●「能登地震」は、大災害の甚大さを 警告しているようにも思われます。
・「天災」には、行政やヒト の「防災体制整備」は 脆弱であり 稚拙であることを…
⇒「能登地震」の「被害状況」や「復活度合」を確認し 甚大さの再認識を試みます…
・「大地震」の被害は深刻ですが、3週間経過後、ようやく復活の胎動が感じられます
⇒「能登地震」での復活復旧は "年単位" の復興期間を要すると予想のようです…
<1週間経過後の被害状況>
24.01.10 | 人口-千人 | 避難-千人 | 避難率 | 家屋被害 | 断水-千戸 | 停電-千戸 |
輪島市 | 23.5 | 12.0 | 51% | 多数 | 10.0 | 6.2 |
珠洲市 | 12.8 | 5.4 | 42% | 多数 | 4.8 | 5.7 |
能登町 | 15.4 | 2.6 | 17% | 多数 | 6.1 | 1.8 |
穴水町 | 7.5 | 2.2 | 30% | 1千棟 | 3.2 | 0.81 |
七尾市 | 48.8 | 2.2 | 4% | 225棟 | 20.6 | 0.01 |
志賀町 | 18.6 | 0.9 | 5% | 39棟 | 8.8 | 0 |
合計 | 126.6 | 25.3 | 20% | 多数 | 53.5 | 14.5 |
<3週間経過後の被害状況>
・避難数は「10日後-25千人」から「20日後-15千人」に減少のようです。
⇒ しかし「水道」や「電気」は復旧されず、「水」も「電気」も無い避難生活のよう
24.01.20 | 人口-千人 | 避難-千人 | 避難率 | 家屋被害 | 断水-千戸 | 停電-千戸 |
輪島市 | 23.5 | 4.8 | 20% | 870棟 | 10.0 | 3.6 |
珠洲市 | 12.8 | 2.3 | 18% | 多数 | 4.8 | 2.3 |
能登町 | 15.4 | 1.5 | 9% | 5千棟 | 5.9 | 0.3 |
穴水町 | 7.5 | 1.7 | 22% | 1千棟 | 3.2 | 0.1 |
七尾市 | 48.8 | 1.5 | 3% | 8.3千棟 | 17.8 | 0.01 |
志賀町 | 18.6 | 1.0 | 5% | 3.4千棟 | 7.0 | 0.01 |
合計 | 126.6 | 12.7 | 10% | 19千棟+ | 48.7 | 6.3 |
石川県 | - | 13.9 | - | 32千棟 | 50.0 | 6.3 |
<避難状況の推移>
・「住宅損壊」「水無し」「電気無し」と、現地の被害は甚大です。が、「3週間」
という時間が "再起" を覚悟に要するようです。
⇒ しかし、現実は「マイナス」-「家」も「クルマ」も「人手」も無い中からの再起…
想像すら出来ない、途方もない 困難を伴う 厳しい スタート と思われます。。
能登地震 | 1月4日 | 1月10日 | 1月14日 | 1月20日 |
避難-千人 | 32.6 | 25.3 | 18.2 | 12.7 |
避難率 | 26% | 20% | 14% | 10% |
輪島-避難率 | 53% | 51% | 32% | 20% |
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<「高浜」のライフラインの復旧予想>
・「高浜」防災ハンドブックでは、大地震によるライフラインの復旧期間は下記の通り
⇒ しかし、現実は、更に、厳しいものと "自覚"と"覚悟" と "準備" が必要です。
---「高浜」の「被害予測」 ---☆---
●「高浜」防災計画 -「地震・津波災害対策計画」- による家屋の全壊予測は下記の通り
⇒ 全壊予測 -「過去地震最大モデル - 1,100棟」・「理論上最大モデル - 5,300棟」
<避難所-計画>
・「高浜」の避難所収容は「一次避難-98千人」・「指定避難-3.5千人」の計画です
⇒ 世帯当り「2人」と想定すれば、一時避難は 収容可でも、宿泊収容は 不可能!!
・恐らく7千人超の市民が「野宿」や「車中泊」を 迫られます…
<被災予測-家屋被災>
全壊-棟 | 半壊-棟 | 住宅被災-棟 | 避難-2人/棟 | |
過去最大 | 1,100 | 2,200 | 3,300 | 6,600人 |
理論最大 | 5,300 | - | 5,300 | 10,600人 |
・「過去最大」は、三河地震を実績として「半壊」を全壊の倍として加算しました。
(*実際には「半壊」は "3倍"の被災数のようです )
・「理論最大」は、全壊のみ計上しました。勿論、半壊 も "過去最大" を超えます。
・現状の「防災計画」は「数千人」の市民を収容不足は "避難難民" とする計画のよう
⇒「避難所」収容数が 避難市民に対して不足を前提の計画となっていると思われます
・「大地震」の被災避難期間は1日では済みません。"野宿"や車中泊では過酷です…
⇒ この "避難収容不足" の対策を「防災計画」に反映があり方と思われます。
「天災」は 行政の過ちにも 容赦ありません。犠牲は「市民」!!
<高浜-避難所>
・「高浜」の避難所を再検討してみます。事例として「高小」を取上げました。
・「緊急避難」は「校庭」が避難所として、「一人-2㎡」換算にて 約3千人収容。
(*「校庭」を隙間無く、数千人を収容計画も絵に描いたモチではないでしょうか)
・「たかぴあ-駐車場」も「車中泊」を認めず 「駐車場」の路面上で寝る計画のよう。
(*心配なのは「雨天」対応はどうなるのでしょう… )
⇒ 次に「体育館」避難者をどのように選別するのか。謙譲精神の発揮が期待条件…?
・「緊急避難」で やっと"体育館" に到着も「避難収容」から 排除の市民が続出…
(*初日は「入室」できても、数日後には「屋外避難」を強要される市民も多数 )
⇒ 実際には「体育館」は共用スペースの確保上、指定避難-収容は「200人」が現実!!
「高浜」防災計画は "非情" な計画ではないか。と、不安ばかりが募ります。
「市民」に "安全安心" を 提供があり方のはず・・・
高浜-避難所 | 緊急避難 | 指定避難 |
(2㎡/人) | (3㎡/人) | |
避難収容 | 98千人 | 3.5千人 |
高小- "校庭" | 2672人 | - |
高小-体育館 | 340人 | 288人 |
たかぴあ-駐車場 | 2110人 | - |
・「避難収容数」は 床面積を「2㎡/人」「3㎡/人」にて換算値 - 現実無視の収容数!
・「緊急避難所」は 校庭・駐車場・公園・神社で"野宿"が前提。面積も2㎡/人と狭小。
⇒ 何ら野外経験の無い市民に、いきなり「野宿」避難を強要もいかがなものでしょう…
・「市民」は "納税者" であり "ヒト" なのです - "家畜" 扱いの "避難所体制" !!
⇒ 緊急避難 - 98千人中、92千人が "野宿" 前提の防災計画とは いかがなものか…?
・この「98千人」は目標なのか? 試算結果をそのまま計上に疑問と不信を感じます。
緊急避難所 | (2㎡/人) | 屋内 | 1カ月-避難 | 屋外 |
避難-収容 | 98千人 | 5.8千人 | (1.3千人) | 92.2千人 |
構成比 | 100% | 5.9% | 1.3% | 94% |
・緊急避難は数日が限界。宿泊避難であれば「4.4千人」- 現実的には3千人ほど。
(*収容-「5.8千人-2㎡/人」「4.4千人-3㎡/人」「3千人-4㎡/人」長期化は面積大)
・判明は「高浜」は、圧倒的に "避難所" である "公共施設" が 不足しています。
⇒ 高浜では「1ケ月超」滞在可能な避難施設は「1千人」程度と思われます。
(*サブアリーナ・*大山会館・公民館・ふれあいプラザ・女性文化センター等々 )
---「大山会館」---☆---
●「大山会館」は "指定避難所" です。収容-緊急-143人。指定-95人。
建設 | 築-年 | 床面積 | 和室 | 会議室 | |
大山会館 | S60年 | 築38年 | 621㎡ | 120㎡ | 166㎡ |
・どんな財政効果や市民メリットがあるのか、皆目不明ですが「大山会館」解体は凶行!
⇒「市民」の "生命" ほど 貴重で 尊いものはないはずでは…
・現在「大山会館」は"休館"としながら「避難所」「投票所」「祭り休憩所」に活用!
⇒ 今回「投票所」を見直しとして「大山会館」を外す計画が公表されました。
「市民」の生命維持の指定避難所である 公共施設 を "破壊辟" には困ったものです…
[検索] : 投票所の見直し 23885.pdf (takahama.lg.jp)
---「指定避難所」---☆---
●「指定避難所」は、長期滞在避難者を救済する施設 - 本来、半壊被災も収容すべき…
・「高浜」防災計画は、家屋-全壊被災でも 指定避難所から 排除する計画は "非道"…
⇒「公共施設」の早期解体・面積半減の結末です-「行政」の防災意識が欠落の証し…!
●「庁舎」を面積半減の「リース」は 市民生命 を軽視 - 避難収容も皆無の施設です。
(*「職員」さえ避難出来ればよいのでしょうか… 「市民」無視のシンボル施設 )
・更に「高浜」は 「指定避難所」も 狭小化 は「災害関連死」を 助長しています…
⇒「大山会館」を早期解体も市民生命を軽視であり公共施設を私物化の独裁行政の証し
「高浜」は「大家族」を裏切りの"まち"に落ちました…
(最後まで、ありがとうございました。 )