● 徐々に「能登半島地震」の被害状況が判明しつつありますが、混迷を深めています。
・分かれば、分るほど、被害の甚大さに、何もかも押し潰される思いが募ります…
⇒ 被災地の復旧は、恐らく、五年十年の歳月と未曾有の財政投入が必要と思われます
能登地震の被災状況は、真に筆舌に尽くしがたい実態のようです・・・
現地では "道楽" を楽しんでいる余裕など 微塵もありません… 未来の高浜の姿かも…
次は「東京」か「南海トラフ」との予測が現実化に近づいているのでは・・・
---「奥能登」の被災実態 -再確認--☆---
・24.01.05 - 中日新聞-社会面- 『ぎりぎり 支援いつ - 孤立 水、食料わずか』…
⇒「主な被害状況-避難状況」も掲載されてました。要約し下表を作成しました。
<避難数> *24.01.04現在 - 人口は23年4月調査
24.01.04 | 人口-千人 | 避難数-千人 | 避難率 | 倒壊家屋 |
輪島市 | 23.5 | 12.4 | 53% | 火災-200棟 |
珠洲市 | 12.8 | 7.0 | 55% | 山肌崩壊 |
能登町 | 15.4 | 5.5 | 36% | 火災- 20棟 |
穴水町 | 7.5 | 3.8 | 51% | 17棟 |
七尾市 | 48.8 | 2.6 | 5% | 129棟 |
志賀町 | 18.6 | 1.3 | 7% | 23棟 |
合計 | 126.6 | 32.6 | 26% | 169+220+ |
平均 | 21.1 | 5.4 | 34% | 多数 |
・「避難人口」は、最低でも26%。平均-34% と 多くの方が避難されてます。
・「避難期間」は、東北地震では、仮設住宅を完全退去されたのは確か2年後か…
⇒「大地震」では、避難所生活の長期化につき、準備と覚悟が必要なようです。
「避難所生活」は 過酷な試練を強いられます。僅かでも快適化の工夫が必要…
---「高浜」- 指定避難所 ---☆---
・今回、改めて「高浜-防災計画」を確認しました。指定避難所を下記に抜粋します。
(*「指定避難所」- 危険が無くなるまで、または家に戻れない市民の滞在施設 )
⇒ 収容人数は「3,533人」- 市民5万人の7%!? -「26%-13千人」~「34%-17千人」!
・とても "充足" とは思えない ズサンさえも感ずる「防災計画」となっています。
・問題は「指定避難所-収容人数」は、実際には 更に "半減" が現実となります!!
⇒ 避難収容数は「施設面積」を「3㎡/人」として除算した計算上の人数ですから…
・実際には「4㎡/人」が現実的な面積 - つまり「10,600㎡÷4㎡/人=2,650人」-5%
⇒ これを 市民5万人の「防災計画」とは、余りにも 机上の空論 のように思います。
・計算上は「合計-3,533人」ですが、隙間も無い、通路も無い避難所は ありえません
⇒「避難者」は生きている市民-ヒトなのです - 大地震の被災避難は「最短でも数カ月」
・最近の避難所は「テント」や「防災ベッド」を採用 - よって「4㎡/人」が妥当です!
●「高浜」の防災計画は、恐らく「一週間」程度の短期避難を想定と思われます。
⇒「学校」教育を数か月間も停滞は不可能 - よって体育館や幼稚園を長期利用は不可!
● ボートチケットショップやスポーツクラブを長期利用も補償金が発生と思われます。
・補償金を提供も、民間は お客様第一と早期の営業再開が最優先課題で避難所は無理!?
⇒ これらを勘案すれば、多めに見積もっても「約1千人」の2%程度と想像されます
・あるいは、民間会社と、避難者を数か月受け入れる契約でもされたのでしょうか…?
⇒ であれば、民間会社には、被災しても利益補償する優遇方式を構築提供では…?
現在の「防災計画」の収容人数は、実際には「約1千人」と2%程度の狭小計画!!
市民-1万人を放置し、路頭に迷わす "残酷" で "無謀" な計画と思われます。
「防災計画」は、今、出来る範囲ではなく、最悪を想定した計画があり方!!
「市民」の生命を護る 本気の計画立案を望むものです…。
---「高浜」避難所-運営マニュアル ---☆---
・同マニュアルには「指定避難所」の配置事例案が記載されています (*下記)
⇒ 体育館 - 避難所は「通路、物資配布、育児場所等」が必要と記載されてます。
<体育館-配置案>
・これが「長期-避難生活」を、少しでも快適に過ごす工夫の方策です。
⇒ 例えば「吉浜小-体育館」- 収容計算-300人は、現実は-100人程度に…!
・この避難所面積の狭小に気づいたのは、町内会-防災訓練の実体験からの教訓です。
⇒ 避難訓練にて、吉小-体育館-避難収容-3百人が、配置検討の結果-"百人"に愕然!!
残念ながら「防災計画」には反映されず、隠蔽捏造処理されたのでは…?
---「指定避難所」再検討 ---☆---
・「高浜」にて試算 -「人口-50千人」-「避難-10千人」と仮定してみます…
⇒「指定避難所-収容-10千人」では「40千㎡」を必要とします。
・「車中泊」避難 - 半分の5千人と仮定しても「5千人-20千㎡」が必要。
⇒「高小-メインアリーナ」や「サブアリーナ」-900㎡級の施設が20棟は必要!
・「旧-市民病院-8,623㎡」は 避難収容-2千人の施設を早期解体も裏切り行政の証し
(*「市民病院-北棟-築39年。南棟-築23年」で "早期解体" は市民の生命も無視! )
---「行政」のあり方 ---☆---
・「市民」の "安全安心" を最優先に確保があり方です。ところが…、
⇒「早期解体」等による「公共施設」の面積削減強行は "市民の生命" を軽視の悪政…
(*「先代首長の功績潰し」という私情で早期解体は いかがなものか…? )
☆「高浜」防災計画、防災体制は 根底から見直しが必要です - 能登地震の教訓です。
・「能登地震」は 生命を賭して、貴重な "警告" や "教訓" を発しています。
「明日は我が身」が 現実となる日は 絶対に来るようですから・・・
---「さいご」に----☆---
真剣なる防災体制の早期拡充を望むものです…
(*「消防体制」の拡充も喫緊の課題と映りました - 消火方法すらも再検討が必要 )
浮世絵道楽の美術館-百億円より、災害に強い "まちづくり" に投入があり方です…
安全安心な "まちづくり" は 市民全員 - 大家族の願いです…
「人と想いが つなぐつながる しあわせなまち 大家族たかはま」- 早期実現を…!
(*「資源ゴミ立当番制」こそ "早期解体" があり方です- 選挙対策とは呆れます )
(最後まで、ありがとうございました。)