●「行政」のあり方として、根本的な原則は"無謬" - 絶対に間違いが無いこととか…
・よって「公共施設計画」は、事前検討を周到に進められることが前提条件のようです
⇒「庁舎」は、"まち" の中枢機能を果たし、市民利用も恐らく最多の公共施設です。
・また "まち" を代表する いわば "市民のお城" 的な要素も発揮する施設と思われます
●「高浜-リース」は、どうも未だに "日本唯一" は 不名誉な "庁舎施設"のようです。
・「旧庁舎」-耐震改修に比べ、リースは、如何なるメリットがあるのか… 疑問ばかり?
⇒ リース完成して早5年を経過。その良否も明確化。この無謬性につき検証します。
---「リース」はどのように、有効なのか? 間違い無いのか ---☆---
● まず、結果の確認から始めたいと思います。
<外観>
・「旧庁舎」は、堂々と「高浜」を象徴するステータス的な施設でした。
(*これを"先代首長の功績潰し" の 標的にされてしまったようです)
⇒ 結果 - 旧庁舎の裏にある、狭小-リースは、面積半減、組織を二分割の不便な施設に!
・これを "成功" と判断は、行政だけの自己満足、自己肯定だけでは…
(*市民感覚では、"村役場" に転落としか見えないのは残念なハコモノ…)
<施設建設の日程>
● 他市例では、通常、庁舎建設計画は短くても5年。新城市では10年以上を投入。
・「建設基金」の積立や、市民説明会・市民意見・市民参画の建設検討会等々を実施
⇒「高浜」は、これらを全て省略。計画立案-H26年、着工-H27年の 独断強行…
・「市民説明会」は着工3ケ月前 - 7月31日 - 参加市民 -44名に実施のようです。
(*高浜は人口-5万人。有権者-3.7万人の "まち" なのですが… )
・つまり「リース」は "市民無視"で断行されたと思われます… 独裁行政の私物化…
⇒「公共施設」は 行政のものではなく、市民の財産を独断でリースが"私物化"の証し…
<施設面積と財政投入>
● 市資料で経緯を確認すると「金額」比較だけで「面積」半減は着工時に説明では…
・「旧庁舎」を耐震改修は「33.2億円<税込>」 - リースはこれより安いと契約…
⇒ 当時の契約額は「リースも33.2億円」-「38万円」差だけで契約も 詐欺同然…!
・これで高浜市民は「庁舎面積」-4千㎡削減は10億円超もの大損害を受けたのです
事業比較 | 旧庁舎 | リース | リース-庁舎 | リース/庁舎 |
床面積-㎡ | 7,674 | 3,668 | -4006 | 0.48 |
施設費-億円 | 17.85 | 19.62 | 1.77 | 1.10 |
維持運営-億円 | 11.29 | 9.37 | -1.92 | 0.83 |
事業費-億円 | 29.14 | 28.99 | -0.15 | 0.99 |
(*「リース額」は、現在の最終金額を掲載。税別 )
<詐欺同然の図>
● H27年 - 高浜HP-「本庁舎整備事業」- 11.Q&A-6
[検索] : 高浜市役所本庁舎整備事業 - 高浜市ホームページ (takahama.lg.jp)
・「現在の説明」
『概算の事業費は、建物建設にかかる費用や20年間の庁舎の維持管理・運営費などを含め、総額で33.2億円<税込>を予定していました。』
・「計画~工事完成までの説明」
・何としてでも「リース」建設強行のためか、下記のように虚偽の説明図を掲載…
⇒ リース完成の数か月後、現在の説明に 削除改訂となりました。
・「市が整備した場合」-つまり「旧庁舎」を耐震改修は「37億円」と誇大表記!!
⇒「リース」建設の 裏は、このように 手段を選ばず ウソ説明で 強行されたのです…
● このウソ説明をしてまで「リース」を強行断行の 裏 は「倍額建設」のようです。
・「旧庁舎」の改修単価に対しても「リース」は倍額建設となりました。
施設単価比較 | 旧庁舎 | リース | リース / 庁舎 |
単価-万円/㎡ | 23.26 | 53.49 | 2.30 |
・「国交省-建築着工統計」の相場と比較すれば「リース単価」は「3倍」にも水増し
⇒ そもそも「鉄筋コンクリ造 (RC) 」より「鉄骨造」が高額とは "異常" な行政の証し…
H26年-相場 | RC造-万円/㎡ | 鉄骨造 | リース | リース/鉄骨造 |
公務用建設物 | 30.9 | 16.5 | 53.5 | 3.2 |
産業用事務所 | 33.4 | 19.0 | 〃 | 2.8 |
・H30年 - つくば市は本庁舎に隣接して「支所」をリース建設 - 高浜と同じリース社
⇒ 建設単価は「26.2万円/㎡」対「高浜-53.5万円」は「倍額」建設が"悪さ"の証し
・これを「他市は関係無い」で済む話でしょうか… 説明責任があり方と思われます…
H30年 | 工事-億円 | 維持管理 | 合計-億円 | 面積-㎡ | 万円/㎡ |
つくば市-支所 | 8.73 | 別途 | 8.73 | 3,330 | 26.2 |
(*「維持管理」はつくば市-自市にて、都度競争入札をもって実施されるとのこと )
<つくば市-リース支所の外観> - 「リース-施設費-約9億円」対「高浜-20億円」
<もし、相場通りの建設なら>
・H26年-鉄骨造-建設相場-19万円/㎡であれば「高浜-リース」は7億円レベル!!
⇒ これが「高浜-リース」施設額は「20億円」とは… 過剰過ぎる業者優遇を強行!
・「高浜」は「他市は関係無い。条件が違う」とだけの説明は疑念も払拭できません…
<建設相場-19万円であれば>
H26年 | 工事-億円 | 維持運営 | 合計-億円 | 面積-㎡ | 万円/㎡ |
高浜リース試算 | 7.0 | 別途 | 7.0 | 3,668 | 19.0 |
・結果 -「リース」は「旧庁舎-解体」と「水増し建設」の合計-20億円超の大損害!
⇒ これを「高浜-行政」は「リースは38万円も安い」と契約は裏切りの極み…
・「維持管理」も20年間 - リース社に丸投げ独占の過剰な優遇は 癒着同然の悪さ…
⇒ 次から次へと "悪さ" の連鎖は止まりません… 「高小」も 「美術館」も…
これら、数十億円超もの大損害は、全て、市民に押付けも 無責任 の極み…
この感覚で「かわら美術館」も 累計-2百億円事業を継続は「高浜」を破壊!!
中央公民館-早期解体以来、高浜-行政は無謬性を喪失の 残念な私物化の連続です…
この乱暴な「行政」を無批判で受入れの 市民もまた責任の一端か… 深刻な事態です…
(最後まで、ありがとうございました)