・今回は、続いて、高浜の「環境問題の取組み」について検討したいと思います。
● 先回ブログの末尾に記載の「高浜」環境保護について、計画立案を知りました。
・次の問題は「計画立案」や「経過や結果」が市民に周知されていないこと。
⇒ 秘密に推進する課題ではなく、公表してこその「環境保護活動」かと思います。
--- 高浜の環境保護活動 ---☆---
● その「地球環境保護の行動計画」を再確認したいと思います。施策開始は「H22年」
⇒ 来年度-市制50周年が「環境保護施政-10年」の集大成となる時期となります。
・果たして、どのような成果、結果となるのでしょうか?
--- 第一次計画は「失敗」---☆---
・第一次計画は「H22年」に立案施行されたようです。
・しかし、結果は、「H25年度の取組結果」として、温室効果ガス(CO2)の総排出量は、基準年度(H20年度)に比べ「+6.3%」の増加となりました。と「失敗報告」
・市は「教育施設は、排出量が減少している。その他の項目は、増加してしまった」
⇒ 第一次計画は、計画目標に逆行で意義も効果も無し!?
[検索] : 高浜市地球温暖化対策実行計画
・これではグレタ・トゥーンベリさんも、知った市民も怒りを現すのは当然では?
--- 第二次計画 ---☆---
・第二次計画は「H27年」に立案施行されたようです。
[検索] : http://www.city.takahama.lg.jp/grpbetu/keizai/shigoto/kankyo/ondankataisaku.pdf
・この第二次計画も「従来の解決策で十分」と施策継続ではないでしょうか?
--- 計画の具体的内容 ---☆--- 実際の方針や目標を確認します
● 基本方針
(1)全ての事務及び事業について、温室効果ガスの排出抑制に努めます。
(2)進捗状況を公表していくことにより、計画の実効性を確保します。
⇒ 本当に「進捗-公表」され、「実効性-確保」されたのでしょうか?
● 目標(地球温暖化に関する目標)
次の数値目標の達成を図り、地球温暖化対策を積極的に推進します。
・二酸化炭素の排出量をH31年度までに、H20年度比で「6%」を削減。
⇒「2050年」-「ゼロ-エミッション」を実現には「毎年-6%」削減が必須です
・現在の地球温暖化対策計画-5年で「6%削減」では、百年以上を要するのでは…
--- 高浜の取組み内容 ---☆---
● 本当に、下記の施策で、目標達成できるか疑問ですが、ご参考までに列記します。
1. 施設設備の改善等
・街路灯(水銀灯)等の照明設備を省エネルギータイプに転換を図る。
・施設の改築をする場合は、環境に配慮した工事を実施するとともに、環境負荷の低減に配慮した施設整備を図り、適正な管理に努める。
⇒ 施設「早期解体」の強行は、この環境保護に反し、エネルギーと資源の浪費です。
・公用車の更新時に、小型車や低燃費車、ハイブリッドカーの導入を図る。
⇒ 時代は「電気自動車」にまで進化しています。
2. 物品購入等
・電気製品等の物品購入は、省エネルギータイプで環境負荷の少ないもののを購入。
・事務用品は、 詰め替えやリサイクル可能な消耗品を購入する。
・環境ラベリング(エコマーク、グリンマーク等)対象製品を購入する。
3. その他の取り組み
①「電気使用量の削減」
・庁舎内の照明器具等、昼休みの消灯や時間外での不必要箇所の消灯を行う。
・退庁時に、電気器具、OA危機の電源が切られていることを確認する。
・空調設備の運転や、エレベータの利用を自制する。
②燃料使用量の削減
・公用車は、急発進、急加速せず、適正に整備・管理し、排気ガスを削減する。
③ゴミの減量、リサイクル
・物品の再利用や修理による長期利用に努め、ゴミの減量化を図る。
⇒ 公共施設の「早期解体」は、この方針に反するものです。矛盾も無視は傲慢です
④用紙類
・両面印刷、裏面コピーを徹底し、用紙の削減に努める。リサイクル用紙を購入する
⑤水道
・日常的に節水を心がける。
⇒ 「心がける」で目標達成できるのでしょうか?
⑥環境保全に関する率先実行の推進
・クールビズ・ウォームビズを推進する。・ノー残業デーを推進する。
⇒ ゼロ-エミッション」は変革的な施政執務のあり方の見直しが必要です。
--- 進捗管理 ---☆---
第4章推進・点検体制及び進捗状況の公表
1.推進体制
「推進担当者」「事務局」を設け、計画の着実な推進と進行管理を行う。
(1)推進担当者
・「推進担当者」は計画の推進及び進捗状況を把握し、計画の総合的な推進を図る。
(2)事務局
・事務局を置き、計画全体の推進及び進捗状況を把握し、総合的な進行管理を行う。
⇒「地球を護る」計画事務局を兼任体制で実現できるのでしょうか? 真剣さが疑問!
2.点検体制
・「事務局」は、定期的に進捗状況の把握を行うため、定期的な点検評価を行う。
3.進捗状況の公表
・計画の進捗状況、点検評価結果及び直近年度の温室効果ガス排出量については、
定期的に、市広報誌やホームページ等により公表する。
⇒ H22年以来、市の「排出量」の公表に気づいた経験無く、実行実績は何処に公表…!?
計画立案ではなく到達目標の必達が地球の望みです
--- 市民の素朴な想い ---☆---
● 「地球環境保護」は、役所だけではなく「地球人全員」の課題です。
・庁舎の施策目標だけでなく、「市民」に対する生活目標、指針、実態をも周知される
ことが「施政のあり方」ではないでしょうか?
「地球の叫び」に真摯に聞き入り、施政展開が無謬性です
(最後まで、ご精読いだき ありがとうございました)