●矛盾の説明は、いつか、ほころび、やがて真実を生み出します。見つけました! ご一読を!
☆急がれる施設建替え?
市は、市役所や中央公民館、(高浜分院)を、築30年/40年は「寿命」「壊したほうが安い」と説明され、建替えを急がれています。
☆特に、市役所は築38年。緊急的な短期間の着工でした。急がれた理由は不明です。市民説明会(約30名参加?)の後、わずか半年後でした。
☆最近になってようやく新市役所は「リースで賃貸」「20年間で33億円支払い」「床面積は現市庁舎の半分」「こども未来や教育委員会は、いきいき広場に移転」「いきいき広場も改装費用が発生」等々の情報をようやく把握し理解できる段階に至っています。
そして最近「小さな村役場のような新市役所」も見えてきて尚更、落胆度合が増加です。
☆市民感覚では、最近、国も提唱されている「リノベーション方式」で進められれば、「財源を節約でき、市役所の組織も一体化出来たのに」と苦々しい日々です。
● 市は建替え理由を「耐震補強で、ブレース工法にすると建物内部に筋交い設置により、現在の執務スペースを分断」と説明でしたが、「数百m離れた、いきいき広場に [ 福祉部・子ども未来部・教育委員会 ] の移転は『分断』では無い」とは矛盾です。
⇒ いきいき広場に市役所組織を移転されることを常識では『分断』と言います!
☆公共施設の適正寿命基準を 何故 定めないのか?(東浦町は鉄筋60年と制定)
しかし、最近、市のHPに下記の資料を見つけました。
H28年3月に「高浜市公共施設 総合管理計画」を作成されていたのです。
⇒ 同資料の巻末に「公共施設等更新費用の試算条件」として下記の記述があります。
1.施設の耐用年数の基準
ハコモノ施設は、標準的な耐用年数(日本建築学会)とされる60年を基準とします。
(建物の健全性を確認できる場合、目標耐用年数を70年と設定します)
(鉄筋コンクリート造・鉄筋鉄骨コンクリート造の標準的な耐用年数は60年)
⇒ つい 1年前には「早く壊したほうが安い」と言われ、半年後の計画には「施設の更新期間は [ 60年、70年 ] をめざす」とは、いつまでも矛盾の説明が続きます。
しかし、これで施設管理をお願いします。更新期間60年を念頭において、市内の施設改廃につき、即解体でなく、市民参画の基に、再構築をお願い出来れば最高です!
血が通った計画、後世の市民に誇れる計画立案のために!
もっと早く決めて頂ければ、市役所を壊さなくとも済んだのでは?? 残念!
中央公民館は、この二の舞にしたくありません! 11月20日の住民投票は『反対』に!
2.建築専門家の意見 (鉄筋コンクリートの寿命を教えて頂きました)
☆名古屋市役所は1933年竣工。現在83歳です。一般的に寿命は決められません。
コンクリートの中性化で決まるとされています。これを計算する式もあります。
* 2001年改訂版 既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準/ *JASS5 〃・2015
⇒ コンクリート寿命は「100年説」もあるそうです。 中公35年は余りにも短期間!
3. 公共施設の耐震強度の基準 (素人情報ですが…)
公共施設は、一般的な建築物より耐震強度が1ランク上に制定されてるそうです。
現市役所も、一般建築物より強固。ところが「新市役所は、一般建設物扱いで耐震性も一般的な強度で認可される。だから建設費が安価」に? 新市役所は弱いのです。
⇒ 矛盾の説明で、借金による施設建設を急がれ、返済責任は全て「市民と後世の市民」に押し付けられる無責任建設は、いかがなものかと思います。
説明責任を果たして戴きたい。記録に残る資料やデータ付でお願いします。