●「能登地震」は、大災害の深刻さを、より身近に、より具体的に感じています。
⇒ 現在の「防災体制」で良いのか…? 「指定避難所」を市民目線で再確認を試みました
・「能登地震」を先行指標とし、自市の防災体制の整備に反映があり方と思われます。
---「指定避難所」---☆--- *「過去地震-最大モデル」
1・「高浜」-「指定避難所-収容」は3533人 - 全人口の7%で十分なのでしょうか?
・根拠は「高浜-地震防災マップ」- P.7 に掲載の被害想定からの推定値と思われます。
⇒ 例>「全壊・焼失家屋-1,100棟」✖「家族 -2.6人/戸」✖「予備-120%」≒3,500人
・ここで 疑問は「全壊」より多いであろう「半壊」は "避難所" に入れないのは差別…
⇒「避難収容-3,533人」では 過少であり 収容不足となることが 当然 予想され混乱…?
(*「半壊被災」の市民は「野宿」や「車中泊」が 前提の 防災計画なのか…? )
<過去の地震> *1945年3月-三河地震 [検索] : 三河地震 - Wikipedia
・『震源域の三河地域では、昭和東南海地震よりも多くの死者が記録されており、死者2,306人、行方不明者1,126人、負傷者3,866人。家屋の全壊は7,221戸、半壊1万6,555戸、全焼2戸、半焼3戸、その他2万4,311戸とされる。
・なお、近年になって地震被害を報告した当時の帝国議会秘密会の速記録集が見つかっており、これによれば愛知県の幡豆郡と碧海郡で死者2,652人に達したという』
⇒ 戦時中の災害のため、軍事機密とされ詳細不明ですが、甚大な被害となった模様…
・近所の お寺さん の 本堂 が倒壊し、疎開児童が多数亡くなられたそう… 悲惨です
<理論-最大の被害想定>
●「地震防災マップ」被災予想の元資料は「愛知県防災会議地震部会 平成26年5月」-
-「愛知県東海地震・東南海地震・南海地震等 被害予測調査結果」と思われます。
[検索] : 00_調査結果(白本)20151224訂正rev03.xdw (pref.aichi.jp)
・問題は 「理論上-最大想定モデル」による被災想定は「約5,300棟」と 約5倍!!
⇒ 防災対策は、万が一を想定し、最大被災規模に対し対策があり方ではないでしょうか
● この情報を、なぜ、市民に知らせないのでしょう - 深刻で生命に関わる重大情報です!
・「全壊・焼失棟数-5,300棟」なら「避難所-収容 -12,000人」が 必要では…?
(*これは「全壊対応」-「半壊」は更に増加となります - 防災マップは全壊対象限? )
⇒「高浜-防災マップ」は、 この県の "被災想定" を "隠蔽" は いかがなものでしょう…
・「被災想定-3,500人」は 被災規模を軽視の作為的で楽観的な甘い推定と思われます
⇒「市民」を 路頭に迷わす 不適切な防災計画は 市民を 見殺し… ではないでしょうか
・「能登地震」は、"過去の地震" を 超越した大被害が発生の "天災" と思われます。
⇒ "ヒト" の 浅智慧 を 見抜いて起こるのが "天災" の 怖さではないでしょうか…
---「避難所-収容数」の疑問 ---☆---
2・次の疑問は 指定避難所の占有面積 -「3㎡/人」を採用 - 実態は"鮨詰め"避難所です
⇒ 収容数は現在の公共施設で 避難利用可能な施設全ての床面積を「3㎡」で除した数
・「避難所」と言えど "快適性の確保" が "災害関連被災(死)" の低減策と思われます…
⇒「市民が命懸けで避難している重み」を認識の上で「防災体制」の策定が必要です
<事例検討 - 吉浜小学校-体育館> *収容数は「300人」?!
●「体育館」の施設構成は「入口・倉庫」「運動床」「舞台」等から構成されます。
・「吉小-体育館」面積は「入口-122㎡」「運動床-823㎡」「舞台-117㎡」となります
(*「体育館」の図面から 寸法を読み取り 試算してみました )
⇒「運動床-823㎡」÷ 「避難面積 -3㎡/人」≒ 「収容 - 274人」を「300人」
・「吉小-体育館」の収容数は「1割」水増しのようです… 3,500人収容も疑問…?
⇒「収容300人」は「2.7㎡/人」-「毛布の周囲に0.4mの共用通路」で ビッシリ!!
想像するだけで "避難" したくない「避難所」像が浮かびます… 災害関連被災の根源
「高浜」は "指定避難所" も 狭小化 は 災害関連被害を誘発では・・・
---「高浜-人口推移」---☆---
・防災計画は H25年当時の検討結果。以来、10年経過の今日、人口増加しています。
⇒「避難所-収容」- 3,500人の余裕-20%は消失し 定員ギリギリ の避難計画では…?
(*「避難-3.500人は "全壊被災" です。「半壊」被災者は、なぜ、除外…? )
・つまり「避難所」の "増設" を検討すべき時節となっています。高浜は更に人口増…
<「防災マップ」作成から十年経過しています>
・「人口」は増えたのに、「避難所」を削減解体は 防災体制の整備に "逆行" です
時期 | 人口-千人 | 世帯-千棟 | 人/世帯 | 備考 |
H25年 | 46.2 | 17.9 | 2.6 | |
R 5年 | 49.3 | 21.4 | 2.3 | 早期解体 |
R/H | 107% | 120% | 89% |
・高浜-人口ビジョンでは「2040年 - 52,159人 - 113%増」と予測されています。
「防災体制」も「市民-52千人」を対象に検討策定があり方と思われます!!
<避難所の機能>
・長期にわたる「避難生活」を 快適化 が 災害関連被災 の低減策!
⇒「育児」「子ども部屋」「休息療養」機能等の充足も あり方 - 避難面積-6㎡/人!!
R5.12 | 0才 | 1-6才 | 7-14才 | 15-64才 | 65才- | 合計-人 |
年代 | 乳児 | 幼児 | 年少 | 生産年齢 | 老年 | |
人口 | 347 | 2,579 | 4,118 |
32,661 |
9,544 | 49,249 |
構成 | 1% | 5% | 8% | 66% | 19% | - |
避難所 | 育児 | 育児 | 子ども部屋 | 休息 | 療養 |
● 残念ながら「高浜」の 公共施設の面積は「5万人規模」の自治体では 全国最低…!
・「公共施設」早期解体・面積狭小を強行は、市民の生命維持の「避難所不足」を形成
<高浜-行政の公共施設計画 - 面積削減>
・「公共施設」の面積削減を成果と誇示は逆行! - 市民の健康や生命を軽視の証し!!
・「面積削減-11千㎡」は、避難-3,600人相当を排除!! これを「大家族」宣言とは…
<早期解体・面積狭小>
● 市民に説明も無く「早期解体・面積狭小」は "公共施設" を私物化の証し…
・解体面積-23千㎡は「避難収容 -7千人分」を解体は 市民軽視の 独裁行政の証し!
⇒「解体施設」を "建替え額" に換算するなら 実に「90億円」に相当の大損害!!
公共施設 | 床面積-㎡ | 建築-年 | 解体 | 備 考 |
中央公民館 | 4,091 | S55年 | 築36年 | |
旧-庁舎 | 7,673 | S52年 | 築40年 | 4千㎡解体-1300人分 |
勤労青少年H | 694 | S49年 | 築42年 | |
体育センター | 1,260 | S52年 | 築44年 | 1千㎡解体-300人分 |
旧-市民病院 | 8,623 | S59年 | 築39年 | 南棟-H11年-築24年 |
旧-保健センタ | 831 | S54年 | 築44年 | |
合計平均 | 23,172 | 築38年 | 建替-約90億円 |
・公共施設の寿命「80年」があり方であり財政削減の方策を "早期解体"は 無駄遣い!
「公共施設」削減狭小は、「市民」の生命を軽視の証し!!
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・「防災体制」の整備の 最重要課題は「指定避難所」の拡充です。
1・「過去の震災被害想定」-「3,500人」-21千㎡程度の施設が必要です - 現在の倍!!
2・「被災理論値を充足の避難所」-「避難-12千人」- 72千㎡ の施設が必要。
⇒ この避難数は「全壊」被災の市民人口。「半壊」被災を含めれば、更に倍増…!!
「先代首長の功績潰し」を目指した "早期解体・面積狭小"を強行は 市民軽視の失政!!
<防災体制の拡充>
・防災体制は "避難所" となる「公共施設」の拡充が必要 -「狭小・解体」は逆行です!
⇒「道楽-美術館に百億円投入」の前に "避難所"施設の整備拡充が基本的な優先課題!!
・市民の "安全安心" は「公共施設」の 拡充が 適正適切な防災体制を構築の方策です
・「拡充」と言っても「全国-最低」から「全国-平均」とするだけ…
⇒「納税」の "費用対効果" も「最低」から「人並み」程度に戻すだけなのです。
"市民" として「人並み」の生活を望むだけなのです。"全国最低" からの脱却です…
災害に強い、安全安心な "まちづくり" は 市民の切なる願いです
(最後まで、ありがとうございました。)