●「大地震」の残酷さを思い知らされます … 死者-126人、安否不明-210人 …
⇒「防災対策」が、如何に最重要課題として取り組むべきかを再認識させれられます…
・「高浜」の公共施設の実態は「指定避難所」を "狭小化"は市民を犠牲は明白です…。
● 未曾有の大規模災害は一週間経過も進展の様相無く、復旧まで数年が見込まれます。
・注目すべきは、避難数 -「輪島市・珠洲市・能登町等-3万人余」を即日に大量収容!
⇒ これを可能ならしめたのは「公共施設」の受け皿が整備されていた結果のようです…
24.01.06 | 人口 | 避難数 | 避難率 | 倒壊家屋 |
千人 | 千人 | % | 棟 | |
輪島市 | 23.5 | 12.5 | 53% | 火災-200 |
珠洲市 | 12.8 | 7.1 | 56% | 山肌崩壊 |
能登町 | 15.4 | 4.2 | 27% | 火災-20棟 |
穴水町 | 7.5 | 2.7 | 36% | 200棟 |
七尾市 | 48.8 | 2.5 | 5% | 225棟 |
志賀町 | 18.6 | 1.1 | 6% | 23棟 |
合計 | 126.6 | 30.1 | 24% | 448+220 |
<各自治体の指定避難所の整備状況>
・各自治体、特に、多数の避難者発生の奥能登の「指定避難所」を確認してみました。
⇒ 奥能登地区の「指定避難所」の収容数を集計結果は実際の避難数を上回っています
・これが "万が一" を想定した「防災計画」のあり方を実現した行政施策の結果では…
・残念ですが「珠洲市」は、避難市民の半数しか収容できず混乱発生と想像されます
⇒ 恐らく「車中泊」を 余儀なくされた お気の毒な市民も多い事かと察します。
(*「高浜」も、このケースを踏襲ではと不安が募ります… )
避難施設 | 人口 | 指定避難所 | (内-公民館) | 避難実績 | 収容率 |
千人 | 千人 | 千人 | 千人 | ||
輪島市 | 24 | 17.9 | 3.8 | 12.5 | 143% |
珠洲市 | 13 | 3.4 | 0.4 | 7.1 | 48% |
能登町 | 15 | 20.0 | 5.9 | 4.2 | 479% |
合計 | 52 | 41.3 | 10.1 | 23.8 | 174% |
高浜 | 49 | 3.5 | 0.9 | (10) | 35% |
高浜/能登 | 95% | 9% | 8% | 42% | 20% |
・偶然、人口は「奥能登-合計」と「高浜」が ほぼ同等となりました。
⇒ 懸念されるのは「指定避難所」収容数が「高浜- (公称) 3千人」と極小化の防災計画
・「高浜」-「指定避難所-収容数-3.5千人-7%」で充足と判断は如何なる根拠か…?
(`「珠洲市」は 人口12.8千人に対し、指定避難所-収容-3.4千人は26%… )
⇒「能登地震」の避難状況は「避難率-24%」 であれば「高浜-12千人」相当…
・大地震等の発生時 -「高浜市民」が 路頭に迷うことも 放置は "見殺し" では…
・上表は「高浜-避難数」を奥能登地区の半分 -1万人としても収容率-35%は過少!!
⇒ 実際の避難収容数は「1千人」程しかなく、避難所不足は明白ではないでしょうか
・「高浜」公共施設を「狭小」と「早期解体」を強行は "市民の生命" を軽視の証し…
<「高浜-公共施設」の実態>
・「市民生活」の利便性を提供し「指定避難所」ともなる公共施設は「市庁舎」や
「市民会館」「公民館」と「体育館」等になると思われます。
⇒「高浜」は、避難所に転用出来ない「美術館」だけ広く、避難施設の狭小化を強行!
・「赤字」施設は「指定避難所」にも転用可能な複合機能施設。
面積-㎡ | 庁舎 | 市民会館 | 公民館 |
図書館 | 博物館 | 体育館 | 合計 |
輪島市 | 4,678 | 8,454 | 10,129 | 1,567 | 2,173 | 16,295 | 43,296 |
珠洲市 | 4,463 | 3,512 | 4,635 | 2,212 | - | 3,138 | 17,960 |
能登町 | 5,529 | - | 12,491 | 652 | - | 8,436 | 27,108 |
平均 | 4,890 | 5,983 | 9,085 | 1,477 | 2,173 | 9,290 | 29,455 |
高浜 | 3,706 | 200 | 1,147 | 280 | 4,389 | 925 | 10,647 |
高浜/平均 | 76% | 3% | 13% | 19% | 202% | 10% | 36% |
●「奥能登」自治体と人口は3倍にもかかわらず、公共施設の面積は3割程度に狭小化!
・「高浜-公共施設」を 全国最低に 狭小化は "市民の生命" を犠牲も 無視のようです。
⇒ これを「大家族」宣言は、残念な行政、裏切り行政 の証しではないでしょうか…
<自治体の市勢規模>
奥能登 | 面積-㎢ | 人口-千人 | 職員-人 | 職員/千人 | 歳入-億円 |
輪島市 | 426 | 24 | 305 | 13 | 253 |
珠洲市 | 247 | 13 | 197 | 15 | 138 |
能登町 | 273 | 15 | 227 | 15 | 168 |
平均 | 315 | 17 | 243 | 14 | 186 |
高浜 | 13 | 49 | 246 | 5 | 182 |
高浜/平均 | 4% | 285% | 101% | 35% | 98% |
・「高浜」は「面積は狭く、人口は3倍、職員数も歳入額も同等」のスモールシティ。
⇒ 疑問は「人口」は多いのに「職員も歳入も同等」は "異常" - 経営バランスの欠落!?
・「浮世絵道楽-美術館-百億円投入」に傾注している場合ではないことも当然です。
・「被災」からの復興は、まずは「人-職員」の "戦力確保" が 最優先課題となります
⇒「高浜」の職員削減策も「災害」に 弱い "まちづくり" の象徴的で残念な人事戦略!
・大局的には「公共施設」は集約し「大規模建設-高層化」があり方と思われます。
⇒ 現在、行政が強行中の「高浜-縮充狭小」は "市民の生命" を犠牲とする過ちです。
「浮世絵-道楽」より、まずは「安全安心」な "防災計画" の実現があり方です
・「能登地震」の教訓は「リース」も「高小」も「プール廃止」も"地震対策"に逆行!!
⇒「高浜-縮充」は "災害に弱い" "市民の命を軽視" の まちづくり と判明しました!!
・「まちづくり」根本は「市民の安全安心」を確保が最優先課題であることは自明の理
⇒ この原理原則を無視し "特定業者を過剰優遇を強行" が 過ちの根本原因と思われます
真の「大家族」精神 -「市民本位」の あり方 を取り戻して戴きたいものです…
(最後まで、ありがとうございました)