t2521’s blog 高浜の住民監査

高浜市の公共施設を市民目線で考える住民活動

・高浜市はまちの指標として「人と想いが つなぐつながる しあわせなまち 大家族たかはま」と宣言しています> しかし、実態は「大家族」は、市民ではなく特定業者であり、「倍額補助」「倍額建設」の過剰優遇を連続は財政を私物化です。 ・「公共施設」は、「早期解体」「倍額建設」してから「長寿命」と市民無視で強行。 ・十年以上前から、高浜の公共施設の面積は「人口5万人未満」の自治体では全国最低。 よって、公共施設「早期解体」は不要なはずが、未だに早期解体を強行となっています。 ・このような公共施設の異常的な暴政実態に、市民として警鐘を発する必要性を痛感し、情報発信するものです…

「豊田会」 との不平等な協定

今回、改めて「豊田会(T)」との協定内容を確認してみましょう。「T」との協定は数年毎に改訂と聞きますが市民に発表されたのは、この初回の協定だけのようです。

---医療施策の失敗--------------☆---

高浜市にはかつて「市立病院」がありました。8年前、医師陣の賢明な医療や経営努力も無にされた国策に翻弄され「運営赤字」が拡大し「運営中止」に至ったと聞きます。

根本原因は、国策に盲従の市政運営の対応が、適切性を欠いていたと思われます。

★ 市立病院の運営可否を検討段階で「継続」を選択が大きな誤算だったようです。

この誤算が「Tとの協定書」でした!!  高浜は病院継続のため、

●「T」と「協定書」を結び「経営移譲」しました。その内容を確認します。

---不平等協定書の中味-----☆---

1. 「豊田会(T)」高浜市は協力して10年以上病院の運営に努めること。

2. 病院の土地は、無償貸与。建物は無償譲渡。

3. 病院を継続するため、高浜市は財政支援する。

 (1) 運営費補助金 

  ① 病院を運営するために必要な経費

  ② 地域医療・救急医療を確保するための経費 (刈谷市×30%)

 (2) 施設整備費補助金 

  ① 高度医療機器やシステム整備のための経費 (3千万円を限度)

  ② 病院の建替えを含む施設改修経費 (20億円を限度)

  ③ 施設の緊急修繕が発生した場合の経費 (都度協議) 

これでもかの「不平等協定」です。結果、わずか7年で「26億円」を提供です。

    この不合理な協定は「平等方向で条件改訂すべき」です。継続はありえません!

● 今回、更に、分院の建替え地として、市民が利用中の「中央公民館」の敷地を要求され、市は受託したようですが、ありえない判断です。

 しかし、市民の反対運動も虚しく、最近、解体されてしまいました。

⇒ よって、分院のため、中央公民館 (築36年、資産価値7億円) - 解体3億円を負担!   

高浜市は、市立病院を閉院10年間で民間病院に約60億円を提供となりそうです?!

---民間病院様へ-----------------☆--- 

★ 医療法人「」は、偉大なるトヨタの名を冠に戴かれる団体である以上、その精神的な基本理念は、豊田家の思いに通じる心の流れを汲んでいると思います。

★ 佐吉翁は会社経営の基本理念を「豊田綱領」に託し、現在も、トヨタ・グループ社には、社是や企業理念にその精神は脈々と受け継がれています。 

★「T」にも、同様の理念、方針は受け継がれ、まずは「社会的な貢献、市民への

 貢献と奉仕」を提唱されているはずです。

⇒ しかし、今回の「高浜分院」に限っては、市との協定書や補助要請の実態を鑑みるに、全く「豊田精神」に相応しい行為・行動とは言い難い、筆舌尽くしがたい、恥かしい実態となっていることは、真に残念でなりません。

今一度、この「豊田」の基本理念に沿った病院運営はいかにあるべきか?

高浜との医療運営をいかに果たすべきかを、ご再考戴き、方向修正を賜りますよう、切に、お願い申し上げる次第です。 

♥「医は仁術なり。」
  「仁愛の心を本とし、人を救うを以て志とすべし。わが身の利養を専ら志すべからず。…」
貝原益軒養生訓』)

この精神を、まだ残されていることを期待申し上げます。

高浜・二池町のボートピア問題 - 町内会「同意」議決

  (* 17.1.11 中日新聞・西三河版・P16 に記事掲載されました)        (再掲示)

競艇の場外舟券売り場「ボートピア」の建設是非を巡り二池町町内会では町を二分する混乱が続いているようです。 (* 過去に「田戸町設置」は見送りとなりました)

⇒ 昨年、町内の住民署名は反対 1,308人と反対多数。町内会長は署名簿を受取り拒否。

そして、町内会側は形勢不利と判断され、臨時総会を延期。年明けの 1月9日、再度の総会を迎えて「同意」議決となったそうです。しかし、不可解な投票結果だそうです。

● その延期の期間中、市会議員や町内会役員さんは反対意向の班長宅を個別訪問され、なだめ、すかし、賛成説得をされたとか? 

ある班長さんは、こんな嫌がらせは二度と受けたくないと止む無く賛成に転向されたとか?

● 不可解な事は「賛否」を記入した「議決行使書」は事前に会長預かりとなっていたそうです。ある班長さんは、未記入で投票されたそうですが、結果は、未記入無しとか。

● 「議決行使書」を投票期限二日前に郵送着は遅すぎ!? 各戸の意見集約が出来たのか? 

   (* 新聞情報では、反対派四名の班長さんが投票回答できず、臨時総会も参加できず)  

⇒・透明性を欠く投票結果を、町内会の総意とは、いかがなものかと思われます。

   ・町内会役員は中立性を欠き、住民代弁者として不適切な言動は残念です。

● 地元自治会とは「同町」限定だけでしょうか? 周辺の町内会の意向は、また無視か?

---議論を深めて-------------------------☆---

● 市内、町内に施設建設される「ギャンブル施設」の是非について賛否両論があるのは当然です。「安心・安全」な生活の維持は市民の願いです。議論すべき重要課題です。

☆ 議会であろうが、町内会であろうが、徹底的な議論や意見交換が交わされたのか?

☆ メリット・デメリットの解析や理解活動は十二分に果たされたのか?

⇒ 余りにも「賛成」「反対」の結論を急ぎ過ぎて、町内会員の希望や不安を、どのように確認されたのでしようか?  確認不足のまま「結論」を出され、禍根を残す事態になっていると思われるのは残念であり、危険です。

---功罪-------------------------☆---

● ボートピア・推進派の主張メリット 

① 公益増進による地方財政の向上  

② 地元経済の活性化 

③ 雇用機会の促進 

④ 住民のコミュニティ施設化 

これらを定量的な評価データにより説明責任を果たす必要があります。あるいは、最低保証値を出すべきです。町内会員に誓約すべきです。

 また、他県の既設ボートピア例は「熊本地震への寄付・交通安全活動の推進・自販機売上の寄付・地域清掃活動・大災害時に施設提供」等々、地域貢献を図られています。

高浜では、どのような「プラス アルファ」をご検討されたのか? ご要求されたのか?  

 (* 是非、周辺道路の通行車・歩行者の「監視カメラ設置」は必須でお願いします)

デメリット例 

公営ギャンブルの売上衰退傾向 

② 青少年のギャンブル投資、依存症の発症 

③ 犯罪増加 (*ユスリ・タカリ・傷害等の犯罪被害の補償責任につき町内会対応のあり方等)

④ 周辺の環境・交通安全が低下

⑤ 町のイメージ低下等、様々な問題が想定されます。

町内会は、このリスクや解決手段を、町内会員に説明責任を果たされていますか?      

    (*市(議員)に言われ推進」は、後世の市民に対して罪ともなりかねません。「分からん」では無責任では?) 

---提案-------------------------☆---

時間を惜しまず「説明責任」を果たし住民納得を深める熱い協議をお奨めします。

  (* 後世の市民に『誠』を示すことが出来る判断ですか?  誘致責任は任期後もついてまわります )

市も、長期的な視点から「高浜市をどのような『まちづくり』を進めるのか? 」

   そこに「ボートピア設置」はどのような位置付けになるのか、市民への説明責任と、

 「ビジョン」を示すべきと考えます。

---松陰・名言-------------------------☆---

 ♠  大器をつくるには、いそぐべからず。

    (* 人も、事物も同様なり・ 新市役所の「失望建設」の繰り返しは、回避すべきです)

新市役所の問題 - 高浜 イメージダウン

● 新しい市役所を見られましたか? 今日、玄関だけ拝見しました。がっかりです。(再)

 普通、新築の建築物を見ると「ワクワク・ドキドキ」と期待感が膨らむものですが「新高浜市役所」は失望感を覚えました。

● 市民センター(ホール)を解体は「子供に挫折感」、市役所を解体は「大人に失望感」。いったい高浜市政(公共施設政策)はどうなってしまったのでしょうか?

☆ 現市役所の庁舎は「昭和52年(1977年)完成」。鉄骨鉄筋コンクリートの建物。築39年を寿命として、建替えが昨年決まったようです。着工三か月前に市民説明会が開催されたと聞きますが、ほとんどの市民は「着工されて知った」という状況です。

☆ 今にして思うと「耐震強化」し「いきいき広場に分離の福祉部等と一体化」すれば、14億程度の投資で、より強固な庁舎と組織一体化が形成できたであろうに…。残念 !

● 新市役所の床面積は、現庁舎の約半分。スペース不足のため、文化、教育関係部署は「いきいき広場」に分割とか。施設方針「縮充 - 複合」を新庁舎は不採用は矛盾です!

● 建築方式は「リース20年・30億円」。20年後は、解体か、買取りか?決まっていないようです。対処方法は「後世の市民に丸投げ」かもしれません。

● 街のシンボルであろう「市庁舎」は「小型・狭小建築」で、玄関は「どこかの商店か、出張所のような事務所的イメージ」。これは失望です。高浜イメージダウンです。

⇒ 旧庁舎のほうが「威厳」と「風格」ある高浜のシンボルらしい建物と映ります。

● まだ、第一期工事らしいですが、どこまで挽回できるか?「かなり疑問に思います」

⇒ ぜひ実物をご確認ください。お気持ちがあれば、ご意見お寄せ下さい。

後日、市民の方から頂いたご感想は…、

・「仮庁舎」と思った。

・旧庁舎を解体し建替えるまでの仮庁舎と思った。

こんな安っぽい建物が「30億円」は ありえない?  … だそうです。

  血税の浪費も限界かもしれません!

11/20 高浜初の住民投票は『不成立』

☆ 日本初に制定されたと言われる「高浜市自治基本条例」による常設型の「住民投票」で、高浜市初の「中央公民館の取り壊しの賛否を問う住民投票」は『不成立』!! の結果となりました。

● 確定投票率は「36.66%」 

 過半数を超える壁は、想像を超える高いものでした。(素人の甘さ、悲しさでした)

投 票    13,034人  

●  棄 権     22,522人  

⇒ 「賛成」か「反対」か、二者択一しかない住民投票で、棄権は意志不明?!

    棄権された市民の方々の意志が全く見えず、市政判断できない事態と思われます。

     (* ある新聞社の投票結果の出口調査では、約75%が「解体反対」だったそうです)

☆ よく耳にしたのは「ご高齢者の移動」の問題でした。 

 ・「投票所まで移動するのが大変。行きたくとも行けない。」というものです。

● かつて福祉の街と言われた高浜市でさえ、市民の権利である「投票権」の充足は全く不備な世界でした。

☆ 選挙の難しさを初めて知りました。貴重な体験だったと思います。

⇒ 「投票行動」の壁を低くするような工夫制度の必要性を痛感し、市政に提案要望も将来的な課題のように考えています。 

☆ いずれにしましても、投票された市民の方には「感謝申し上げます

 「解体反対」に投票された方には、「力不足をお詫び申し上げます

⇒ 市政是正に向けて、また、次なる方法をもって活動を進めたいと思います。

まずは、市民の皆様、並びにご関係者の方々様には、御礼申し上げます。

ご支援、ご協力、ありがとうございました」 

 

---あとがき-----☆---

●市内唯一の「劇場ホール」を有する「中央公民館」は解体されました。

・築36年、資産価格-7億円、解体費-3億円で、民間分院の要請を受け解体されました。

・年間利用-7~8万人。幼稚園から小・中・高校生の成果発表の施設でした。

 周辺市では「高浜」だけ「ホール」の無い街に転落。あとは「小学校の体育館」が、市の「ホール」だそうです。

 

・同民間分院は、前市立病院で、中央公民館の南-約400m辺りにあります。同病院は「同じ場所に建替えは大変だから、公民館の場所が便利だからそこに建替える」

・「建設費」は、「40億円」で市に「20億円負担」を要求。更に、運営補助「3億円」「土地は無償貸与-5年間、6年以後は減免措置」「利子補給」「駐車場は拡大-約1億円を市が負担」という傲慢とも思える要求を市は了解したようです。

恐らく、多くの市民はこのような実態を知る機会は無かったように思います。

・市の説明も「解体ありき」で市民に是非の判断材料として以上の情報提供は皆無。

 この民間分院に経営移譲以来-20年間で「血税-60億円超」を投入なのです

 

・可哀想なのは「ホール」を奪われた「子どもら」、「市外のホールにて『発表活動』を開催」、市は「これが定住圏構想、積極的に利用」と推奨しています。

 

・市は「施設は後世の市民も使う。借金も後世の市民が返す」と説明です。

公共施設総合管理計画  施設の耐用年数

矛盾の説明は、いつか、ほころび、やがて真実を生み出します。見つけました!  ご一読を! 

急がれる施設建替え?

  市は、市役所や中央公民館、(高浜分院)を、築30年/40年は「寿命」「壊したほうが安い」と説明され、建替えを急がれています

☆特に、市役所は築38年。緊急的な短期間の着工でした。急がれた理由は不明です。市民説明会(約30名参加?)の後、わずか半年後でした。

☆最近になってようやく新市役所は「リースで賃貸」「20年間で33億円支払い」「床面積は現市庁舎の半分」「こども未来や教育委員会は、いきいき広場に移転」「いきいき広場も改装費用が発生」等々の情報をようやく把握し理解できる段階に至っています。

そして最近「小さな村役場のような新市役所」も見えてきて尚更、落胆度合が増加です。

市民感覚では、最近、国も提唱されている「リノベーション方式」で進められれば、「財源を節約でき、市役所の組織も一体化出来たのに」と苦々しい日々です。

● 市は建替え理由を「耐震補強で、ブレース工法にすると建物内部に筋交い設置により、現在の執務スペースを分断」と説明でしたが、「数百m離れた、いきいき広場に [ 福祉部・子ども未来部・教育委員会 ] の移転は『分断』では無い」とは矛盾です。

いきいき広場に市役所組織を移転されることを常識では『分断』と言います!

公共施設の適正寿命基準を 何故 定めないのか?東浦町は鉄筋60年と制定)

 しかし、最近、市のHPに下記の資料を見つけました。

 H28年3月に高浜市公共施設 総合管理計画を作成されていたのです。 

⇒ 同資料の巻末に「公共施設等更新費用の試算条件」として下記の記述があります。

1.施設の耐用年数の基準  

 ハコモノ施設は、標準的な耐用年数(日本建築学会)とされる60年を基準とします。

 (建物の健全性を確認できる場合、目標耐用年数を70年と設定します)

   (鉄筋コンクリート造・鉄筋鉄骨コンクリート造の標準的な耐用年数は60年)

つい 1年前には「早く壊したほうが安い」と言われ、半年後の計画には「施設の更新期間は [ 60年、70年 ] をめざす」とはいつまでも矛盾の説明が続きます。

しかし、これで施設管理をお願いします。更新期間60年を念頭において、市内の施設改廃につき、即解体でなく、市民参画の基に、再構築をお願い出来れば最高です!

血が通った計画、後世の市民に誇れる計画立案のために!

もっと早く決めて頂ければ、市役所を壊さなくとも済んだのでは??  残念!

中央公民館は、この二の舞にしたくありません! 11月20日の住民投票は『反対』に!

2.建築専門家の意見 (鉄筋コンクリートの寿命を教えて頂きました) 

  名古屋市役所は1933年竣工。現在83歳です。一般的に寿命は決められません。

    コンクリートの中性化で決まるとされています。これを計算する式もあります。

   * 2001年改訂版 既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準/ *JASS5 〃・2015

コンクリート寿命は「100年説」もあるそうです。 中公35年は余りにも短期間!

3. 公共施設の耐震強度の基準 (素人情報ですが…) 

 公共施設は、一般的な建築物より耐震強度が1ランク上に制定されてるそうです。

現市役所も、一般建築物より強固。ところが「新市役所は、一般建設物扱いで耐震性も一般的な強度で認可される。だから建設費が安価」に? 新市役所は弱いのです。 

矛盾の説明で、借金による施設建設を急がれ、返済責任は全て「市民と後世の市民」に押し付けられる無責任建設は、いかがなものかと思います。

 説明責任を果たして戴きたい。記録に残る資料やデータ付でお願いします。

安城市役所 - 耐震補強で使用継続!

☆お役所によって、いろいろ考え方はあると思います。

 安城市役所は耐震補強方式で、施設維持を図られています。当然、工事費は安価!

    現在の保有施設を壊さず、大切に補強・保守して長く利用しようと、お考えかと?

 更に、省エネ・環境対策として「緑の壁」を作られていたのが印象的でした。

 いろいろ工夫改善されて、血税の削減を図られています。意識の差です。

 

f:id:t2521:20160922005850j:plain

民衆の意識の流れ 平成デモクラシーの兆候 ?!

☆ 最近、新聞紙上に増えている現象にお気づきでしようか? 

* 高浜市は弊会が取り組んでいる「施設計画を住民投票」を市に請求。

* 西尾市では、住民団体が「産廃処分計画を不許可に」県や国に要望。

* 小牧市では「空自機の緊急着陸の防止申入れ」を自衛隊に。

* 愛知県では、市民団体が、県警に対して「沖縄派遣の中止を申し入れ」。

市民による官公庁等への「直接請求」の活動が活発化!

本来、議員さんが担うべき役割を、市民が直接行動を起こさざるをえない事態が増えていると考えられます。議員さんは市民の代弁機能を喪失されているのかも?

 これはリンカーンの有名な言葉に代表される「真の民主主義」の胎動かもしれません。

 市民生活において、市民が、住民が、市政や県政・国政に対し、判断能力を有し、適正な修正方向を自ら見いだせる時代の到来の可能性を感じます。

為政者は、この流れを体感し、民衆と共に共生の方向を見出して施政・施策を方向修正できる能力を要求されてくるような時代の到来を感じます。

⇒ 時代は「間接民主主義(議会制)」に「直接民主主義」を組み合わせた施政運営を課しているような気がします。

このような時流において、「間接民主主義」を最優先とする、一辺倒な考え方に縛られることなく、柔軟な思考と判断をもって、新しい施政のあり方を模索していくことが、これからの課題と思います。

☆意識改革の認識を新たにして、時代に対応していくことが為政者に要求されているような気がします。

  民主主義の到来に万歳!  平成デモクラシーの開幕です!

「豊田会」への補助 - 隣市と比較して

高浜市は市民への情報公開に消極的なため不可解なことが多々あります。特に、今回、財政面につき、気づいた点を刈谷市と対比しご案内したいと思います。

 <刈谷市は、市のHPに掲載情報を基に高浜市は、情報非公開のため資料や推定を加え記載>

刈谷市の人口は15万人に達成!                      高浜市

  人 口       150千人           47千人   (31%)  

 一般会計予算     563億円         144億円   (26%) 

⇒ ご承知のように、高浜市の規模は、刈谷市の「3割程度」です。ところが、

                                              刈谷市        高浜市   

    *「豊田会」年間補助  2.6億円(H24-26)     .4億円 (130%-H21-27)  

高浜はリトルシティと言いながら「豊田会」には、刈谷市以上の補助を提供です。比例換算すれば、高浜市の補助は、数年間で約80百万円程度が適正レベルとも言えます?

   (*高浜分院は「療養型」であることから、「更に低額の50百万円が適切レベル」と思われます)

高浜市は、「財政支援が膨れ上がることの無いようにしている」と説明していますが、十ニ分に膨れ上がっています。

この実態を民に説明責任を果たされず、秘密に補助推進は問題です。

   (*分院の補助は弊会の情報公開請求にて判明しました)

 犠牲は市民です。後世の市民です。

  気づいて戴きたいものです。

  基本的な市政運営の方向をご修正頂きたいと思います!

公共施設の財源効果 - 高浜小学校のPFI方式の優位性

・6月4日、中日新聞にPFI方式採用・高浜小整備事業」の見出しで発表されました。確認してみましょう。

---PFI方式の理由-----☆---

● PFI方式とは「民間資金を活用による社会資本の整備」と言われています。 

高浜市の財政事情は、自前で校舎を建てる財力はないのでしょうか? 不可解です。

 (今後「民間病院」に、20~30億円も補助予定ですが大丈夫でしようか…? )

・市は、昨年1月に高小整備を含め、老朽の13施設を個々に建設は「49億円」要す。複合化なら「37億円」で建設可能で財源的に優位な方式と発表されました。

・しかし、説明会が終了後の2月には、なんと複合化は本当は「53億円」と訂正。

・その後、6月の新聞に、業者見積の結果は、今回、「47億円」と発表された様です。

他の方式に比べ「建設費+維持管理費」の「財源効果▲2% (1億円)」は少額です。

     (* 建設工事業界では、数%の金額は、値引き交渉レベルとも聞きます) 

・「複合化建設を決定理由の『13施設-37億円構想』はどうなったのでしようか?」

今後、公共施設の更新周期は長期化の方針です。何故、高浜小のPFI - 15年間の説明だけで、施設寿命 70年間の総額説明をされないのは不思議でなりません。

PFI方式の理由も 不透明なまま推進されるようです。

   (*借金の利息まで民間会社に支払いは、高い利息が発生し不合理と指摘もありました)

このように公共施設計画の推進の背景は、何か、釈然としない違和感を覚えます。

---公共施設計画の不透明さ---☆---

 ★「高小」の次は「高取小」と続きます。本当に、この施設計画の推進は財政的な効果を発揮する施策なのでしょうか?  市は「説明責任」を果たされず推進のようです。     

是非、市民に、総合的、長期的、合理的な施設計画の説明会を切望致します。 

 (* 後世の市民に借金返済の負担を少しでも減らす工夫が市民の重要課題と思います)

高浜市自治基本条例は 市民生活の聖書です!

☆今回の署名活動を通じて貴重な収穫がありました。それは「自治基本条例」に触れたことです。高浜市まちづくりについて、制定されました。今から5年前です。

まちづくり議会をにらみ制定のようですが、市民生活の道標に値すると思います。

注目すべきは、この条例の所々に見られる市民尊重の精神です。

まちづくり根幹に「市民」を軸、基盤、根本とする精神がちりばめられています。

☆数か月前、初めて読んだときは、感動すら覚えました。

是非、多くの市民の方々の目に触れ、精読頂き、この条例精神の崇高さに触れて、この精神に基づく市民生活を送って戴けたらと切望する次第です。

☆個人的には、小・中学校の「自治学習」の教材にしても良いと思ったほどです。

⇒ 是非、皆様も一度、目を通されることをお勧めします。 

  [検索]・高浜市自治基本条例 

★しかし、現実は問題だらけです。この自治基本条例の崇高な精神はどこへやら?

議員さんをはじめ、行政関係者、まちづくり関係者、そして、市民まで、この条例を「理解」し、「実践」頂ければ、高浜再生、再構築も夢では無いと思います。

病院建設の動向 - 医療圏 高浜分院の建設

● 最近の病院 (病床) の動向情報につき、確認したいと思います。      (再) 

・病床数は、各地域ごとに「基準病床制度」があり調整されています。

・地区毎に決められ、高浜は「西三河南部西医療圏」と称する地域に属するそうです。

・当医療圏は、6 市(碧南、刈谷安城、西尾、知立、高浜)で、面積は362.00k ㎡で全県の7.0%、人口は約68 万人で全県の9.1%を占めています。

・当該地域の病床数は、基準4,676床。既存4,621床。つまり増床可能数は55床。

・基準病床数を超える場合、病院の新規開設や増床が不許可となる規制があります。

・国は、社会保障費を低減のため、療養病床を削減方針を打ち出しています。

⇒ 国は「病床削減方針」に対し、高浜分院は「増床方針」で推進されています。

 しかし、高浜分院構想「200床」は恐らく不可能と思います。40床程度でしょうか?

高浜市は33億円+の補助追加で支援予定です。市民説明は無いかもしれません。

 

しかし、このために「中央公民館」が解体されるのです。口惜しい気持ちです。

・「豊田会」のため「築35年・中公解体」は、余りにも「もったいない」ことです。

 移転後は、今の高浜分院も解体とか?  費用は、また高浜市民の負担でしょうか?

一昨年の病院改修の血税4千万円設備も、わずか数年で解体は「もったいない!」

(高浜分院は、療養型という「介護中心の医療」。入院市民は半分の50人です。)

高浜分院は、赤字は市が補填。施設改修も市が補助!  

  公民館も病院建設のため解体!これで累計70億補助! 

  なぜ、これほどまでに民間病院にご奉仕となるのか?

・一昨年、公園に時計設置をお願いしましたが、予算50万円も無いと断られました…。

陳情署名 9,510筆  ありがとうございました

○ これは、16年2月当時のブログです。修正失敗し日付が変更となりました。

・署名活動に大きな力を頂いたのは、市民皆様です。ご支援、ご協力、とても、ありがたく、遅ればせながら、御礼申し上げます。ありがとうございました。 

また、高浜医師会様のお力も、大きく頂きましたこと、御礼申し上げます。

市長は、医師会全員ではないと言われますが、ある医師さんに圧力を掛けられたのも事実のようです。大人の「いじめ」は、みじめです。

そういえば、自分も、陳情署名を提出後、ある議員さんから「署名を取り下げろッ!」とすごまれたのを思い出しました。

署名活動は市議会(最大勢力)との闘いですから大変です。しかし、お陰様で、予想以上の市民の皆様のご支援を頂き、ありがとうございました。 

年末、年始の神明社の初詣を皮切りに署名活動を開始。約1か月半の成果としては上々です。 

市議会 議長に、手渡した署名簿約2千枚の重さは忘れられません。

ありがとうございました。

高浜市の公共施設問題の発端

高浜市の公共施設問題は少し複雑です。

 さかのぼること、7年前(H20年)、高浜市立病院の経営破たんが発端です。

・当時、市民説明会で『市立病院を民間病院に移譲する。ついては、今年の赤字5億円だけ認めてほしい。次年度は民間移譲だから市の負担はゼロになる』の説明に市民は納得して終わりました。

⇒ それから数か月後、市広報に「豊田会と協定書を締結」が掲載されました。

● 説明会とは全く異なる条件で、広報に突然掲載という事後報告でした!

 ① 土地・建物・医療設備は無償貸与。

    ② 診療内容は「療養型」に変更。救急医療は対応中止。

  (市民が求めた病院はなくなりました。療養は「寝たきり老人対象の意味」)

 ③病院の施設改修費として20億円を補助します。

高浜市民は反論の声も出すことなく、市にお任せで、終わりました。

     市民は、広報だけでは意味が理解不能だったと思います。(自分もそのうちの一人でした)

● 市立病院の治療形態は「急性期」。新民間病院は「療養型」に変更により、医療形態が、どのように変わるのか? そして在住十年を超える主婦も存在を知らぬ病院となったのです。

⇒ そして7年後、民間分院の移転が話題となり、改めて、協定内容を再確認すると、

市民にとって、巨額(約50億円超)血税負担となる協定内容であることが、ようやく理解できました

● 遅すぎた状況把握でした。その間、市は、民間分院に毎年数億円の補助提供も市民に報告説明も無く、秘密裡の補助を継続していたのです。明らかに不適切な施政です。

(* 協定書に、赤字補填が含まれており、「10年間で約30億円を提供予定」なのです )

---民間分院の要請----------☆---

★更に、この民間分院は、協定期限を迎え、あろうことか「病院建替え地として『公民館の土地』を要求されてきたようです。」

● この公民館は、S55年完工・築36年、市内唯一の「ホール」を有し、年間7万人以上が利用の市内最大の公共施設です。これを市は「民間分院」の要請に従い、解体を決議したのです。これは「市民無視」で、「民間企業を優遇」は誤断の施政です!

市民の意向や思いを無視され、幼稚園から、小・中・高校生も利用の施設を、代替施設の準備も無く解体は、市民は忍従だけを強いられる施政であり改革が必要です!

f:id:t2521:20170607155436j:plain 

  *解体完了も近い公民館    撮影: 17.06 

 

 

〒444-1335 高浜市芳川町1-2-34 電話 0566-52-5419 fax (同) Mail yy-yano@mtc.biglobe.ne.jp 文責 矢野義幸