・高齢者の運転ミスか? 不幸な事故情報を、耳に、目にするようになり、社会問題、市民生活上の課題として「都市交通のあり方」に関心が向き、改めて、高浜の循環バス-「いきいき号」に注目してみると以外にも長い歴史がありました。
・サービス開始は「H5年」とか、もう「25年」も経過しているのです。
・現行の運行形態となったのは「H23年(7月)」からのようで、早、8年も経過です。
⇒ では、その現状実態を確認してみたいと思います (但し、手元にある資料はH28年版)
---いきいき号の利用実態---☆---
・年間利用数は、多いようで意外に少ないのは改善の余地があるのでは…?
(*刈谷 - バス料金は碧南と同じ「無料」。年間利用者-「63万人 」<人口の4倍> )
H28年度 | 平日-市内 | 平日-市外 | 土曜-市内 | 計 |
コース | 吉浜/高取/港/翼 | 民間病院-刈谷 | 吉浜/高取/港/翼 | |
年-利用者 (人) | 19,558 | 8,446 | 530 | 25,628 (人) |
年-運行日数 | 243 | 243 | 50 | 536 (日) |
年-便数 | 6,804 | 2,187 | 600 | 9,591 (便) |
年-費用 (千円) | 14,170 | 7,715 | 1,364 | 23,249 (千円) |
---便当りの利用人数---☆---
・いきいき号の便当りの利用人数は、平均「2.7人」。往復を考慮すれば「1人?」とほぼタクシーと同じと思われるのは低迷では? これを8年間も継続…?
・地球環境上も「数人運ぶのにワゴン車」ではエネルギーの浪費です…。
利用人数 | 平日-市内 | 平日-市外 | 土曜-市内 |
コース | 吉浜・高取・港・翼 | 民間病院-刈谷 | 吉浜・高取・港・翼 |
人/便 (人) | 2.9 | 3.9 | 0.9 |
---利用コスト---☆---
・「一人当り」では「土曜利用」が異常に高額。
・「一便当り」では「市外 - 民間病院」コースが極めて異常に高額。
利用コスト | 平日-市内 | 平日-市外 | 土曜-市内 |
コース | 吉浜・高取・港・翼 | 民間病院 | 吉浜・高取・港・翼 |
単価/人 (円) | 725 | 913 |
2,574 |
単価/便 (円) | 2,083 | 3,528 | 2,273 |
---循環バスを考える---☆---
・本格的な高齢化を迎えた現在、今一度原点に返った見直しが必要であると思います。
■ 市は、民間病院コースについて「車で通院される場合とほぼ同じ時間であることが、いきいき号を利用される理由」と説明されてますが、市内コースを検討すると「歩いて行く時間とほぼ同じ」では利用メリット無く、改善されるべきと思います…。
(*例-「吉浜駅~図書館」- 約35分、「吉浜駅~T-ポート」- 約40分…)
⇒ この目的地までの所要時間が予想通りの長時間が「利用者が少ない」原因では…
・若い人が、よく言う「使えねぇ~」方法なのです。
・今後、増加するであろう「免許返納」を含む高齢者対応として「市民からは、例え、1割でも徴収」の方針を継続は「利用促進」となるのでしょうか?
⇒ 「行政サービス」のあり方として「いきいき号」の運行方法を改善すべきでは?
■ 過去の議会審議事項
・「碧海5市コミュニティバス連絡調整会議を開催し、近隣市との連携を含めて協議を重ね、将来像とその可能性を含め、継続的に協議してまいりたい」という課題も…
⇒ 実は、この議事録は数年以上も前の記録なのです 。安城や知立、碧南へは…?
---AI-ICT時代の循環バスのあり方---☆---
・これからは「デマンド」の時代です。市民が「必要な時に」「必要な場所」へ移動対応する機能を提供することが「行政サービス」に求められる時代が来ています。
・これを解決するのが、市も注力されている「AI・ICT」
・今年4月、「NTT-ドコモ社」も「デマンド対応システム」の提供を発表されました。
[検索] : AIを活用したオンデマンド交通システム「AI運行バス」提供開始 | NTTドコモのプレスリリース | 共同通信PRワイヤー
・システム価格も、意外と安価では? 初期導入-50万円、月額利用-18万円…
⇒ 「デマンド・バス」は「次代の循環バスのあり方」です
「大家族」のため早期実現を!!