
・「図書館」を移転は美術館継続のためと思われます。これも本末転倒の公共施設計画
・「高浜」には、図書館が無くなり「図書室」ばかりの "まち" に転落となりました。
⇒「かわら美術館・図書館」に百億円を投入し、全国-最狭小の "図書室化" を強行…
旧-高浜図書館 | 新-かわら図書室 | 新/旧 | |
面積-㎡ | 1,707 | 280 | 16% |
開架-万冊 | 8 | 2 | 25% |
予算-百万円 | 63 | 72 | 115% |
(*「旧-図書館を「S54年-築42年」で閉館は、先代首長の功績潰し… )
・「高浜-旧図書館-蔵書-21万冊-553位」-「新-かわら図書室-2万冊開架」も異常!!
⇒「図書書籍-19万冊」を "雨漏り" 放置の "書庫保管" としているのですから…
☐「高浜-百年のまちづくり」という最重要課題を放棄 - 特定業者を過剰優遇ばかり…
・「刈谷図書館」と比較すれば、面積も開架も5%に削減し、予算を値上げも異常…!!
⇒「高浜」公共施設は「縮充-一体化」と訴求も、実態は「分離分割」の矛盾ばかり…
☐ これは「中央公民館-築36年」の早期解体 - 先代首長の功績潰しを踏襲の悪政失政…
・図書館-面積-「小都市-23市-3077㎡」「16町村-1250㎡」⇒「高浜-280㎡」も異常!!
刈谷図書館 | かわら図書室 | 高浜/刈谷 | |
面積-㎡ | 5,509 | 280 | 5% |
蔵書-万冊 | 72 | 2 - 開架 | 3% |
予算-百万円 | 213 | 72 | 34% |
☐「高浜」の公共施設計画は、異常な過ちを強行となっています…。
---「自治体運営のあり方」---☆---
「自治体」運営の原理原則は「無謬性」- 過ちが無い事!
「高浜-市制50年」成果は 公共施設を極小化の悪政です
まちの発展は成長拡大があり方と考えれば矛盾の極み…
「高浜」の公共施設の面積を全国最低に狭小化は過ち…!
「かわら美術館」だけ拡大もバランス感覚を喪失の証し
市民や、子どもも 犠牲の まち となっています…
財政も、公共施設も私物化。特定業者を過剰優遇だけ。
これを是正する道は「市民」の覚醒しかないようです
(最後まで、ありがとうございました。)